比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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初めての夏祭り

 

 

八幡side

 

 

夏合宿も後半となり、終わりが近づいて来た。それと同時に巷では夏祭りも開催されている。殆どのトレセン学園の生徒が夏祭りを楽しみにしている。何か楽しみに出来るものがないとモチベーションも上がらないしな。そういう意味ではこの夏祭りは良いイベントとも言える。実際、俺のチームの中にも夏祭りに参加する奴も居るしな。

 

その代わり、生徒会や風紀委員は大変になっちまうけど、その辺は取り締まる側だから仕方ないだろう。エアグルーヴも巡回に参加しているしな。

 

 

八幡「まっ、俺には関係の無い催しだから気にならない。此処の夏祭りは参加した事無いしな。そういえば、一昨年はライスとアルダンが食べ物買って来てくれたっけな……」

 

 

ガチャッ

 

 

シービー「はっちま〜ん♪夏祭り行こっ!」

 

フジ「どうだい八幡さん、夏祭りに行かないかい?」

 

八幡「お前達……いきなり来て訳も言わずに夏祭りに行こうってどうした?」

 

シービー「だってあたし、八幡のご褒美があるし?合宿が終わったとしてもすぐにアイルランドに出発でしょ?遊びに行ける暇が無いじゃん!」

 

八幡「……まぁ、それはそうだが。」

 

フジ「だから行ける内に行こうって話になってね。エアグルーヴとバクシンオーは巡回だし、ライスとモーリスは一緒に夏祭り、アローは興味無いって言うし、アルダンは友達と参加しているから私とシービー先輩だけだったんだ。」

 

八幡「シービーのご褒美って意味なら仕方ないな。けど夏祭りでいいのか?もっと他の事に使ってもよかったのに。」

 

シービー「だって夏祭りなんて1年に1回だよ?参加しないと損じゃん!」

 

八幡「それ言ったら俺は2回くらい損してるって事になるんだが?」

 

フジ「じゃあ2回分楽しまないとねっ♪」

 

シービー「ダブルデートの始まりだね!」

 

八幡「男は俺しか居ないんだが?」

 

 

ーーー夏祭り・会場ーーー

 

 

シービー「♪〜」ギュ∼!

 

フジ「///」ギュ∼!

 

八幡「………」

 

 

視線が痛い………生徒にトレーナー、出し物のおっちゃんやおばちゃんからも見られてる。そりゃそうだ、こんな風に抱き着かれてたら注目しないわけが無い。離れてくれ、何て言って通じる2人じゃないしな。フジは前まで聞いてくれたが、高松宮記念を負けてからはシービーしちゃってるからなぁ〜。

 

 

シービー「色んなお店あるねぇ〜やっぱり。八幡、食べたいのとかないの?」

 

八幡「あったら参加してる。お前達は無いのか?食べたい物に限らず、やりたい事とか。」

 

フジ「ん〜私はこのままでも充分楽しめてるから特に無いんだよね。それに本来なら私も見回るべきなんだろうけど、ヒシアマに『トレーナーと一緒に回って来な!』って言われちゃってね……」

 

シービー「じゃあさ、アレやらない?」

 

 

シービーが指差したのは千本引きくじだった。見た所大当たりの景品はまだ取られてはいないようだが………成る程、ゲーム機かぁ。今はもうゲームしないからなぁ。貰っても売るだけだな。

 

 

八幡「良いぞ、やってみるか。」

 

「1回300円だよ。」

 

八幡「じゃあ3人1回ずつお願いします。」

 

「毎度、じゃあ1本ずつ選んでね。」

 

フジ「何にしようかなぁ〜?」

 

シービー「よぉく吟味しないとっ!」

 

 

さて、俺は何引こうか……できればポケットティッシュは勘弁したいところだが。

 

 

シービー「じゃああたしは……コレッ!」

 

 

シービーが引いて当てたのは………デッカい水鉄砲だった。当たりか、コレ?

 

 

フジ「ん〜じゃあコレかな。」

 

 

続いてフジのは………小さい黒いケースに入った何かだ。

 

 

八幡「……何だ、ソレ?」

 

フジ「開けてみてからのお楽しみかな?八幡さんはどれにするか決めた?」

 

八幡「………コレにするか。」

 

 

俺が引いたのは………これまたケース。なのだが、俺のは黒ではなく緑色のケースだった。

 

 

ーーー神社ーーー

 

 

シービー「じゃあ2人のケースの中身、ご開帳〜!」

 

フジ「まず私のからだね………これは、指輪?」

 

八幡「みたいだな……けどおもちゃではなさそうだ。かといってブランド物でも無いな。そこそこ値段のする指輪ってところか?」

 

フジ「そっかぁ………ねぇ、嵌めてくれるかい?」

 

八幡「え、俺がか?」

 

フジ「うん♪」

 

八幡「……因みにどの指に嵌めればいいんだ?」

 

フジ「ん〜……左手の薬指、でもいいよ?」

 

八幡「婚約するわけじゃあるまいし。」

 

 

俺は指輪をフジの左手の中指に嵌めた。

 

 

フジ「ありがとう、八幡さん。じゃあ次は八幡さんのケースだね。緑色みたいだけど………」

 

八幡「だな……何入ってんだろう。」

 

 

ケースを開けて中を確認すると、入っていたのは緑と黄色のイヤーカフだった。

 

 

八幡「イヤーカフだな、それもウマ娘用の。」

 

フジ「へぇ〜けどどうするんだい?私はもう付けてるし、トレーナーさんはサイズ的に無理だから……」

 

シービー「あたしに付けてよ、八幡♪あたしは帽子を付けてるだけだし、耳飾りなら別に邪魔にならないからさ♪ねっ、ねっ♪」

 

八幡「……そうだな、じゃあシービーに付けるぞ。」

 

 

俺はシービーの右耳に緑と黄色のイヤーカフを付けた。帽子の色とマッチしてるから良い感じになったな。

 

その後は花火を3人で見てから解散した。夏祭りらしい事はあまり出来てはいなかったが、俺にしてはこんなもんでいいだろうと思う事にした。

 

 

 




千本引きくじ、やった事無いんですよね〜。
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