比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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喫茶店での出来事

 

 

フジside

 

 

八幡「………」ズズゥ∼…

 

タリアト「ふむ、中々良い店だ。」

 

エアグルーヴ「えぇ、風情も良いです。」

 

マンノウォー「あまりこういう所には入らないからな、トレセン学園とはまた違うな。」

 

フジ「………」ソワソワ…

 

 

な、何で……何でこうなったんだろう?私はただ今日のトレーニングがお休みだから友人を誘って買い物に来ただけなのに、それが何で………

 

 

タリアト「しかし、昨年はよくやったものだなフジキセキ。距離の適性が不充分にも関わらず、よく3冠を獲れたものだ。見事なものだ。」

 

フジ「あ、ありがとうございます!」

 

マンノウォー「しかしその後も中々面白い映像が見られたぞ?ダービーの時と同じだったがな。」

 

八幡「フジが1歩も動けない状態だったんですから仕方なかったんですよ。」

 

フジ「………///」

 

タリアト「だが八幡、お前に似合わない行動だな。だがお前らしい行動ではある。ウマ娘の事を第一に考えていなければ出来ない行動だ、流石だ。」

 

八幡「いえ、当然ですよ。俺が持つチームで怪我は極力出したくありませんので。」

 

タリアト「お前らしいな……時にフジキセキ、八幡から聞いたが次走は高松宮記念のようだな。半分以上の短縮でどうなるかは分からんが、健闘を祈ってる。」

 

フジ「は、はい!」

 

 

今は何というか……質問や応援をされてもまともな返答が出来ないよ!それに今はこの状況のせいでまともに考える事も出来ないよ!

 

 

エアグルーヴ「しかし、今回はご予定されていた来日だったのですか?八幡がトレーニングの予定を中止にしたくらいですから、急な予定だったのですか?」

 

マンノウォー「いや、前々から「師のわがままでな、急な来訪をせざるを得なかったのだ。」むぅ……」

 

タリアト「大体、愚痴を言ったその日に日本行きの飛行機の予約をするなんて思わなかったぞ。それにだ、師はまず10時間以上も時差があるのに迎えを引き受けた八幡に感謝すべきだろう。恐らく私が連絡をした時の日本の時刻は夜だぞ?」

 

マンノウォー「それでも来てくれる可愛い孫弟子なのだ、可愛がってやらねばな!」

 

タリアト「はぁ………」

 

エアグルーヴ「よく分かりました……」

 

タリアト「済まんな、どうも師は八幡の事になると頭が回らなくなる傾向にあるようなのだ。所でフジキセキ、君はさっきから少し気を張っているように見えるが、何かあったのか?」

 

フジ「え、いえ!そんな事はありません!」

 

タリアト「……ならば構わないが、以前の君であればもっと自然体でいられたと思ったのだが?」

 

フジ「あ、あはは……お恥ずかしい。」

 

八幡「体調でも悪いのか?」

 

フジ「う、ううん!そんな事無いよ!それに体調が悪かったら出歩いてないしね!」

 

八幡「ふむ………それもそうか。」

 

 

〜っ!!八幡さんの隣に居るっていうだけで緊張しちゃう……エアグルーヴがさっきあんな事言ったせいだよ!そうでなきゃこんなにも意識する事なんて無かったのにっ!!

 

 

マンノウォー「っ!ふふふっ……」

 

タリアト「?どうしたのだ、師?」

 

マンノウォー「いや何、少し面白い事を閃いたのでな。フジキセキよ、少し手間を取らせてもいいか?」

 

フジ「え?はい、勿論。」

 

 

ーーー喫茶店・外ーーー

 

 

フジ「それで、お話ですか?」

 

マンノウォー「まぁ、そうとも言う。フジキセキ、お前八幡に惚れているな?」

 

フジ「なっ!?///」

 

マンノウォー「その反応で理解した。成る程、中々見る目があるではないか。」

 

フジ「な、ななな、何故お分かりにっ!?」

 

マンノウォー「何故、か……自分にもよく分からん。だが何となくお前の気持ちを理解した、とでも思って欲しい。しかし成る程な、孫弟子に恋か。」

 

フジ「あ、あの……出来れば八幡さんには///」

 

マンノウォー「そんな不粋な真似はしない。それにだ、八幡に惚れる女に悪い女など居ない。きっかけはやはり菊花賞か?」

 

フジ「……はい。八幡さんが歩けなくなった私を抱えてくれた時に、3冠を獲った事の賛辞と……その、凄く優しい笑顔を私に見せてくれたんです///」

 

マンノウォー「ほう、笑顔………」

 

フジ「その顔を見てから……その、少し意識をするようになってしまいまして。チームメンバーの一部からも、『奥手過ぎる!』や『もっと攻めろ』と言われる始末でして………///」

 

マンノウォー「私はその現場を見ていないから分からんが、君自身はそうは思っていないのだな?」

 

フジ「はい、寧ろちょっと距離感を確認するようにはなりました。八幡さんに不快な思いはさせたくないので。八幡さんによく抱き着くメンバーも居るので。」

 

マンノウォー「そうか………まぁ何にせよ、お前が八幡に想いを寄せているのは理解した。私は遠くから見守っておく事にしよう。外野があれこれと手出しするのは、さっきも言ったように不粋だからな。」

 

 

マンノウォーさん………とても良い人だっ!!

 

 

マンノウォー「だが行動をしなさ過ぎるのも問題になってくる。時にはアプローチも大切だ。それに八幡は弟子の話では色恋沙汰に興味や関心すらないと聞く。難しいとは思うが、まずはその感情を引き出してみろ。八幡に自分は興味を持たれているのだと自覚させてやるのが1番の近道だと私は思うぞ。」

 

フジ「は、はい!頑張ります!」

 

 

 




実はフジキセキさんの母系の血の中にはマンノウォーさんの血が入ってるんですね〜。母の母の父の父の父の父の父がマンノウォーさんなんですね〜。
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