比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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幽霊達の昼餐?

 

 

八幡side

 

 

八幡「……そんで?教えてくれるのか?この部屋が誰も居ないのにも関わらず、こんなに落ち着かない理由を。ねぇカフェさん………お友達も。」

 

カフェ「……トレーナーさん、その……あまり怒らないであげてください。悪気があった、わけじゃないんです。そうだよね?」

 

お友だち『っ!!』コクコクッ!!

 

八幡「それはいいからどうしてこうなってるのか教えてくれる?」

 

カフェ「……まず、お友達がトレーナーさんのお料理の事について、触れ回ってたんです。『すっごく美味しかった!』『何杯でもイケる!』『幸せの味はああいうのをいうっ!』と。そのせいで、他の子達がそれを目当てにこの部屋に集まってしまったといいますか………」

 

八幡「……今何人くらい居るの?」

 

カフェ「えっと………20人くらい、ですね。」

 

八幡「そんなに居るのか!?おいお友達、お前どんだけ触れ回ったんだよ………嬉しいのは分かるけど、程々にしてくれよ。」

 

お友だち『………///』テレテレ

 

カフェ「照れてる場合じゃない、どうするの?こんなにたくさん集まってしまったんだよ?」

 

八幡「なぁ、この部屋にいる奴等って全員飯目当てなのか?それ聞いてくれないか?」

 

 

ザワザワ…ザワザワ…

 

 

………何だろう、今少しだけ俺に対して物申すような空気になったんだが………気のせいか?

 

 

カフェ「………そのようです。」

 

八幡「気のせいじゃないかぁ……分かった、とりあえずなんか作る。そうでないとコイツ等怒って俺に何してくるか分からん。けどその前に食材だな。トレセン学園のを使うわけにはいかないから買いに行くか。」

 

カフェ「手伝います。貴女はその子達を見てあげて、今日はトレーナーさんの為に、働いて。」

 

お友だち『っ!!』コクコクッ!!

 

 

さて、行きますか………

 

 

ーーーデパートーーー

 

 

八幡「思ったんだけど、人数分作った方がいいのか?だとしたら凄い量になるぞ?」

 

カフェ「そうですね……お供え物であれば、1人1人に用意した方が効果的になります。しかし今回は人数が多いですし、トレーナー室では置ける場所が限られます。なので、大きなお皿にメインを盛り付けましょう。後は白米やお味噌汁を人数分といったところでしょう。」

 

八幡「それでも大作業には変わらない、か。けど味占めて頻繁に来るようになったら?」

 

カフェ「……彼女達もトレーナーというのが忙しいというのは分かっていると思うので大丈夫だとは思いますが、念の為に私からも言っておきます。」

 

八幡「こればっかりは本当に頼むぞ。」

 

 

ーーー数十分後・トレーナー室ーーー

 

 

八幡「よし、じゃあ作りましょう。簡易キッチンがあって本当に良かった、カフェテリアでは作りたくねぇしな。」

 

 

理由は分かるだろ?言わせないでくれよ?

 

 

カフェ「トレーナーさん、シェフの方に頼んで食器を用意してもらいました。」

 

八幡「あぁ、ありがとうな。」

 

 

まさかこんな事で料理をするとは思わなかったが、簡素な料理でいいだろう。まぁ手は抜かないけど。

 

 

八幡「あれ、そういやお友達は?なんか気配を感じないんだが?」

 

カフェ「お友達でしたら、外で見かけました。全員で走っていましたよ。お腹が減らないから走っても意味は無いのですが………」

 

八幡「気持ちの問題的な?」

 

カフェ「だと、思います。」

 

八幡「………やっぱお友だちってユニークだよな。」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「カフェ、アイツ等呼んできてくれ。」

 

カフェ「分かりました。念話してみます。」

 

 

そういう事って出来るのか………ていうか増やしたりしてないよね?もし増やしてたら、お友達怒るよ?俺怒るからね?此処には20人分しか用意してないんだからな?

 

 

カフェ「……すぐ行く、と言っていました。」

 

八幡「増えてない事を祈る。」

 

カフェ「それは無いと思います。お友達も、トレーナーさんが、本当に困る事になるような事態は、嫌だと思うので。」

 

八幡「もうなってるけどな。」

 

 

………ん?なんか変なのが近付いてる?

 

 

カフェ「来ましたね、それも凄い速さです。」

 

八幡「どんだけ楽しみだったんだよ……」

 

 

バァンッ!!

 

 

八幡「うおっ!?ビックリってえぇ………」

 

カフェ「………」

 

 

なんか目の前に黒い靄みたいなのが見える……でも何でだろう、怖さを感じない、というよりもなんか滑稽に見えてしょうがない。だってさ……明らかにつっかえてんだもん。見ろよカフェのこの顔、何とも言えない顔してんぞ。

 

 

八幡「………お前達、バカなの?」

 

カフェ「いくら料理が楽しみだったからって、一気に入ろうとし過ぎ。つっかえるのも当然………」

 

八幡「はぁ……取り敢えず順番に入って来い。カフェ、済まないが頼む。」

 

カフェ「分かりました。」

 

 

おそらく1人ずつ順番に案内されていると思う。なんか入り口の黒い靄が消えてって、室内に落ち着かない雰囲気が再び戻った。ていうかお友達、お前もちゃっかり混ざってんのな。

 

 

カフェ「じゃあ皆、トレーナーさんが作ってくれたから感謝して食べる。それと、トレーナーさんは忙しいから毎日来るのはダメ。ちょっかいを出すのもダメ。分かった?」

 

『〜!!!』

 

カフェ「それじゃあ……いただきます。」

 

 

いただきます。

 

 

………この事はライスやモーリスには言わないでおこう。うん、絶対。

 

 

 




お友達………
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