比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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凄過ぎる表彰式

 

 

八幡side

 

 

年末、URA本部にてパーティが行われている。今年最後のホープフルSも終わったから、今年のレースは全て終了した事になる。一応だがホープフルSに参戦したメジロアルダンはライバルであるヤエノやチヨノオーが不参加で、アルダン1強という事もあり勝利する事ができた。なのでアルダンも念願のGⅠ勝利というわけだ。

 

 

八幡「ふぅ……やっぱりネクタイ締めてると疲れる、此処も3回目の出席だが慣れないな。」

 

黒沼「お前がそういう格好っていうのはあまり見慣れないな。いつもはスーツのボタン外して、シャツの第1ボタン外してたからな。」

 

八幡「いや、そう言ってる黒沼さんはもっと見慣れませんからね?いつもジャージ全開で半裸みたいな感じじゃないですか。流石に今日はスーツを着てるみたいですけど。」

 

 

つっても、この中では浮いてる。だって白スーツにワインレッドのシャツだぞ?そらに今日は帽子被ってないから髪見えてるんだけど、ソフトリーゼントって………すっげぇ浮いてる………だって見た目マジでヤーさんだし。

 

 

黒沼「まぁその事はいい。それよりも今年はとんでもない事になりそうだと思うぞ。」

 

八幡「?それってどういう事ですか?」

 

東条「自覚が無いって怖いわね。国内でも海外でもあれだけの実績を出したのに知らないフリかしら?」

 

八幡「東条さん……」

 

黒沼「コイツの場合は本当に分かってないから余計に、な。今年の表彰がどうなるかくらい想像はついてんじゃねぇのか?」

 

八幡「いや、そのくらいは少しはですけど……クラシックスラスと年度代表ウマ娘にシービーが入るかもってくらいは予想してますよ。後はジュニアクラスにアルダンかアローが入賞かもって感じなのと、フジがシニア級に入賞かもってくらいですかね。」

 

東条「意外とちゃんとした予想を立ててたのね。」

 

黒沼「だが、俺の勘ではもっととんでもない事になりそうな予感がする。」

 

東条「珍しいわね、貴方がそう言うなんて。」

 

黒沼「ただの勘、だけどな。」

 

 

それから少し経っていよいよ表彰式だ。ジュニア・クラシック・シニアの順に呼ばれて年度代表、その次に最優秀トレーナーって順番だ。

 

 

司会『皆様、お楽しみいただけているでしょうか?それではこれより、今年のクラス別の表彰式を行いたいと思います!まず最初にジュニアクラスからの発表です!ジュニアクラスで最も輝きを放ったウマ娘は………メジロアルダンさんです!!ジュニアクラスを無敗で終えました!ホープフルSでは早くも来年の春の光景が見えました!!』

 

 

アルダン「わ、私が?」

 

八幡「良かったじゃねぇか、アルダン。」

 

 

司会『続いてクラシッククラスです。クラシッククラスで最も輝いたのは………アイルランドにて3冠達成!!その走りは【天衣無縫】の異名を授かる程の走り、ミスターシービーさんです!!これまでの戦績は無敗ながらも海外でもその実力を遺憾なく発揮して、今年最後のジャパンCも強い走りを見せてくれました!!』

 

 

シービー「わおっ、あたしかぁ〜。」

 

エアグルーヴ「まぁ当然と言えば当然ですね。」

 

 

司会『そしてシニアクラスです。シニアクラスで最も輝いたのは………年内GⅠ4勝!しかも全て適性はバラバラ!!短距離のスプリンターズS、マイルの安田記念、中距離の天皇賞・秋、そして長距離の有マ記念、これは初の快挙です!!【麗しの3冠ウマ娘】ことフジキセキさんです!!』

 

 

フジ「わ、私でいいのかなぁ?」

 

ライス「だ、だって選ばれたんですから。」

 

モーリス「そ、そうですよ!」

 

八幡「ていうか全員ウチのチームかよ。」

 

アロー「そう言ってるけどさ、トレーナーだって最優秀トレーナーに選ばれる可能性が1番高いって事じゃないの?」

 

 

………そうだった。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

カメラを向けられてシャッターを切られる事数分後、やっと降りる事が出来た。因みに年度代表ウマ娘はミスターシービーに選出された。まぁ当然だよな、海外で3冠獲ったんだしな。

 

 

司会『次に海外からの表彰を致します。まずはアメリカの栄誉あるエクリプス賞をチーム・ポラリスのウイングアローさんが受賞されました!!因みにジュニアクラスでのエクリプス賞受賞はチーム・ポラリスのトレーナーである比企谷八幡さんのお師匠様であるセクレタリアトさん以来の快挙でもあります!!』

 

 

八幡「えぇ〜……エクリプス賞ってアメリカの年度代表ウマ娘って事だぞ〜。」

 

アロー「嘘………」

 

 

司会『続きましてヨーロッパの名誉あるカルティエ賞をチーム・ポラリスのメンバーであるミスターシービーさんが受賞されました!!ミスターシービーさんは日本と欧州の2大陸での年度代表ウマ娘に選定されました!!これは全世界合わせても初の大偉業となりました!!』

 

 

シービー「八幡、今のカルティエ賞って………」

 

八幡「あぁ、欧州の年度代表ウマ娘の賞だ。」

 

シービー「あららぁ〜……すっごいね〜。」

 

八幡「他人事かよ……」

 

 

司会『つきましてはフランスのパリに拠点を置いているパリ国際ウマ娘会議、通称IFUAから表彰状が届いています。ウイングアローさんとミスターシービーさんは御登壇をお願いします。』

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

司会『以上で表彰を終了致します。それでは引き続き、懇親会をお楽しみください。』

 

 

八幡「……なぁ、あんまし言いたくないけどよ。今回の表彰って俺達だけじゃね?」

 

シービー「うん……しかもあたしは3つも貰っちゃったし。これはヤバいね。」

 

エアグルーヴ「とうとう表彰までこのチームが独占か………ここまで非常識になってしまったか。」

 

ライス「で、でも皆凄く良かったよ!それにお兄様も受賞してた時、カッコ良かったよ!」

 

八幡「どうもありがとうね。」

 

 

こうして今年の表彰式は終わったのだが、全部ウチのチーム・ポラリスが表彰を受けるという凄過ぎる結果で終わってしまった。

 

 

 




こんな表彰式、絶対に有さあり得ん……
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