比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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お手伝いと賭け

 

 

八幡side

 

 

八幡「はぁ?クリスマスケーキィ?」

 

フジ「そうなんだよ、八幡さんに協力して欲しいなぁって思って言ってみたんだけど、どうかな?」

 

八幡「それは良いけどよ、お前の寮にフラッシュ居るだろ?頼めなかったのか?」

 

フジ「勿論頼んでOKを貰ったよ。けれど、彼女1人に寮全員分のケーキを作るのは負担が大きいからね。私とエアグルーヴ、アケボノにも声を掛けてあるんだ。その中に八幡さんも加わってくれればもっと心強いんだけど………」

 

八幡「んな事言われてもなぁ……それ、作るの寮でやるんだろ?俺は入れねぇだろ。」

 

フジ「寮長権限で何とでもなるさっ♪」

 

八幡「職権濫用すんじゃねぇよ。じゃあこういうのはどうだ?俺もケーキは作るがお前達とは別のメニューで作る。お前達はお前達で作戦練って、どうにか6人に渡せないように作ってくれ。」

 

フジ「どうして6人?あっ……まさか……」

 

八幡「そう、そのまさかだ。その6人に俺のケーキを渡すってのはどうだ?その方が驚かし甲斐があるだろ?お前からのプレゼントって事なら、皆納得するだろうしな。」

 

フジ「そっかぁ……そういう方法もあるのかぁ。でもそれだと八幡さんに時間を割いちゃう事になるんだけど、いいのかい?」

 

八幡「別にどうって事ねぇよ。寧ろお前の寮に居るマックイーンとスペに強請られないだけマシだ。近くに居たらもっと作れと要求されかねないしな。」

 

フジ「じゃあ、八幡さんは6人分のケーキをお願いするよ。ごめんねこんな事をお願いして。」

 

八幡「別に構わない、俺も偶に気分転換で作る時あるしな。簡単のだけど。」

 

 

まぁこのくらいのなら問題無いだろう。ホール作って6等分すれば良いだけの話だし。俺は作って完成したのをフジに渡せば依頼完了だ。

 

クリスマスだから有マ記念辺りになるが、フジもその辺りは調整してくれるだろうしな。俺がアレコレ言う必要は無いだろう。

 

 

フジ「じゃあ協力してくれる皆にはそう伝えておくよ。因みにチームメンバーには作るのかな?」

 

八幡「欲張りな奴だな、お前は。まぁ去年は実家帰省で作れなかったから今年は作ってやろうと思ってる。もしお前が有マ記念を勝ったら、リクエストしたのを作ってやるよ。」

 

フジ「本当かいっ!?じゃあ八幡さん、ショコラアメールってケーキを知ってるかい?」

 

八幡「フランスの中でも本格的で大人のケーキで有名なチョコレートケーキだろ?まさかそんなものをご所望とはな………まぁいいだろう、勝ったらお前の為だけに作ってやるよ。」

 

フジ「ふふふっ、これは当日頑張らないとね!」

 

八幡「1着、獲ってくれよ?」

 

フジ「勿論さっ♪」ニコッ!

 

八幡「………」

 

 

どうしてだろうか……フジのこの笑顔を見ていたいと思えたのは?天皇賞の頃からずっとだ、未だこれが何なのか分からない。だが………

 

 

フジ「?」

 

八幡「今は別にいいか。」

 

フジ「何の話かな?」

 

八幡「いや、こっちの話だから気にするな。それよりも撮影の事も忘れるなよ?12月に入ったら色々とイベントが盛りだくさんだが、忘れないようにな?」

 

フジ「うん、ちゃんと手帳とかにメモしてあるし、こまめにチェックしてるから問題無いよ。」

 

八幡「そうか、ならいい。」

 

フジ「あっ、そうだ!八幡さん、よかったら次の休みにでも神社に行かない?私も1年ぶりの長距離だし、神頼みってわけじゃないけどちょっとでもお願いしておきたいなぁって。」

 

八幡「あぁ、いいぞ。つっても次の休みなんてシービーのジャパンCが終わった後しかないけどな。その後はトレーニングに加えて写真撮影やケーキ作り、インタビューとかもあるから行ける時に行かないとな。」

 

フジ「うん、じゃあシービー先輩のレースが終わった後の日に、だね?」

 

八幡「そうだな。」

 

フジ「今から少し楽しみだよ♪」ギュッ!

 

 

何故かフジが俺の手を握ってきた。まぁ歩きながら話をしてたわけだから特に気にしない。というかシービーとフジは抱き着くのが当たり前だから、今更手を握られた程度じゃ動じなくなってしまった。

 

 

フジ「ねぇ八幡さん?」

 

八幡「何だ?」

 

フジ「部室に誰か居ると思う?」

 

八幡「………シービーじゃないか?」

 

フジ「その理由は?」

 

八幡「勘。」

 

フジ「あはは、当て付けの無い理由だけど簡単で良いね。もし外れてたら?」

 

八幡「え、俺何かしないといけないのか?」

 

フジ「ううん、そんな意図は無いよ?」

 

八幡「じゃあ外れてたら全員集まるまでお前の頭を撫でてやるよ。それでいいか?」

 

フジ「えっ!?待ってよ八幡さん!それだと私が恥ずかしいんだけど……///」

 

八幡「じゃあ来るまで手を繋いだ状態って事で。」

 

フジ「……まぁ、そのくらいなら///」

 

 

俺も何でこんな提案してんだか……けど不思議とこれを離したくないという感情がある。だからなのかもしれないな。

 

 

ガチャッ

 

 

モーリス「あっ、フジ先輩にトレーナーさん、お疲れ様です!」

 

フジ「う、うん…お疲れ様……」

 

八幡「……じゃ、そういう事で。」

 

モーリス「?何で手を繋いでるんですか?」

 

八幡「フジが俺への罰ゲームって事で納得してくれ。」

 

モーリス「?」

 

 

うん、お前は分からなくていい。そのままでいてくれ。ライスと同じで穢れを知らなくていいんだよ。

 

 

 




その後、やはりというべきかシービーがもう片方の手を握って、挙げ句の果てには腕にまで抱き着いたとか。
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