比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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チョコの日 ③

 

 

八幡side

 

 

さて、ウマ娘達からチョコを受け取る時間が多いからか、少し時間を掛けてしまった。今日のトレーニングは少し軽めにやるつもりだ。フジの阪急杯に向けての追い切りと、ライスとモーリスのスプリングSへのトレーニングだ。と言ってもさっき言った通り、負荷はあまりかけないけどな。

 

 

八幡「済まん、待たせた。」

 

エアグルーヴ「来たようだな。」

 

シービー「まぁ八幡なら少し遅れて来ると思ってたから気にしてないよ~。八幡の事だから生徒の皆からチョコを受け取ってたんでしょ?」

 

八幡「まぁな。」

 

アロー「その持ってる袋を見ただけでも分かるけど、随分と多いわね。」

 

モーリス「そ、そんなに貰ったんですね………」

 

八幡「特別何かしたわけじゃないんだけどなぁ……」

 

フジ「八幡さんが気付いてないだけだと思うよ?」

 

 

……そうかもしれないな。

 

 

八幡「よし、じゃあ始めてくぞ〜。今日のメニューは軽めにしてフジは追い切り、ライスとモーリスは次走に向けて互いに併走、エアグルーヴ、シービー、バクシンオーで直線併せ、アローとアルダンはダートで脚質磨きだ。フジは怪我に気を付けろ。今コズミや跛行なんてしたら、阪急杯を回避どころか高松宮記念の出走も危うくなるからな。」

 

フジ「うん、分かったよ。自分の脚としっかり対話しながら走るよ。」

 

八幡「よし、それじゃあ行くぞ。」

 

 

コース場に向かってそれぞれのトレーニングを行なっている。当然俺は全体を見回す必要があるわけだが、遠くになると見切れない部分も出て来る。そこでエアグルーヴにはサブトレーナー的な立ち位置で見てもらっている事も最近は多い。元々ドーベルに教えていただけあって適切なアドバイスも出来てるから心強い。それにちゃんとあった事を報告もしてくれるから、チームに居なくてはならない存在とも言っていいだろう。まぁリーダーだから当然なんだけどな。

 

 

ーーートレーニング終了後ーーー

 

 

シービー「今日も終わったねぇ〜!八幡、帰ろっ♪」

 

八幡「それは別にいいが、家に来るとか言うなよ?」

 

シービー「あはは〜やだなぁ〜もぉ〜!」

 

八幡「(絶対考えてやがったな……)まぁいい、お前達も早く帰れよ?門限過ぎたらフジやアマゾンが怖いからな?」

 

フジ「あはは、私はそんなに怖い事はしないさ。」

 

 

俺も特にやる事ないし、トレーナー室から荷物持って来て帰るか。

 

 

アロー「トレーナー、ちょっといい?」

 

八幡「ん?アローにライス、それにバクシンオーもどうした?

 

バクシンオー「感謝の気持ちです!!お受け取りくださいっ!!」

 

アロー「コレ、バレンタインのチョコ。お世話になってるから。」

 

ライス「えぇっと……コレ!バレンタインのチョコ、作って来たから食べてください!」

 

八幡「ありがとうな、わざわざ。」

 

ライス「後ね、これも………」

 

八幡「?」

 

 

ライスから渡されたのは紙袋で中身を見てみると、ブレスレットだった。銀のチェーンに透明の宝石の中には小さな青いバラが入っていた。

 

 

八幡「凄いなコレ、何処で売ってたんだ?」

 

ライス「え、えっと……そのブレスレットね、ライスが作ったんだ。やっと完成したからお兄様にプレゼントしようと思って………」

 

八幡「手作りっ!?それでこの完成度か………凄いな。ありがとうなライス、大切に使わせてもらう。」

 

ライス「ホ、ホント!?えへへ、嬉しいなぁ〜♪」

 

アロー「そんな凝ったの作れるんだ、凄いわね。」

 

ライス「そ、そうかなぁ?」

 

 

いや凄いって。しっかし綺麗に作ったもんだなぁ………これは本当に大切に使わないとダメだな。

 

 

ーーー校門前ーーー

 

 

八幡「んで、何でこんなに大勢寒い中校門前に集まっていらっしゃるんですかね?」

 

ルドルフ「いや何、君に渡そうと思っている物があるから此処で待っていたのだよ。」

 

エアグルーヴ「会長と同じく、だ。」

 

ブライアン「………」

 

ハヤヒデ「妹が世話になっているから、そのお礼とお詫びも兼ねてな。」

 

オグリ「トレーナーには美味しいものをご馳走になったからな、せめてものお返しだ。」

 

クリーク「オグリちゃんと一生懸命、一緒に作ったんですよ〜。」

 

ファイン「渡す暇、あんまり無かったしね〜。」

 

フラッシュ「この時間なら、渡せると判断しました。」

 

ブルボン「チョコ作り、中々難しかったです。」

 

フジ「これくらいはしないとね。」

 

 

………いっぱい待ち伏せてるじゃん。

 

 

シービー「こんなに居たんだ〜……八幡、あたしは先に帰るね〜。何だか今日は無理そうだし。」

 

八幡「その気持ち、ちゃんと受け取っておく。」

 

 

それから俺は順番にチョコを受け取る作業に徹していた。俺、今年は何個貰ったんだ?数えるの途中でやめたしな。

 

 

そして最後は………

 

 

フジ「えっと……ど、どうぞ、八幡さん。ハッピーバレンタイン///」

 

八幡「……お前がそんな顔をするって中々無いよな、流石に恥ずかしい、のか?」

 

フジ「う、うん……まぁ、ね///」

 

八幡「けど、ありがとな。味の感想って必要か?」

 

フジ「い、いいよそんなの!食べてくれるだけで充分だから!それと、これからもよろしくね、八幡さん!」

 

八幡「(どうしてこのタイミングでいうのかは分からんが、聞くのは野暮だよな。)あぁ、よろしくな。」

 

 

エアグルーヴ(フジ……やはり攻めんか。まぁ予想はしていたが、八幡も意外と鈍感なのか?この2人を見てると、じれったいと思うのは私だけではない筈だ。)

 

 

 




ーーーおまけーーー


八幡「ふぅ……今日も終わった終わった。けどどのチョコから「すいません〜ん、お届け物なんですけど〜。」あ、はい。」

「こちらにサインをお願いします。」

八幡「はい。(ん?アメリカから………先生とプロフェッサーからか。それからこっちは?アイルランド?名前は………ピルサドスキーじゃねぇか!!)………どうぞ。」

「ありがとうございます、ではこちら荷物になります。ありがとうございました〜!」

八幡「………先生のから食べよっと。」


八幡、一体幾つチョコを貰ったんだ!?
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