比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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もし、八幡がお兄ちゃんだったら? 3

 

 

八幡side

 

 

全くアイツは……作ってやったのに何で忘れて行くのかねぇ?もしかして欲しくねぇのかな?要らなかったりするのか?アイツ大雑把にも程があるだろ……幾ら同じ所に住んでるとはいえ、少し甘くし過ぎたか?

 

ここはアイツから電話かメールが来ない限りは俺も放っておこう。少しは兄としての威厳を【♪〜♪〜】………噂をすれば。

 

 

八幡「……はい、もしもし?」コエヒクク

 

???『もしもしお兄ちゃん!?大変だよ!!あたしやらかしちゃった!!』

 

八幡「うん、何をやらかしたのか言ってごらん。お兄ちゃん怒らないから。」コエヒクク

 

???『絶対怒るよね!?だって声低いもん!!声だけしか聞いてないのに、顔まで想像出来ちゃうんだもん!!お願いお兄ちゃん助けて〜!!』

 

八幡「まっ、今日は学食で我慢『出来るわけないじゃん!!お兄ちゃんが作ってくれたお弁当だよ!?あたしの今日のお楽しみを奪わないでっ!!』……んな事言われても忘れたお前のせいだろ?」

 

???『そんな冷たい事言わないでよ!!お兄ちゃんあたしのトレーナーでしょ!!?』

 

 

はぁ………仕方のない妹だ。

 

 

八幡「分かったよ、しようがねぇな………ゆっくり行こうと思ってたのにこんな事でいつも通りの時間に出勤かよ。まだ昼じゃないから大丈夫なんだよな?」

 

???『うん、大丈夫!!ありがとうお兄ちゃん愛してるよっ♪』

 

八幡「はいはい俺も愛してるよー。じゃあ後でな。」

 

 

………さて、行くか。

 

 

ーーートレセン学園ーーー

 

 

八幡「お疲れ様です。」

 

たづな「お疲れ様です八幡トレーナーさん。先日はどうも!とても楽しかったです♪」

 

八幡「俺も楽しかったです。」

 

たづな「また行きましょうね♪ところで今日は割と早めの出勤なのですね?」

 

八幡「バカな妹がせっかく作ってやった弁当を忘れましてね、お届けがてら説教ですよ。」

 

たづな「あはは………」

 

八幡「では、行ってきます。」

 

 

ーーー数十分後・トレーナー室ーーー

 

 

八幡「……そろそろ時間だな。さて、アイツの教室にでも行くか。」

 

 

ーーー妹在籍の教室ーーー

 

 

歩いてる途中で予鈴が鳴って、鳴り終わる頃にちょうどクラスに着いた。だから俺は扉の前で待ってるだけで妹と会えるというわけだ。

 

 

ガラガラッ!!

 

 

???「急いでおべんと………あっ。」

 

八幡「よう我が妹よ。弁当届けに来てやったぞ、ついでに説教もな。」

 

???「あうっ、お兄ちゃん………」

 

八幡「さて、じゃあ兄妹仲良くカフェテリアに行こうか?逃げたら昼飯は学食な?」

 

???「は、はい………」ショボーン…

 

八幡「ほらショげてないで行くぞ、シービー。」

 

 

そう、俺の妹はミスターシービー。このトレセン学園内でも生徒会長のシンボリルドルフと同レベルの才能、能力を持っているとも言われている。活発な性格で雨が降ってても気分さえ乗ってれば傘もささずに散歩に行く程。変人………と言われればそれまでだが、自分の思いを曲げないところは強い長所とも言える。

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

八幡「というわけで、次忘れたら俺の胃袋に詰めるからな?お分かりになったか?」

 

シービー「はぁ〜い……」

 

八幡「はい、説教終了。んじゃ食うぞ。」

 

シービー「わぁ〜い、頂きまぁ〜す♪」

 

八幡「調子の良い奴だ……」

 

ルドルフ「おや、今日は2人で食事かい?」

 

八幡「ようルドルフ。そんなつもりは無かったんだが、ウチの妹が弁当忘れたから届けに来たついでに一緒に食ってるだけだ。」

 

ルドルフ「仲が良いようで何よりだ。」

 

シービー「そうでしょ〜♪あたしのお兄ちゃんはすっごいんだよ〜♪」

 

ルドルフ「流石は私達の自慢のトレーナーだな。それと、ご一緒させてもらうよ。」

 

八幡「おう、いいぞ。」

 

 

俺はシービーとルドルフの担当をしている。同業者の連中からはすげぇ羨むような目で見られる時がある。それにトレーニングする時も他のトレーナーやウマ娘達から見られる事が多い。

 

 

シービー「ご馳走様でした〜♪やっぱりお兄ちゃんの作る料理は美味しいなぁ〜!じゃあお兄ちゃん、肩借りるね〜♪」コトッ

 

八幡「ったく、いつものかよ……」

 

ルドルフ「相変わらずだな、シービーは。」

 

シービー「……ダメだからね?お兄ちゃんはあたしのなんだからねっ!!!」ダキッ!!

 

八幡「耳元で大声出すんじゃねぇよ。口にガムテープ貼るぞ?」

 

シービー「きゃあ〜お兄ちゃんが怖〜い♪」

 

ルドルフ「ふふふっ。」

 

八幡「ったく………悪いな、俺が居ない間はいつも苦労をかけてるだろう?」

 

ルドルフ「心配無い、もう慣れたさ。」

 

八幡「苦労してるのは否定しないのな………」

 

 

これは家でも説教かな?

 

 

ーーー放課後・部室ーーー

 

 

八幡「ふぅ〜………」

 

 

ガチャッ

 

 

ルドルフ「おや、私が1番かい?」

 

八幡「あぁ、珍しくな。普段ならシービーが1番なのにな。誰かに足止めされてたりしてな。」

 

ルドルフ「かもしれないね。それじゃあ……少しだけいいかな?」

 

八幡「……あいよ。」

 

 

そう言ってから俺はルドルフの居るソファに移動した。俺が腰掛けてからルドルフは俺の膝に頭を乗せた。シービーが居ない時、ルドルフにやっている事だ。特に疲れている時やあまり気分の優れない時なんかはやる事が多い。因みにシービーはこの事を知らない。

 

 

ルドルフ「うむ、やはりこれは良い。とても良いよ。同じ視座に立つ君だからこそ任せられる。それに、シービーを差し置いてこんな事をしている背徳感……感じてはいけないと分かっているものの、ついつい強請ってしまうよ。」

 

八幡「最初は驚いたぞ。生徒会室で座り寝してるお前を待ってたら、膝に落ちてきたんだからよ。しかもそこから離してくれないしよ。」

 

ルドルフ「あまりの寝心地の良さにな。その日から君にこうするのが楽しみになってるんだ。」

 

 

ガチャッ!!

 

 

シービー「お兄ちゃ〜ん、ルドルフ〜お待たせ……」

 

八幡「おう、やっと来たか。」

 

ルドルフ「それじゃあ、これも終わりだね。さて、じゃあトレーニングを「ちょちょちょちょっと待って〜!!」ん、どうしたんだい?」

 

シービー「どうしたんだい?じゃないよ!!何してるのさ!!お兄ちゃんも!!膝枕だよね!?何で!?」

 

八幡「お前のせいで苦労を掛けてるから、そのお詫びって事でな。お前が来るまでの間こうして労ってやろうと思っただけだ。」

 

シービー「ムムゥ〜!!」プクゥ∼‼︎

 

八幡「膨れても無駄だ、元を辿ればお前のせいだ。」

 

ルドルフ「まぁまぁ。さぁ2人共、集まった事だしトレーニングを始めよう。」

 

 

 




シービーが八幡の妹だったら……あまり変わんない?
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