比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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同期との飲み会

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」

 

同期1「いやぁ〜こうして同期の私達が集まって飲むのって久しぶりじゃない?こうして残ってるのも私達3人と気に食わないアイツだけ。何だか悲しい気もするけど、それだけシビアな世界って事だよね〜。」

 

葵「あれからもう半年ですからね。それに私は普段、飲みになんて全く行きませんし。」

 

同期2「けど仕方ねぇって。そもそもトレーナーって職業自体が就職率が低い上に離職率も高いからなぁ〜。けど最初居た6人の内1人は配属されてすぐに追放、1人は先輩1と先輩2の取り巻きで俺達と同じ時期にメインとして活動してるのに目立った成果無し、俺達2人も漸く芽が出てこの間俺は2勝目を上げたし、コイツも次は重賞レースに参戦。」

 

同期1「葵ちゃんはこの前、ミークちゃんで大井のGⅠレースに勝ったし、同期2人目のGⅠトレーナー誕生!そして目の前に居るのが、同期どころかトレセン学園一のトレーナーで配属1年目から今に至るまでGⅠを連続で勝って海外も勝利したとんでもない凄腕トレーナーの比企谷君!」

 

八幡「やめてくれ、俺は褒められる為にこの場所に来たわけじゃないぞ?」

 

同期2「いやいや、そういう為に呼んだわけじゃねぇんだよ。なぁ比企谷、お前最近隠してる事って無いか?」

 

八幡「……何だ急に?」

 

葵「えっ!?比企谷君何か隠し事をしてるんですか!?お悩み事ですか!?」

 

同期1「ちょっ、葵ちゃん気付いてなかったの?比企谷君とお隣なのに?」

 

葵「え、全然気付かなかったです!」

 

八幡「おいおい待てよ、何で俺が何かを悩んでる前提で話を進めてんだよ。」

 

同期2「いやだってお前、明らかに溜息とか考える仕草が増えてるだろ。トレーニングに行き詰まってるのかなって思ったりもしたが、お前のメンバー見る限りではそんな様子もなかったから違うって思ったんだ。だから何か隠し事をしてるか悩んでるんだと踏んだんだよ。」

 

同期1「だから私と同期2はこの場を借りて聞き出そうって思ってたんだ。まさかの葵ちゃんは気付いてなかったから、意外と鈍感だって発見もあったけど。」

 

葵「ちょ、やめてくださいよ~!」

 

同期2「まぁそういうわけだ。そんなわけだから比企谷、この際だから言ってみろよ。先輩や後輩、ウマ娘達の居ないこの場所だから言えって。」

 

八幡「いや、悩みなんて「比企谷君、それは往生際が悪いって。」………」

 

同期1「誰にも言わないって約束するから。それとも他人には言いにくい事?比企谷君も見れば分かるけど、個室だから大丈夫だよ?」

 

八幡「………」

 

葵「ひ、比企谷君……」

 

 

悩み、か………確かにあるが、この悩みをコイツ等に打ち明けて良いものか。

 

 

同期2「なぁ比企谷、俺等は比企谷から色々と学ばされたり、教えられたりしてきて感謝してる。けど俺はお前に何も返せてない気がすんだ。俺がトレーナーとしてお前に言える事なんてこれっぽっちもねぇから何も出来ないって思ってたんだけど、お前が何かに悩んでるならそれによっては力になりたいと思ってる。だから……話してくれないか?」

 

八幡「………」

 

 

俺の今の悩み、このよく分からん感情をこの3人に相談して解決するのだろうか?

 

 

いや、それはもうこの際気にする事もあるまい。こうして俺の事を気にしてくれてるんだ、その厚意には応えておかないと失礼だ。それに同期2は気にしているみたいだしな。

 

 

八幡「……分かった、話す。」

 

 

そう決断した俺は、天皇賞から抱いている不明瞭な感情についてを3人に話した。

 

 

八幡「……とまぁ、こんな感じなんだが。」

 

同期1「………ねぇ葵ちゃん、分かる?」

 

葵「あ…え、えっと、何となく……///」

 

同期2「俺も一応……でも比企谷が理解出来ないって事は今までそういう経験が無かったって事なんだろうな。俺でも分かったんだからよ。」

 

八幡「………分かるのか?」

 

同期1「比企谷君、それは……恋、だと思うよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………は?

 

 

八幡「こ、恋?」

 

葵「えっと……担当の子の笑顔を他人に見られたくない、繋いだ手を離したくない、これは多分ですけど独占欲に似た何かだと思うんですよ。」

 

八幡「………」

 

同期1「……もしかして納得出来ない?」

 

八幡「……いや、あまりに予想外の答えだったから戸惑っているだけだ。恋………俺が恋………これが、そうなのか?」

 

同期2「けど断片的なので判断しただけだから分からないけどな。けど俺もこの答えが妥当だと思ってる。比企谷自身はどうだ?」

 

八幡「………」

 

 

これが恋なんだとしたら、色々と納得は出来るだろう。だがもう少し材料が欲しい。

 

 

八幡「もう少し判断材料が欲しいところだ。」

 

葵「って言っても、何かあるんですか?」

 

八幡「あぁ、ある。」

 

同期1・2「え?」

 

 

フジから頼まれていたクリスマスケーキ、そこで確かめればいい。試しに1つ策を講じる必要がある。それに、この方が違和感も無くフジに近付ける。トレーニングではシービーが居るから無理だしな。

 

 

八幡「その時にでも判断するつもりだ。」

 

同期1「それで判断出来るの?」

 

八幡「分からないが、ある程度の納得は出来ると思う。ふぅ………お前達に相談して良かった、おかげで肩の荷が大分降りた気がする。」

 

同期2「ほぉ〜……やっと比企谷に何かを返せた気がする!いよしっ!今日は飲むかっ!!」

 

葵「ほ、程々にしましょうね?」

 

同期1「ふふぅ〜ん!明日は午後出勤だ〜!午前中は寝るぞ〜!!」

 

八幡「飲む気満々だな………」

 

 

まぁいい、今日の飲み代は少し多めに出してやるか。

 

 

 




八幡……恋、なのか?
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