比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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チョコの日 ②

 

 

八幡side

 

 

シービーとのお昼が終わって、今は午後の授業が始まっている頃だろう。と言ってももうすぐ終わりも近い時間だけどな。トレーナーであれば、今くらいから学園に来ても問題は無い時間だ。俺は朝のレース場の整備の後にちょっとだけ走らせてもらってるから早く行ってるっていうのもある。それに昔から言うだろ、【早起きは三文の徳】って。

 

 

八幡「さて、そろそろ部室の鍵開けておくか。」

 

 

ーーー外ーーー

 

 

ふぅ……学園から部室までの距離って意外とあるんだよなぁ。ウマ娘にしてみれば大した距離ではないだろうが、人からしてみれば遠いって感じるんだよな。

 

 

沖野「おっ、比企谷。奇遇だな。」

 

八幡「沖野さん……」

 

沖野「どうだ、最近の調子は?」

 

八幡「ボチボチ、ですかね。今はまだ力を蓄えてますよ。春のGⅠシーズンが力の見せ所、ですね。」

 

沖野「はははっ、そうだろうさ。それで?お前、今日の戦果は?」

 

八幡「……戦果?何のです?」

 

沖野「おいおい惚けんなよ、バレンタインのチョコだよ、チョコ!貰ってんだろ?幾つ貰ったんだよ?」

 

八幡「一応は貰いましたけど……大体10個は。」

 

沖野「え………そんなに貰ってんのか?」

 

八幡「逆に沖野さんはどうなんですか?」

 

沖野「……ゴルシからアルミホイル球を貰った。」

 

八幡「………はい?」

 

 

え、アルミホイル球?何で?

 

 

沖野「何でって思うかもしれねぇけどよ、アイツ俺に『チョコ渡すの勿体ねぇからあたしが食べといてやったぜ!あっ、お前にそれやるよ!頑張って作ったから感謝しろよな!』ってよ………これがその球だ。」

 

八幡「………いや、メッチャ綺麗じゃないですか。普通に銀の球ですよコレ。」

 

沖野「あぁ。だから喜べばいいのか落ち込めばいいのかよく分からねぇんだよ、感情が。」

 

八幡「なんつぅか……とりあえず、チョコじゃなかったのはドンマイです。ウマ娘のトモを触るのやめたら少しは評判良くなると思いますけどね。沖野さん、ウマ娘の間ではデジタルとは違う意味で変態扱いされてるくらいですから。」

 

 

コレ、本当です。

 

 

沖野「………本気でやめてみるか。」

 

八幡「オススメはします。ただ沖野さんの個性は無くなると思いますけどね。」

 

 

♪~♪~♪~

 

 

沖野「お、授業終わりの予鈴だな。んじゃ比企谷、またその内な。今度飲みにでも行こうぜ。」

 

八幡「俺が奢るの確定でなければ付き合いますよ。」

 

 

さて、トレーニングの準備するか。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

「トレーナー、コレいつもメニュー組んでくれてるお礼です!受け取ってください!」

 

「私達からも!いつもありがとうございます!」

 

「おかげでいつも助かってます!」

 

八幡「ありがとう、鼻血出しながら食べるね。」

 

「それ食べ過ぎですからっ!!」

 

 

ウマ娘がトレーニングやら帰寮やらで多くなって来たからか、通るウマ娘からチョコを貰ったりしてしまう……いや、良い事なのだが、量が多いんだよなぁ。

 

 

モーリス「あっ、トレーナーさん!こんにちはっ♪」

 

八幡「モーリス、学校お疲れさん。」

 

モーリス「はい、トレーナーさんも!あっ、そうだ。えっと………あった!いつもありがとうございます、バレンタインデーでクッキーです!本当はチョコの方が良かったかもしれませんけど、きっとトレーナーさんはたくさんもらうと思ったので、クッキーにしました。」

 

 

貴女が………神か?

 

 

八幡「今日の日記にモーリスが1番頑張ったウマ娘だったって書いておく。」

 

モーリス「え、え?」

 

八幡「今のは冗談だが、その気持ちは正直ありがたい。ありがとう。」

 

モーリス「いえいえ!あっ、それとこれはヒカリちゃんとイスラからです!会える時間が無さそうだから渡してくれって頼まれたんです。」

 

八幡「そうか、分かった。じゃあ2人にもよろしく伝えておいてくれ。」

 

モーリス「はいっ!では先に部室で待ってますね!」

 

 

………良い子だよなぁ。

 

 

パーマー「あっ、居た居た!アルダンさ〜ん、皆〜トレーナー居たよ〜!」

 

八幡「ん?」

 

ライアン「朝から探してたのに、何処にも居なかったからお休みなのかと思ってましたが、ちゃんと来てくれてたようで安心しました!」

 

八幡「どうしたんだ?メジロ御一行勢揃いで。」

 

ドーベル「去年、アンタがメジロ家に来た時に、あたし達にケーキとかお菓子とか色々作ってくれてたでしょ?その、お礼!ただのお礼だから!」

 

ブライト「ドーベルは照れ屋さんですわね〜。」

 

ドーベル「べ、別に照れてなんか……っ!///」

 

アルダン「ですがドーベルの言った事に間違いはありません。私達メジロ家からのバレンタインチョコです。どうぞお受け取りください。」

 

マックイーン「昨日、皆で屋敷に帰って作りましたの。苦労もしましたけど、楽しかったですわ。」

 

ライアン「マックは意外とおっちょこちょいな間違いしてたよね〜♪」

 

マックイーン「ち、ちょっと!言わないでくださいましっ!」

 

八幡「俺は世話になった身だからこんな事をするのは俺の方だと思うが、気持ちも一緒に受け取る。ありがとう。」

 

アルダン「それとこちらは私個人で作りました。兄様、ハッピーバレンタインです。」

 

八幡「ありがとうな、お返しはするから。」

 

マックイーン「因みに何をっ!?」

 

八幡「………和菓子ってどう?食べれるか?お前達のお茶会では合わないと思うが、個人でなら大丈夫だとは思うんだが……それか見た目和菓子で中身がチョコとか。」

 

マックイーン「それでお願いしますわ!」

 

八幡「あの、俺全員に聞いてるんだけど?」

 

パーマー「あぁ~お菓子だったら何でもいいよ?あたし達はそういうのに拘り無いからさ〜、苦手な物以外だったら大体食べれるから。」

 

八幡「よし、マックイーンには普通の食材使って、皆にはカロリー抑えめの食材で同じお菓子作る事にするわ。」

 

マックイーン「それはどういう嫌がらせですのっ!?」

 

 

 




ゴルシ……アルミ球なんてよく作ったな。

マックイーン………段々と遠慮がなくなってきてるような?
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