比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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撮られる側の気持ち

 

 

フジside

 

 

フジ「いやぁ助かったよ八幡さん、やっぱり男手があると違うね〜。仕事が捗るよ。」

 

八幡「お前こそよく言うよ、俺達人間よりもウマ娘の方が力は上だってのによ。嫌味か?」

 

フジ「そんな事は無いさ、心掛けの問題って事だよ。少なくとも私は嬉しいけど?」

 

八幡「……そうか。」

 

 

私と八幡さんは買い物の帰りでトレセン学園に向かっている最中。経緯を説明すると、私が必要な物を買いに街まで出掛けて八幡さんと偶然エンカウント。そこから一緒に行動する事になって、八幡さんから『他に何か無いのか?』って言われたからどうせならもう少しだけ買っちゃおう!ってなって荷物持ちをしてもらってるんだ。八幡さんのご厚意に甘える形になっちゃったけど、八幡さんから言ってきた事だからいいよね?

 

 

八幡「しかし、お前と街で会うとは思わなかった。寮に居なくても平気なのか?」

 

フジ「そんな悪いポニーちゃんは居ないから大丈夫さ。それに私が居なくなったくらいで困惑するようなポニーちゃんも居ないと思うしね。」

 

八幡「まっ、だろうな。お前が居なくなって『ヤッホー!!』って言う奴の方が珍しい。」

 

フジ「それは私が怖いって意味?」

 

八幡「ちょっと何言ってるか分かんねぇな。」

 

フジ「それって意趣返しのつもりかな?」

 

八幡「はて、何の事だか?」

 

フジ「ふぅ〜ん………」

 

 

八幡さんがそう来るのなら、私もイタズラをしなきゃならないかなぁ?ふふふっ♪

 

おや、あそこにカフェが………そうだっ!

 

 

フジ「八幡さん、少し寄って行かないかい?お付き合いしてくれたお礼に奢るよ?」

 

八幡「女に、しかも学生に奢られるかよ。お前の分も払ってやるよ。んで、行くか?」

 

フジ「じゃあ行こうかっ♪」

 

 

ーーーカフェーーー

 

 

八幡「んで、何でまた眼鏡なんだよ………」

 

フジ「良いじゃないか。八幡さんにカフェとかけたら眼鏡って相場が決まってるんだから♪」

 

八幡「ていうか俺も眼鏡持ってるのにスペアがあるのはどうしてだ?しかもお前、毎回持ってね?」

 

フジ「いつでも八幡さんに渡せるようにと思って常に携帯してるんだ。」

 

八幡「眼鏡を携帯するくらいならお得意のシルクハットでも被っとけ。」

 

フジ「あはははっ!でも八幡さんがこの姿でカフェでお茶してたって知ったら、またウマスタでバズっちゃうかもしれないね〜?どうしよっか?」

 

八幡「もうどうしようもねぇだろ、好きにしてくれって感じだ。俺は知らん、白を切る。」

 

 

ちょっと意地悪だったかな?でも最初にして来たのは八幡さんだからね、このくらいは甘んじて受けてもらうよ?

 

 

店員「お待たせしました。こちらブレンドとミルクお2つずつになります。それとこちらは当店からのサービスです。」

 

 

目の前に出されたのは、ティラミスと抹茶のパフェだった。でもどうしてだろう?サービス?

 

 

八幡「あの、コレは?」

 

店員「先日の天皇賞、テレビではありますが観戦させていただきました。とても素晴らしい走りを見せていただきました。そのお礼というわけではありませんが、私と店長からの気持ちです。よろしければ召し上がってください。ごゆっくりどうぞ。」

 

 

有無やお礼を言う前に行っちゃった……これはもう貰うしか無いのかな?

 

 

フジ「八幡さん、どうしよう?」

 

八幡「せっかくの厚意だ、ありがたく頂こう。それに分かっていたのかは分からないが、どっちも甘さ控えめみたいだしな。コーヒーで察したのかもな。」

 

フジ「じゃあ頂こう。私がティラミスでいいかな?」

 

八幡「あぁ、いいぞ。」

 

 

んんぅ〜コーヒーの苦さとティラミスの程良く控えめな甘さがまた良いね〜♪

 

 

八幡「……フジ、口元にクリーム付いてるぞ。」

 

フジ「え?どの辺に付いてる?」

 

八幡「冗談だ。」

 

フジ「なっ……そんな冗談を言うのなら、八幡さんにクリームを付けちゃうよ?」

 

八幡「それはやめてもらいたいから、素直に謝っておこう。済まない。」

 

フジ「大丈夫、別に怒ってないしね。」ニコッ!

 

八幡「……そうか、なら良かった。」

 

フジ「さっ、お茶を楽しもうよ♪」

 

 

それから私達は雑談やメンバーの事、ポニーちゃんや学園の事といった話題で楽しんでいた。真面目な話は一切無くて、本当にお茶を楽しむ時間になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、私達は知らなかった。この時、こんな風に私達が見られていた事に………

 

 

ーーー翌日ーーー

 

 

フジ「さて、今日も1日頑張らないとね!」

 

 

ガチャッ

 

 

フジ「おや、どうしたんだい皆揃って私の部屋の前で?何かあったのかい?」

 

「フジ先輩、このウマスタに載ってるのってフジ先輩と担当のトレーナーですよね!?」

 

「もしかして、この題材の通り喫茶店デートしてたんですかっ!?」

 

フジ「え?」

 

 

ポニーちゃんのスマホを見ると、そこには昨日行ったカフェで談笑をしている私と八幡さんが写っていた。しかも、八幡さんが微笑を浮かべて私が楽しそうに笑っている瞬間が写っていた。そして題材が………

 

 

【トレーナーと担当ウマ娘が楽しそうにお茶会♪まるでお付き合いしてるみたいな喫茶店デート!!】

 

 

フジ「………ま、まさか私も撮られてたなんて。」

 

「そ、そうなんですか!?デートなんですか!?」

 

フジ「ち、違うよ!これは偶々立ち寄ってお茶しようってなっただけだから、そんな風ではないからね?」

 

「でもそれにしてはフジ先輩、嬉しそうにしてますけど?尻尾がいつもより活発ですよ?」

 

フジ「そ、そんな事無いから!!」

 

 

………八幡さん、君の気持ちが少しだけ理解出来た気がするよ。慣れてると思ってたけど、八幡さんと一緒だとなんか恥ずかしいよ///

 

でも、こんな風に見られてたのは嬉しいかな///

 

 

 




今度は2人の場所を撮られましたね〜。
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