比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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休みなのに……

 

 

フジside

 

 

フジ「八幡さんが自分の用事で休みにするなんて滅多に無かったよね、エアグルーヴの時はあったかい?」

 

エアグルーヴ「いや、私の時も殆ど無かったな。それに八幡が外に関係を持ち出すような性格には見えないしな。八幡が外せないと言ったのだ、大事な事なのだろう。」

 

フジ「そうだね。今日は貴重な臨時の休日だと思って羽を伸ばそうか。それに寮長の仕事も前の日に片付けておいたから、余裕はあるしね。」

 

エアグルーヴ「ならば街にでも行くか?それ程行く機会も無いのだ、今なら誰にも文句は言われまい。」

 

フジ「良いね!行こうか!」

 

 

エアグルーヴ(八幡の前でもこのくらい素直だったら良いのだが……仕方あるまい。)

 

 

久し振りかもね〜街に行くのはっ!

 

 

ーーー商店街ーーー

 

 

「キャー、フジキセキさんにエアグルーヴさんよ!3冠ウマ娘とトリプルティアラウマ娘の2人!!」

 

「凄い、本物!!」

 

「あぁ〜麗しい………」

 

「それに美しい………」

 

フジ「あはは、どうも皆さん!今日はプライベートだからお手柔らかにねっ♪」

 

エアグルーヴ「……やはり注目されるな。」

 

フジ「良いじゃないか、私達は夢を与える事だって大きな仕事の1つなんだから。それに、聞こえた?」

 

エアグルーヴ「?何をだ?」

 

フジ「さっきのとは違う人が言ってたんだけどね?『名トレーナーの比企谷が育てた2人。』って聞こえたんだよね。いやぁ〜嬉しいね♪」

 

「フジキセキさん!次の高松宮記念、頑張ってくださいね!応援してます!!」

 

「私は直接観に行きます!!」

 

「エアグルーヴさんもドリームトロフィーリーグ、頑張ってください!!」

 

「トゥインクルシリーズみたいな走り、心待ちにしています!」

 

フジ「あはは、これは参ったなぁ……」

 

エアグルーヴ「これでは買い物どころではないな。」

 

 

まさかこんなにも集まって来るなんてね……完全に予想外だね。でも、最近はお茶会もしていなかったし、なんか少し楽しいかもね♪

 

それに直接ファンの声を聞けるし、良い事だよね。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

フジ「ふぅ、良い物がたくさんあったね。」

 

エアグルーヴ「あぁ、偶にはこういうのも悪くはないな。休みの日は偶に外出を心掛けるとしよう。」

 

フジ「そうだね。」

 

 

そして私達は近くの公園で少しだけ休む事にした。

 

 

エアグルーヴ「やはりまだ少し肌寒いな……」

 

フジ「もう少しで春分だし、今だけだよ。んんぅ〜……うん、空気も美味しいね。」

 

エアグルーヴ「……フジ、少し聞いてもいいか?」

 

フジ「うん、何だい?」

 

エアグルーヴ「お前の事なのだが……」

 

フジ「私の?うん、それで?」

 

エアグルーヴ「……単刀直入に聞くが、八幡の事は異性として惚れているのだろ?」

 

フジ「っ!?な、と、とと、突然何をっ!?///」

 

エアグルーヴ「単なる確認だ。」

 

フジ「………うん///」

 

エアグルーヴ「そうか。なら次だ、攻めるわけではないが、どうしてアタックをせんのだ?お前なら幾らでもやりようがあると思うのだが?」

 

フジ「だ、だって……どうすればいいか分からないんだ。ほ、ほら!今までそういう経験とは無縁だったんだよ!?自覚しても、何をしたら良いのか分からなくて………///」

 

エアグルーヴ「……お前は見た目以上に中身が乙女だったようだな。」

 

フジ「わ、悪かったよ中身が乙女でっ!」

 

エアグルーヴ「まぁ何にせよ、お前が何故そこまで奥手なのかは理解した。しかしだ、このままではジリ貧だ、ラチが開かん、いたちごっこだ。少しでも良い、何か行動を起こすべきだ。シービー先輩の真似をしろとは言わんが、あれに近い事をやってみてはどうだ?」

 

フジ「う、腕に抱き着くを?」

 

エアグルーヴ「そのランクを下げて手を繋ぐ、服の袖口を掴む、というはどうだ?」

 

フジ「……それ、逆に恥ずかしくないかな?」

 

エアグルーヴ「ならばお前はどう行動するのだ?」

 

フジ「え……じ、じゃあ例えば………肩を並べて座ったり?部室やトレーナー室のソファとかで。」

 

エアグルーヴ「ふむ、悪くはないな。」

 

フジ「話をしながら散歩をしたり……」

 

エアグルーヴ「ふむ………」

 

フジ「八幡さんのお手伝いをする、とか?」

 

エアグルーヴ「何故提案を出す度にグレードが下がっていくのだ………」

 

フジ「えぇ!?」

 

エアグルーヴ「何を驚いている!驚きたいのはこちらの方だ!最後の提案に限ってはいつでも誰でも出来る事ではないか!!もっと普段では出来ない、それこそ恋人らしい行動を想像せんか!!」

 

フジ「そ、そんな事を言われても………」

 

エアグルーヴ「例えばだ、お前と八幡が既に付き合っている過程で想像してみろ!その方が色々と想像もしやすいだろう。」

 

フジ「う、うん……」

 

 

は、八幡さんと私が………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フジ「えっと……き、喫茶店に行って食べさせ合いは………ど、どうなのかなぁ?」

 

エアグルーヴ「……お前はどう思う?」

 

フジ「わ、私?そりゃ恥ずかしいけど………ちょっと夢あるなぁ、なんて…あはは///」

 

エアグルーヴ「よし、次はそれだ。」

 

フジ「えっ!!?」

 

エアグルーヴ「次は喫茶店に行って食べさせ合いだ、これは決定だ。」

 

フジ「ちょ、ちょっと待ってよ!何でいきなりそんな「ん?フジにエアグルーヴ?」事を……え?」

 

八幡「よう、買い物か?」

 

タリアト「久しいな、フジキセキにエアグルーヴ。」

 

マンノウォー「久し振りだな!」

 

 

あああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!?

 

 

 




フジに似合わぬ大きな(心の)叫びが………
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