比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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する?される?

 

 

八幡side

 

 

天皇賞・秋が無事に終わって11月に突入した。アメリカでのBCジュベナイルに挑戦したアローは直線入る前に捲るように外から上がり、そのまま直線に入ると前のウマ娘をバッタバッタと抜いて見事に1着を勝ち獲った。BCといえばアリメカレースの最高峰シリーズである。先生が現役の頃はまだ創設されていなかったレースだったが、もし存在してたら確実に先生は勝っているだろう。そんなシリーズのレースに勝つ事が出来たんだから、アローは間違いなくダートの同世代では世界トップレベルの実力を持っているだろう。

 

10月は全員1着という結果を収める事が出来た。11月にはマイルCSにモーリス、ジャパンCにシービーが挑戦する予定だ。12月にはアルダンがホープフルS、フジが有マ記念、もし調子が落ちてなければだが、アローには全日本ジュニア優駿に出てもらう予定で今は組んでいる。11月は2つだけだがGⅠレースだから気は抜けない。

 

 

ふぅ……取り敢えず近況としてはこんな感じだ。

 

 

フジ「八幡さん、疲れてるのかい?」

 

八幡「ん?いや大丈夫だ、問題無い。」

 

ライス「お兄様大丈夫?」

 

八幡「あぁ、大丈夫だから心配要らないぞ。」

 

 

だが今はあまり物事を考える余裕が無い。少し気になっている事があるからだ。天皇賞・秋の後のあの感情だ。今までに無かったからあれがどういうものなのかよく分からん。フジの笑顔を誰にも見せたくないとすら思えたのだ。あれは一体何なんだ?

 

 

フジ「………なんか難しい顔してるよ?八幡さん、一体何を考えてるんだい?」

 

八幡「別に悪巧みしてるわけじゃないからな?アローが帰って来た時にどんなトレーニングをしようかって思ってたところだ。」

 

エアグルーヴ「それでもお前の事だ、ちゃんとしたメニューを組んでくれるのだろう?」

 

八幡「当たり前だろ、無茶なトレーニングなんて組むつもりも無いしな。」

 

エアグルーヴ「ふっ、そうであろうな。」

 

シービー「八幡〜、頭撫でて〜。」

 

八幡「お前ねぇ、勝手に膝枕しておきながら何だその言い草は?俺がソファに座ってるのをいい事によ。」

 

シービー「えぇ〜だって八幡がそこに居たんだもん!」

 

フジ「八幡さん、次は私もしていいかな?」

 

アルダン「兄様、その次は私にお願いします。」

 

八幡「やんないから。ほら見ろシービー、お前のせいで希望者が2人……いや、4人くらい居るだろうが。」

 

フジ「え、残りの2人は?」

 

八幡「ん。」

 

 

俺が目線を送った先には羨ましそうにシービーを見ているライスとエアグルーヴが居たのだ。

 

 

アルダン「流石は兄様、膝枕も人気なのですね。」

 

八幡「これに至っては殆どシービーのせいだろ。」

 

モーリス「トレーナーさんってやっぱり凄いですね。膝枕も人気なんですね……」

 

 

いやそれは違う、これはただ単にシービーがやり始めたからこうなっただけだ。全くシービーは誰のせいでこんな状況になったと思ってんだよ………

 

 

バクシンオー「トレーナーさん、私にも膝枕をお願いします!」

 

八幡「だからやらんって。」

 

バクシンオー「そこを何とか!」

 

八幡「何でお前が粘るんだよ………」

 

ライス「お兄様、お願いします!」

 

八幡「……ライスだと断りづらいんだが?」

 

モーリス「やっぱりトレーナーさんはライスさんに弱いんですね。」

 

八幡「意識してはいないんだけどな……」

 

フジ「八幡さん、何とかならないかな?せめてシービー先輩を退かしてくれない?」

 

シービー「ヤダッ!!今はあたしの時間なんだからっ!!この時間は譲らないよっ!!」

 

八幡「………なんか、ごめんな。」ナデナデ

 

フジ「あ……う、ううん大丈夫だよ///」ピコピコ

 

 

……なんか顔赤いな、大丈夫か?けど耳は元気に動いてるから嫌ではないのだろう。

 

 

シービー「むぅ……八幡八幡、あたしにも〜っ!」

 

八幡「現在進行形で膝枕してるお前にこれ以上やる事は無い。ていうか退いてくれ。」

 

シービー「撫でてくるのなら退けてあげる。」

 

八幡「はぁ………」

 

アルダン「大変ですね、兄様も。」

 

八幡「お前もその要因の1人なんだけどな。」

 

エアグルーヴ「心労察するぞ八幡。どうだろう?お前さえよければ私の膝を貸すぞ?」

 

八幡「だ、大丈夫だから。」

 

ライス「お兄様、ライスもお兄様にだったら膝枕してもいいよ?」

 

フジ「負けてられないなぁ〜。八幡さん、私も膝を貸すよ?それによかったら………添い寝でも良いしね///」

 

 

……なぁ、何で今は俺が誰かの膝を枕にするって流れになってるんだ?しないよ?何でこうなった?

 

 

八幡「しないから。だからそういうのはやめてくれ。ていうかこれ前にもあった事だが、今日は休みだというのに何でお前達は此処に居るんだよ!?遊んだりとかしなくても良いのかよ?」

 

シービー「八幡と一緒が良いし楽しいからっ!」

 

エアグルーヴ「特に予定も無いのでな。」

 

フジ「君と一緒に居たい気分だったから。」

 

ライス「えっと、ダメだったかな?」

 

モーリス「集まるのが普通になってたので、つい。」

 

アルダン「私は兄様のお傍に居たかったので。」

 

バクシンオー「それは私が学級委員長だからです!」

 

 

納得出来る理由もあれば出来ない理由もある。そして意味わからん理由も。まぁとりあえず、メンバーにはこう答えておこう。

 

 

八幡「もういい、好きにしろ。」

 

 

 




八幡、いつの間にかうらやまけしからんことを!!
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