比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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昨日は出せなくてごめんなさいです………


春最後のGⅠ

 

 

ーーーーーー

 

 

実況『さぁ、ファンファーレが終わって大歓声に包まれている東京レース場。今日このGⅠレースが終われば東京レース場で行われるGⅠレースも一時の終わりを迎えます。思えば東京のGⅠはマイルから始まりマイルで終わりを迎えています。ヴィクトリアマイルと並んで安田記念でマイル王に輝くのは、果たして誰なのかっ!?』

 

実況『1番人気はやはり3冠ウマ娘の6枠12番フジキセキ、高松宮記念の雪辱を果たせるか!?2番人気は7枠13番トロットサンダー、昨年のマイルCSの覇者が満を持して参戦です!3番人気には去年の覇者、ハートレイクとなります!!しかし他のウマ娘にも充分チャンスはあります!スピードとパワー犇き合う安田記念、間も無く発走です!!』

 

 

フジ(皆、悪いけど今ばっかりは優しい寮長フジキセキではいられないんだ。勝ちに行かせてもらうよ。)

 

 

フジから発せられるオーラの影響からか、ゲート入りを拒むウマ娘が多い。当のフジキセキは偶数番号の関係もあり、まだゲートの外で待機している。そのオーラに気圧されているウマ娘達の中でゲート入りを拒んでいるウマ娘は係員に促される形でゲート入りをしていた。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

実況『さぁ漸く全員ゲートに収まりました!!それでは参りましょう、春のマイル王決定戦!東京1,600m、GI安田記念………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッコン!!

 

 

実況『ゲートが開いて飛び出した!しかしバラッとしたスタート!!前に行ったのはGⅠ初挑戦トウホーケリー、その後ろからヒシアケボノとフラワーパーク、内からフジノマッケンオー!様子を伺いながら3冠ウマ娘フジキセキ復活なるか!?ヤマニンパラダイスとタイキブリザードがその後ろ、内にピコーペガサスと並んでトーワウィナー、その後ろメイショウユウシ、ジェニュインと内にマドモワゼルが続いて、外からヒシアマゾンがスルスルと上がって行きました!そして続くようにトロットサンダーとゼネラリストも上がって来る!!ダンスパートナーが真ん中にいて、後ろから2番手にハートレイク、最後方にオースミタイクーンとなりました!此処で第3コーナーに差し掛かりました!!』

 

 

フジ(魅せるよ、此処で……『キセキ』をっ!!)

 

 

実況『さぁ全員が大欅を通り過ぎて、残り半分を過ぎてこれから第4コーナーに向かって行きます!先頭ヒシアケボノ、リードを保ったまま!後ろからはフジノマッケンオーとトウホーケリー、そしてその外からフジキセキ一気にまくって上がって来る!!さぁここからどんなレースが、どんな展開が待ってるのか!?府中の直線此処からが勝負!!』

 

 

フジ(さぁ行くよ!!)

 

八幡(よし、ぶち抜けっ!)

 

 

実況『さぁ先頭ヒシアケボノだがリードはもう殆ど無い!!中からフジキセキ、フジキセキが凄い脚で上がって来ているぞ!!後方からは追い込んでくるのは誰だ!?フジキセキが先頭に立って単独先頭!!2番手にヒシアケボノ、大外からトロットサンダー猛追っ!!しかしフジキセキ並ばせない!1人旅の状態で3〜4バ身引き離している!!これは完全に千切れた!!先頭は12番、フジキセキ〜!!フジキセキ先頭ゴールイン!!』

 

 

フジ「やった!!」

 

 

実況『3冠ウマ娘、復活!!!12番のフジキセキ!!これがフジキセキです!!後ろのウマ娘を近付けさせない見事な走りでした!!』

 

 

フジ「はぁ……はぁ……よしっ!!」

 

アマゾン「はぁ〜……負けたよフジ、やっぱりとんでもない走りをするね、アンタは。」

 

フジ「ありがとうアマゾン。」

 

アマゾン「得意距離なだけはあるね、あたしは追いつけもしなかったよ。これが中距離か長距離だったらアタシにもチャンスはあったんだけどね〜。」

 

フジ「その時が来ても、負けないよ。」

 

アマゾン「まっ、あたしはここいらで失礼させてもらうよ。こっから先はアンタだけの舞台だからね。」

 

 

そう言ってアマゾンと他の16人は府中の芝から地下へと向かっていった。残ったのは安田記念を先頭で駆け抜けたフジキセキただ1人だけだった。そのフジキセキは観客の声援に応えながら、ウィナーズサークルを目指しながら早足で向かっていた。

 

 

フジ「……やっぱり、待っててくれたんだ。」

 

八幡「お前の所に行けってエアグルーヴと何故かプロフェッサーが煩くてな。お迎え、必要だったか?」

 

フジ「勿論さ!GⅠを勝った時は八幡さんが迎えに来てくれるのが鉄則でしょ?来てくれてとても嬉しいよ、八幡さん♪」ギュッ!

 

八幡「おい、人前ではやめろよ……腕じゃないから良いものを。」

 

フジ「それじゃあ違和感の無いように思いっきり抱き着いた方が良かったかな?」

 

八幡「勘弁してくれ。そういうのは同性の奴にしてくれ、男の俺にやるな。」

 

 

フジ(もう、八幡さんってば………まぁ私も流石に人前じゃ恥ずかしいからやめておこうから。)

 

 

八幡「まっ、今日は歩けなくなるような事にはならないと思うから、俺はもう行くぞ。」

 

フジ「エスコートはしてくれないのかい?その方が見る人からの見栄えも良くなると思うよ?」

 

八幡「それは何か?腕を組めと?」

 

フジ「エスコート、頼めるかい?」

 

八幡「………今回だけだからな?」

 

 

そしてフジと八幡は腕を組みながら地下バ道へと向かって行ったのだが、その瞬間、観客からは大きな歓声と拍手が贈られた。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 




フジ、見事優勝!

そして意外にも八幡がエスコートを引き受ける!
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