比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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良き団欒

 

 

八幡side

 

 

……さて、俺のチームや先生達への配膳は終わった。あの顔を見るだけで分かる、美味しくは作れたみたいだな。うん、良かった。さて、問題はこの後だ………きっと例の3人が迫って来るに違いない。ほら、今も俺を見てるんだぜ?ホント、何でこうなった?俺、あの3人ってか4人を餌付けした覚えは全く無いんだが?

 

 

八幡「さて、洗い物終わったらこっちも用意しておかないとな。ホント、今回は少し張り切り過ぎた………けど、シービーが海外で頑張った上に2冠獲ったからこのくらいはな。」

 

「トレーナーさん、洗いものはこっちでやっとくからアンタも飯食ったらどうだい?ずっと調理台に立ってて疲れたろ?」

 

八幡「え?あぁいや、味見しながら作ってたんでそんなに腹は減ってないですよ。まぁ味見程度なんでまだ食べますけど。」

 

「そんならトレーナーさんも食っちまいな!それとも何か作ってやろうか?」

 

八幡「はは………じゃあお任せします。量は人間サイズで普通のを。」

 

「あいよっ!」

 

 

良い人だな、此処のシェフ。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

「おまちどうさん、トレーナーさん!お任せメニューだ。これ食ってトレーナーさんも精力つけなっ!」

 

八幡「美味そうですね、どうも。」

 

 

流石は料理人だ、このくらいは朝飯前って事か。じゃあ俺も邪魔にならない場所で食べるか……ていうかアイツ等どうしてかは知らんが何も言ってこないな、どうしたんだ?おっ、とうとうオグリがこっちに来た。

 

 

オグリ「トレーナー、その……今差し出せる条件が無いんだ。だから前と同じ条件で良ければ料理を少し分けては貰えないだろうか?」タレ∼…

 

八幡「あぁ〜成る程な、お前達それで今回は何も言ってこなかったんだな?ふむ、そうか………けど今回作り過ぎたから欲しかったらやるぞ?」

 

オグリ「っ!!ほ、本当か!!?」ミミピンッ!!!

 

八幡「あぁ、分けるからある程度少ないけどな。」

 

オグリ「いや、量は普通でいい。トレーナーの料理は故郷の味と似ていてすぐに満腹になるんだ。」

 

八幡「俺はお前の故郷を知らないんだけどなぁ……けどどうする?あの2人今は向こうに釘付けになっててこっちの会話に気付いてないぞ?」

 

オグリ「むっ、それはダメだ。あの2人にも知らせてくる。今回はトレーナーが食べて良いって言ってくれたから食べられると。」

 

八幡「ん、頼んだぞ~。」

 

 

その後、話を聞いた2人は俺の所に来てありがとうと言いに来た。盛り付けた皿を3人に渡して俺も食事にありつけた。先生達は想定していた通りお代わりを要求していたのだが、見事なまでにおかずも白米もすっからかんだった………流石に俺もちょっと驚いた。けど保温していた料理を持って来ていたから盛り付ける作業だけで済んだ。

 

今年も成功したみたいだな。さて、後もう1人居るんだよな。段々と落ち着きが無くなって掛かり気味になってるメジロの甘党がスタンバってるんだよなぁ。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

タリアト「ふぅ……それ程量は食べていない、だがこうして皆で食べる食事というのはすぐに満腹になる。これは日本でもアメリカでも変わらないな。」

 

マンノウォー「そうだな、私も満足だ!八幡は居るか!?八幡〜!」

 

八幡「呼びましたか、プロフェッサー?」

 

マンノウォー「うむっ、今日はご馳走になったな!そしてエアグルーヴから聞いたのだが、食事が終わったらデザートが出て来ると聞いたぞ?だが今回はこの量だ、流石に作れはしなかったのでは無いか?」

 

八幡「いえ、ありますけど?」

 

エアグルーヴ「な、何っ!?あるのか!?」

 

アロー「驚いた……こんなにたくさん作ってるのに、デザートまで用意してたの?」

 

八幡「だって先生とプロフェッサーが来てるんだぞ?気合いの1つや2つ出るだろ。家でも俺が作る事はあるが、そもそも2人が用意してくれてる事が多いんだよ。だから今回はそのお礼って意味も込めてめっちゃ頑張った。」

 

タリアト「そう思っていたのか。その思い、確かに受け取ったぞ。」

 

八幡「じゃあ用意しますので、待っててください。この回転盛皿は片付けますね。それと切り分けますので少し待っててください。」

 

シービー「切り分けるって事はケーキーなのかな?」

 

フジ「それはあるね、八幡さんは本当に多彩だよ♪」

 

マックイーン「………」ジィ∼…

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

八幡「お待たせしました、デザートです。」

 

マンノウォー「ほう、これか……っ!」

 

フジ「八幡さん、これって!」

 

八幡「あぁ、前にお前に渡したのと同じものだ。」

 

 

俺が作ったのはロールケーキだ。流石にあの量のおかずを用意したのでは、凝ったのを作る時間は無い。だからある程度時間を要さないのを作ったのだ。味は苺、抹茶、チョコの3種類だ。

 

 

ライス「可愛い……」

 

バクシンオー「えぇ、食べるのが勿体無いと思えるくらいの品ですね!」

 

タリアト「そうだな。しかしせっかく八幡が作ってくれたのだ、我々はありがたく食すのが礼儀だ。」

 

八幡「じゃ、召し上がれ。」

 

 

さぁどうだメジロマックイーン?こんな普通のスイーツだったら、流石のお前も手は出さないんじゃないのか?まっ、言われたとしてもあげられないけど。

 

 

マックイーン「トレーナーさん!!」

 

八幡「来ると思ったよパックイーン、どしたの?」

 

マックイーン「余りはありませんのっ!!?」

 

八幡「………うん、今回は無い。」

 

マックイーン「じょ、冗談ですわよね?またいつもの冗談なんですわよね!?」

 

八幡「………」

 

マックイーン「そ、そんな………」ガクッ

 

八幡「言っとくけど、あのロールケーキ普通の食材使ってるからカロリーも普通のと変わらんぞ?」

 

マックイーン「トレーナーさんの、スイーツが……無い、だなんて………」ズゥ∼ン…

 

 

あのね?去年お前ん所の屋敷で作らされたんだけど?その時にお前たらふく食っただろうが。長い間住まわせてもらった事には感謝してるけど、頼むからもうスイーツを要求するの、やめよ?偶にメジロの当主から催促来るんだよ、トレーナー退職後の就職は当家のシェフとして仕えるのはいかがですか的な感じで。

 

 

 




腹ペコ3銃士、おかずゲット!!

甘ックイーン、余り無し!ゲットならず!!
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