比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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ポラリスの撮影会

 

 

八幡side

 

 

……よし、とりあえず今は12月に入ってる。という事で11月の振り返りをしようと思う。まずはモーリスのマイルCSなのだが、危なげなく勝利。いやね、今年が始まってからとは別人と思うくらいに成長してる。飛ぶ鳥落とす勢いとはこの事を言うんだなって思うくらいの脚でシニアクラスのウマ娘もあっさり抜いて優勝しちまったんだよなぁ。これなら来年は春秋連覇を狙える上に、日本とそんなに適性の変わらない香港なら力を出せるかもしれないし、検討する余地はあると思ってる。

 

次にジャパンC。シービーのレースは……勝てはしたのだが、アイツ絶対に最後方から一気に抜くレースがクセになってるな。見ていて気持ちの良い17人抜きではあったんだが、不発に終わると、って思うとかなり怖い。だが以前指摘した海外スタイルの走りの面影を感じさせない良い走りだった。まぁ当然の事ながら終わった後は飛び着いてきやがったけど、まぁ勝ったから大目に見る事にした。これだけの走りを年内にやったんだから、来年のドバイも少し楽しみになって来たな。招待、来てくんねぇかなぁ………

 

 

シービー「八幡〜ほら早く早く〜!エアグルーヴも行くよ〜!」

 

八幡「はぁ………気が進まない。」

 

エアグルーヴ「同感だ………」

 

モーリス「トレーナーさんもエアグルーヴ先輩も決まった事なんですから。」

 

八幡「けどさぁ………希望者のみのツーショットだったのに、何で全員になった?それに撮影の都合上フラッシュを焚かないのは無理って………」

 

エアグルーヴ「………仕方ない事とはいえ、気が乗らんとはこういう事を言うのだな。」

 

八幡「今日は一緒に乗り切ろうな。」

 

エアグルーヴ「あぁ。帰ったら祝杯をあげよう。」

 

ライス「な、なんかお兄様とエアグルーヴさんがこんな風に意気投合したの、初めて見た気がする。」

 

モーリス「そうですね……」

 

 

ーーー撮影現場ーーー

 

 

「監督〜、中央トレセン学園のチーム・ポラリスの皆様が到着しました〜!」

 

監督「っ!!おぉ〜これはこれは比企谷トレーナー!忙しい中、我々の依頼をまた引き受けていただいてありがとうございます!!」

 

八幡「今回もよろしくお願いします。今日は勝負服を着ての撮影と事前から打ち合わせてますけど、変更している事ってありますか?」

 

監督「いえ、変更点はありませんのでご安心を。それとトレーナーさんにはチームメンバー全員とツーショットを撮ってもらう作業があるので、1番負担が掛かりますがよろしくお願いします。」

 

八幡「分かりました。」

 

監督「じゃあそれぞれ分かれて撮影を始めるから、しっかり撮るんだぞ〜!!」

 

八幡「……俺は少しの間、待機かな?」

 

監督「いえ、最初はエアグルーヴさんとツーショット撮影をお願いします。」

 

エアグルーヴ「八幡とこういう撮影も2年ぶりか。あの時は思いもよらない形の写真が載せられていたが、今年はそうならないようにせねばな。」

 

八幡「勝負服だからそんな事にはならないだろう。ポーズとかにもよるけどよ。」

 

 

それから俺達はそれぞれに分かれて撮影を行って、終わったメンバーから順番にツーショットを行った。恥ずかしがるモーリスやライス、ノリノリのシービーとバクシンオー、淡々とこなすアローとアルダンとエアグルーヴ(フラッシュめっちゃ我慢してたけど)、シービーとアルダンに至っては腕に抱き着いてきたのだが、笑顔が良いからかそのまま通ってしまった。

 

んで最後は………

 

 

フジ「あはは……こんなに掛かっちゃったよ。」

 

八幡「大丈夫だ。後はお前と全員で撮るだけだから。とっとと終わらせよう。」

 

「じゃあ撮影、お願いします!」

 

八・フ「はい(は~い!)」

 

「じゃあまずは普通に撮りましょうか。お2人共お好きな感じで行きましょう!」

 

 

………もう何回も撮ってるけど、好きな感じとは?

 

 

フジ「ん〜じゃあこんな感じかなぁ。」

 

 

フジは右手を胸の中心に当てて、左手を前に差し出すような仕草を取った。さっすが王子様………じゃあ俺は執事風にすれば良いのか?分かんねぇから取り敢えず右手を前に出すか。

 

 

「おぉ〜良いですね〜!何だか息ピッタリって感じですね!そのままでお願いします!」

 

八幡「息ピッタリって……ただフジの真似しただけなんだけどなぁ。」

 

フジ「だからじゃない?」

 

「ありがとうございます!それじゃあ次は……いえ、お2人は好きに撮っちゃいましょう!」

 

 

いや、だから好きにとは?

 

 

フジ「おや、好きにして良いのかな?それじゃあ私も八幡さんにくっつこうかな。」

 

八幡「……すみません、ソファってあります?」

 

「え?ありますけど……すぐ用意しますね!」

 

フジ「八幡さん?」

 

 

用意してもらったソファにフジを座らせて足を組ませた。そんで俺はソファの後ろで片手をソファの背もたれに置いた。ちょっとアレだが見映えはするだろう。

 

 

フジ「こんな事を思い付くなんてね、流石は八幡さんだね。でもこれじゃくっ付けないから、これで我慢しようかな。」

 

八幡「どの道こういう形にはなるのか……」

 

「おぉ、良いですね!いただいちゃいます!!」

 

 

フジは俺が背もたれに置いてある手を握ってきた。そんで俺の方を見てるからカメラを意識してないのは見てて分かる。

 

そんであの後は全員で撮影を撮る予定だったのだが、誰が俺の隣になるのかで数分くらい揉めたのは言うまでもないだろう。

 

 

 




イチャイチャも出そうと思いましたけど、無理でした。
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