比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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3話目です!

今回の話ではウマ娘は登場しません。




模擬レース当日

八幡side

 

 

トレセン学園に来て1日が経って、気持ちの良い朝を迎えている。昨日はあれから少し話した桐生院(実は同期だった。)と東条先輩、そして男のトレーナーの人達に随分と世話になった。そして今日は模擬レースの日なのだが、始まるまでまだまだ時間がある。俺は何をするべきか………

 

メニュー作りをするのも良いが、学内を見るのも悪くはない。それに俺は昨日来たばかりでまだこの学園の理事長に会ってない。だから挨拶に行く必要もあるだろう。ともなれば………学園長へ挨拶に行くのと、この学園の把握だな。その方が理に適ってる。街も見て回りたいが、まぁそれは今でなくても大丈夫だろう。

 

 

ーーートレセン学園内ーーー

 

 

コースは見て回ったが、学内を見るのは初めてだったな。やっぱ校内見取り図を見た方が手っ取り早いよな。今日もウマ娘達は授業があるから、なるべく教室のある通りは避けるようにしないとな。

 

 

たづな「あら、比企谷トレーナー!おはようございます!」

 

八幡「っ!あぁ駿川さん、おはようございます。」

 

たづな「このような場所でどうされたのですか?」

 

八幡「いや、一応俺もトレーナーになったんで、この学園内の事を覚えようと思って………それで先ずは何処に何があるのか見てみようと思って見取り図を見てたんです。」

 

たづな「成る程、そうだったんですね。なら丁度良かったです!比企谷トレーナー、私はこれから理事長室に行くのですが、よろしければご挨拶しに行きませんか?」

 

 

寮から出る前に決めておいた事でもあるし、昨日は出来なかったからな、今しておいた方が良いだろう。

 

 

八幡「はい、お願いします。」

 

たづな「はい、分かりました。ではご案内しますね。」

 

 

ーーー理事長室ーーー

 

 

たづな「こちらが理事長室となっております………理事長、たづなです。」

 

理事長『許可っ!入ってよろしい!』

 

たづな「失礼します。」

 

八幡「失礼します。」

 

理事長「質問っ!たづなよ、そちらに居るのはどちら様かな?もしや先日言っていた新トレーナーか?」

 

たづな「はい、当学園のトレーナーとして配属になりました比企谷八幡さんです。昨日、お見えになりました。」

 

八幡「比企谷八幡です、昨日は挨拶できなくてすみませんでした。」

 

理事長「無用っ!!謝罪の必要はない!!君にも都合があったのだろう、今日来てくれたから問題ないっ!!私はこの学園の理事長をしている秋川やよいだ!!」

 

 

独特な言葉遣いをするんだな………

 

 

八幡「よろしくお願いします。」

 

秋川「歓迎!!」

 

たづな「それと理事長。比企谷トレーナーはこの学園には昨日来たばかりです。なので、私がこの学園内を案内してもよろしいでしょうか?」

 

 

え?

 

 

秋川「採用っ!!その方が比企谷トレーナーも覚えやすいと思う!たづなよ、任せたぞ!」

 

 

こうして俺は駿川さんに学園を案内してもらう事になったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たづな「では、何処から参りましょうか………比企谷さんは知りたい場所や行ってみたい場所はありますか?」

 

八幡「昨日はコースを見たので、室内でトレーニングできる場所を見ておきたいです。」

 

たづな「分かりました、ではご案内します。」

 

 

ーーートレーニングルームーーー

 

 

たづな「こちらは筋力アップを中心に行うトレーニングルームです。主に怪我をして走れないウマ娘が使用する事が多いですが、それ以外にも使うウマ娘達はいますので、此方に訪れる頻度は少なくないと思います。」

 

八幡「成る程………」

 

 

ーーープール施設ーーー

 

 

たづな「こちらはプール施設です。長水路50mプールに飛び込み台付きとなっています。持久力を鍛えるのにもってこいですよ!それと比企谷トレーナーなら大丈夫だとは思いますが………」

 

八幡「?何ですか?」

 

たづな「幾らトレーナーだからといって、ウマ娘の身体を凝視し過ぎないようにして下さいね?」

 

八幡「………そういうトレーナーが過去に居たと?」

 

たづな「残念ながら。」

 

八幡「分かりました、気を付けましょう。」

 

 

ーーー図書室ーーー

 

 

たづな「此処は見ての通り図書室です。レースの本は勿論の事、それ以外にも様々な本がありますので、勉学をするのには最適な空間となっています。」

 

八幡「ふむ………」

 

たづな「それと、この室内では大きな声を出さないようにお願いしますね。」

 

八幡「まぁ、図書室では常識ですね。」

 

 

ーーー保健室ーーー

 

 

たづな「こちらは保健室です。こちらでは怪我をしてしまったウマ娘を応急処置ではありますが、治療する事ができます。もし軽い怪我がありましたら、すぐに此処に来て下さいね。」

 

八幡「因みに治療は誰がするんですか?保健医が居るんですか?」

 

たづな「居るのですが、出来ればトレーナーがしてあげるのが1番ですね。担当ウマ娘に関して1番分かっているのは担当トレーナーですから。」

 

八幡「まぁ、異性に触られるのが嫌いでなければそうしましょう。」

 

 

ーーー食堂ーーー

 

 

たづな「こちらは食堂となっています。ウマ娘達の昼食がメインとなっていますので、トレーナーの皆様はこちらでは滅多に召し上がりません。食べる方もいますが、ご自身のお弁当をご持参してというパターンが多いです。」

 

八幡「そのトレーナー達はお昼何処で食べてるんですか?」

 

たづな「用意されているトレーナー室で取るのが殆どですね。」

 

八幡「じゃあこれからは俺もそうなりそうだな。」

 

 

ーーーコースーーー

 

 

たづな「昨日来ていたのでご存知だと思われますが、トレーニングコースです。坂路、ウッドチップ、芝、ダートの4種類があります。」

 

八幡「遠くから見てても分かりましたが、本当に良い設備ですよね。」

 

たづな「はい!当学園自慢のポイントですから!」

 

八幡「今日の放課後は、此処で模擬レースが行われるんですよね。」

 

たづな「はい。今日は大切な模擬レースの日ですから、比企谷トレーナーにとっても重要な日になりますよ。」

 

 

ならしっかりと、ウマ娘達の走りを見ておかないといけないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はゲームでお馴染みのちびっこ理事長の秋川やよいさんでしたね。無茶苦茶な事してるのに、憎めないキャラしてますよねww

たづなさん、大変でしょうけど頑張って下さい。


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