比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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2000ギニー

 

 

八幡side

 

 

さて、今は夜の9時になる前だ。もうすぐシービーからの連絡が来る頃だ。というのも、明日の15時……つっても日本時間で23時半くらいにアイリッシュ2000ギニーを走る日だからだ。そして何故から知らんが、明日はウチのメンバー全員が外泊届を出して俺の家に泊まりに来る予定だ。ねぇ何で?寮で見るという判断は無かったの?

 

 

♪〜♪〜

 

 

おっ、来た!シービーからだ………

 

 

八幡「おうシービ『こんばんは〜八幡〜♪会いたかったよぉ〜♪』はいはい、あんまり大声出すなよーこっちは今夜中なんだから。」

 

シービー『ごめんね八幡?でもさ分かってくれるよね?あたし八幡に会いたくてしょうがなかったんだからさ〜!』

 

八幡「うん、そっか………ところでそっちの暮らしはどうだ?慣れたか?」

 

シービー『流したのは触れないでおくとして、時差には慣れたし食生活にも慣れたよ。それにトレーニングをしている内にバ場にも慣れたから、明日のレースは楽しみにしててよ♪』

 

八幡「そうか、なら楽しみにしてる。1,600mの戦いだが、お前なら大丈夫だろう。ただし気を付けろよ、今回は全てカラレース場で行われるが、プレートコースとダービーコース、そして内回りコースの3つに分けられている。今回はその全てを経験する事になる。そして最初に走る2000ギニーは直線コースになるんだが、お前にとっては1番の鬼門になると思う。」

 

シービー『え、何で?』

 

八幡「直線だからだ。コーナーもあるにはあるが、そこだけなんだ。だから駆け引きは1度だけしか使えない。だから2000ギニーは作戦というよりもお前個人のポテンシャルが物をいうレースになる。」

 

シービー『そっかぁ……あたしの力が勝利に繋がるのかぁ。なら1番勝てるレースだね♪』

 

八幡「随分自信あるな?』

 

シービー『だって八幡の担当ウマ娘だよ?負ける理由が無いじゃん。』

 

 

すげぇ、本当に自信に溢れてる……

 

 

ーーー翌日・八幡宅ーーー

 

 

八幡「皆大丈夫か?眠かったりしないか?」

 

モーリス「1度寝ましたので大丈夫です!」

 

エアグルーヴ「問題無い、起きていられる。」

 

フジ「うん、眠かったら八幡さんに寄りかかれば大丈夫だから問題無いよ。」

 

八幡「おい?」

 

フジ「ふふふっ、冗談さ♪」

 

ライス「何とか、大丈夫だよ………?」

 

アルダン「私も少しだけ寝ましたので、今は眠くありませんので大丈夫です。」

 

バクシンオー「私は元気ですよぉ~!!」

 

アロー「夜は強い方だから平気。」

 

 

昨日の電話から翌日経った今、23時の夜中だ。今、テレビでも中継されてるアイリッシュ2000ギニーに参戦するシービーの応援をする為だ。まぁ俺の家だから大きな声は出せないんだけどな。

 

 

エアグルーヴ「まさか八幡の初めての海外挑戦がシービー先輩になるとはな……」

 

八幡「ん?海外に行きたかったか?」

 

エアグルーヴ「いや、そういうわけではない。」

 

フジ「でも八幡さんは考えているんじゃないのかい?海外のレースに挑戦っていうのは。今回が初めてだけど、今後も挑戦するつもりなんでしょ?」

 

八幡「勿論そのつもりだ。まぁ参加するのはそのウマ娘との相談も必ずするけどな。」

 

ライス「それって、誰にするか決まってるの?」

 

八幡「皆に可能性あるぞ?まぁエアグルーヴはトゥインクルシリーズ卒業してドリームトロフィーに移籍してるから、エアグルーヴは無理だけどな。」

 

モーリス「私もその話されました!トレーナーさんから海外に挑戦させたいって!」

 

八幡「はいはい、その話はまた今度だ。今はシービーの応援な?海外初挑戦という事もあって、今のシービーの人気は低いんだから。」

 

フジ「どのくらいの人気なんだい?」

 

八幡「全員で12人立てなんだが、その中で9番人気だ。まぁ無理も無い、日本で重賞は勝ってるが、GⅠを勝ってるわけじゃないからな。注目されないのも当然だ。」

 

モーリス「じゃあいっぱい応援しないとですね!」

 

 

ーーー発走時間ーーー

 

 

実況『さぁ今日のメイン、2000ギニーの時間です。今年は日本からミスターシービーが参戦して来ました!ミスターシービーはあの【天眼】が送り出して来た刺客とも言えるべき存在!9番人気とはいえ、我々に取って脅威になるでしょう!さぁ枠入りが続く……』

 

 

落ち着いてるな……いや、違う。あれは早く走りたくてウズウズしてる時の顔だ。

 

 

実況『さぁ体制整いました!!アイリッシュ2000ギニー………スタートしました!!遅れたのは誰も居ない、ミスターシービーは1番後ろ、最後方からのレースとなりました!ここからどんなレースを見せてくれるのか!?』

 

 

フジ「大丈夫なのかな?幾ら適性が追い込みとはいえ、ヨーロッパのバ場は日本に比べて固いからパワーがいるんでしょ?」

 

八幡「そうだな。それに緩やかなカーブが1つだけだから追込には不向きかもしれない。けど直線はそれなりに長いから、追いつけない事は無いと思う。」

 

ライス「あわわわ……が、頑張ってシービーさん!」

 

 

実況『さぁ残り400mを切って一気に動き出した!!先頭はイオールン!後ろからはサイレントデイル、エトワイラーも追い込んで来ている!!他のウマ娘はどうだ!?1番大外からミスターシービー凄い脚だ!!!』

 

 

モーリス「な、何ですかアレッ!?」

 

ライス「す、凄い脚………」

 

アルダン「なんて追込でしょう………」

 

 

実況『ミスターシービーあっという間に先頭!!リードをどんどん広げていく!!後ろにはサイレントデイルとイオールンが2着争い!!残り100mを切っても、ミスターシービー余裕の走り!!ミスターシービー余裕の笑みを浮かべながら今ゴールイン!!!信じられないっ!!!何というウマ娘だっ!!!強過ぎるっ!!!ミスターシービーが、このアイリッシュ2000ギニーを制しました!!!』

 

 

八幡「………余裕だったな。」

 

フジ「うん、ホントだね。」

 

エアグルーヴ「それに笑っていたぞ………」

 

八幡「流石はルドルフ並の素質を持っているだけの事はある。場所を変えてもこの強さとはな………」

 

バクシンオー「まさかこれ程とは………素晴らしいバクシンでしたね!!」

 

八幡「あぁ、確かに。」

 

 

だが何はともあれ、これで1冠目だな。

 

 

 




シービー、最初の1冠は楽勝勝ち!

そして八幡、祝!初海外勝利!
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