八幡side
八幡「フジ、アルダン、調子はどうだ?有マとホープフルSまで残り2週間を切ってる。俺が見たところ、走りは特に変わった様子は無かったように見えるが?」
アルダン「えぇ兄様、今のところは万全です。私の同期の中でも力のある方達は参加しないようですので、不安要素はありません。このレースも勝って、兄様に勝利を捧げます。」
フジ「私も絶好調だよ!今の調子ならいつも通りの走りが出来そうだよ。中山2,500m、無事に走り切ってみせるよ!」
八幡「そうか、それならよかった。エアグルーヴも今回は阪神1,600mだからかなり有利なレースになる。天候が荒れさえしなければ、お前にとって理想的なレースになるだろうから、頼んだぞ。」
エアグルーヴ「あぁ。今年最後のDTも勝ってみせる。見ていてくれ、八幡。」
今月12月には最後の週にアルダンのホープフルSとフジの有マ記念、エアグルーヴのWDTというスケジュールだ。何で最後にこんなにも多くレースを入れてしまったんだ?と少し思ってるのだが、まぁ仕方ないだろう。
八幡「しかし、今年は世界に飛んだよなぁ〜。シービーのアイルランドから始まってアローのアメリカと来た。けど来年はアローの成績次第ではまたアメリカに行かせようとは思ってるけどな。」
アロー「私が何?」
八幡「おぉアロー、お前の成績次第ではアメリカにまた行かせようって考えてたんだよ。」
アロー「アメリカ……っていう事はアメリカ3冠のレースを目標にしてるって事?」
八幡「お前にその気があればの話だけどな。俺はそうしたいと思ってる。」
アロー「トレーナー、私は出たいと思ってる。それと私の方でも色々と調べたんだけど、ケンタッキーダービーを走る前にドバイのUAEダービーかアメリカのフロリダダービーをステップに走る例が多いみたい。」
八幡「確かにその例はよく聞くな。先生はダービーの前にGⅡのウッドメモリアルSに出走したみたいだが、路線はそれぞれだろう。アメリカではフロリダダービーの他にもサンタアニタダービーとアーカンソーダービーもよく使われているレースだ。まぁいずれもケンタッキーレース場じゃないから、どれを選んだとしても有利に運ぶ事は無いけどな。全員イーブンで挑められるって点では良いかもしれないけどな。」
アローは全日本ジュニア優駿には出ない事した。というのは、アローはまだデビューしてまだ3戦。そんで急なアメリカ遠征だ疲れも溜まっていたから止める事にした。そして今、本人がアメリカに行きたいと言っている。それに応えてやる為にも今から色々とスケジュールを組んでやらないとな。
アロー「そんなにあったんだ……じゃあGⅢやGⅡも合わせたらもっとあるって事?」
八幡「アメリカにはトライアルレースってのはあまり無いからな。けどお前はBCジュベナイルを勝ってるんだ。次に走るレース次第ではケンタッキーダービーにも出られるだろう。」
アロー「……やる気出てくる。また一気に後ろから追い抜いてやるっ!」
フジ「おぉ〜良い気迫だね、これは私も負けていられないよ。けれど、今日はこれでおしまいだしね。この熱は何処かで発散しなきゃいけないね。」
シービー「八幡~、坂路ダッシュ終わったよ〜♪」
ライス「はふぅ〜やっぱりシービーさんは速いよ〜。でもすっごく良いトレーニングになったよ!」
八幡「おう、おかえり。んで、勝負は?」
ライス「今回はライスの勝ちだよ!」
シービー「いやぁ〜ライスの粘りのある走りがさぁ〜想定してた以上に抜かせないから先着許しちゃったんだよね〜!」
八幡「ほう、シービー相手に勝ち越しか……それは凄いな。なら次は坂路だけではなく、コースでそれを出来るようになれば合格だな。」
ライス「うん、頑張る!」
バクシンオー「トレーナーさん、どうしましょう!!!」
八幡「うおっ!?何だ…急に大きな声を上げるなよ。ビックリしただろう。」
バクシンオー「それよりもトレーナーさん、一大事です!!私がモーリスさんに追い抜かれそうなのです!!どうすれば良いのでしょうかっ!!?」
モーリス「私も成長して来たって事なんでしょうか?バクシンオーさんのスピードについていけるようになりました!」
八幡「モーリスの成長が今になって開花したんだろうな。前に本人から聞いてたが、モーリスの親は晩成型の成長タイプらしくてな。本人もそうだと思ってたが、意外と早く目醒めたな。」
モーリス「私も少しビックリです!」
八幡「皆の成長が著しいようで何よりだ。」
来年からも忙しくなりそうだな。
ーーートレーナー室ーーー
八幡「んで?お前はまたなのか?」
シービー「いいじゃん♪だってこのやり方が1番疲れ取れるんだもん♪」
八幡「はぁ……これどうするライス?」
ライス「ふぇ?ラ、ライス?え、えぇっと……き、今日はライスが勝ったからライスの番……なんて。」
………成る程、その手があったか。
八幡「その通りだな、今日の坂路はライスが勝ち越したんだからライスに譲るべきだな。」
シービー「ここを譲って欲しかったらあたしを退かしてみるんだね!!」
八幡「お前の耳グリグリしてやろうか?」
書く事がなくなってきちゃった………