比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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試食会?

 

 

八幡side

 

 

ーーーカフェテリア・厨房ーーー

 

 

八幡「………」

 

「相変わらず良い手際ですよね〜比企谷トレーナー。あのとんでもない作業量をあんな涼しい顔しながらやるんですから……」

 

「何度か見た事あるけど、あれは別格だよなぁ……先生から教えてもらったって言ってたけど、一体どんな鬼コーチだったんだ?」

 

「でもある程度のレベルはあったんじゃないですか?そこから魔改造された……とか?」

 

 

……なぁんかヒソヒソされてるような気もするんだが、まぁいいか。今は目の前の料理を仕上げよう。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「………」パクッ

 

八幡「………チッ、まだ全然ダメだな。」

 

「えぇ!?またダメなんですかっ!?」

 

八幡「うおぁ!?」

 

「あっ、すみません……えと、この料理食べてみても良いですか?」

 

八幡「良いですけど失敗作ですよ?」

 

「ありがとうございます!では、あむっ………んんっ!?こ、これ本当に失敗作なんですか!?すっごく美味しいじゃないですか!!」

 

八幡「こんなんじゃ全然ダメなんですよ……」

 

 

最近トレーニングメニューばかり組んでたから料理は簡単なのしか作ってなかった。だから今日この場を借りて料理を作らせてもらっているというわけだ。結果は見ての通り失敗なんだけど………

 

 

「ねぇトレーナーさん?この料理早い者勝ちで学生さんにあげたらどう?」

 

八幡「いや、それだと間違いなくアイツ等が食い付いてくる。それは絶対に嫌なので………あっ、良い事思いついた。」

 

 

ーーー昼休みーーー

 

 

八幡「おっ、集まってくれたな。」

 

ルドルフ「八幡君、頼みたい事があるとエアグルーヴから聞いたんだが?」

 

エアグルーヴ「一体どんな要件なのだ?」

 

ドーベル「………」ニラミ

 

ファイン「それでどうしたのトレーナー?」

 

八幡「あぁ、少し頼みたい事があってな。さっきまで料理をしてたんだが、ちょっと腕が鈍っててな……んでお前達にちょっと味見を頼みたいんだ。他の奴でもよかったんだが、味の知ってるエアグルーヴやルドルフ、名家の……全員そうだけど、ドーベルとファインなら確かな意見がもらえそうだと思ってな、受けてもらえないか?」

 

ルドルフ「そういう事なら是非受けよう。」

 

ファイン「わぁ〜い♪トレーナーの料理だぁ!!」

 

エアグルーヴ「断る理由など無い、引き受けよう。」

 

ドーベル「……まぁ、いいけど。」

 

八幡「よし、じゃあ持ってくるから「いや、待ってほしい八幡君。」うん、何だ?」

 

ルドルフ「もし君が持って来たらブライアン達に勘付かれるだろう。だから私達が取りに行こう。その後に君が私達の席に来てくれれば問題無いだろう。」

 

八幡「………天才か?」テ ギュッ!

 

ルドルフ「っ……う、うむ。そんな風にされると反応に困ってしまうよ。」

 

エアグルーヴ「八幡、会長に変な真似をするな……」

 

八幡「おっと、済まん……じゃあ厨房に料理盛り付けるから取りに来いよ〜。」

 

 

俺は厨房に戻って盛り付けを始めた。4人は俺の言われた通り、盛り付けた料理を持って行って席に着いた。その後に俺も料理を持って4人の席に着いた。

 

 

ルドルフ「これで腕が鈍っているのかい?」

 

八幡「いくらか作って味見したんだが、あんまり美味しくなかった。」

 

エアグルーヴ「八幡……それを我々に試食をさせるのはどうなのだ?」

 

八幡「一応はシェフの人から『美味しいっ!!』って評価は貰ってるんだが……まぁとりあえず食べてみてくれないか?んで正直な感想をくれないか?」

 

ファイン「食べよ食べよっ♪ほらドーベルもグルーヴさんもっ!」

 

エアグルーヴ「……お前は恐れ知らずだな。しかし八幡の腕は確かだからな、せっかく作ってくれたのだから、いただこう。」

 

ドーベル「は、はい……いただきます。」

 

ルドルフ「では八幡君、いただくよ。」

 

 

そして皆は一口………俺も一口。うん、最後に作った日がいつかは忘れたが、作ったからこそ分かる。前に比べるとあんまり美味くない。別に食べられないわけじゃないけど。

 

 

ドーベル「………トレーナー?」

 

八幡「ん、何だ?」

 

ドーベル「あのさ、トレーナーはこれ食べてどう思ってるの?」

 

八幡「正直言うと……前に比べると美味しくない。」

 

ドーベル「………これで美味しくないって、トレーナーの感覚麻痺してるんじゃないの?」

 

八幡「え、そこまで言う?」

 

ルドルフ「メジロドーベルの言う通りだ。私は充分過ぎるくらい美味しいと思うよ。」

 

ファイン「うん!とっても美味しいよ♪専属シェフとして雇いたいくらい!!」

 

エアグルーヴ「会長達の言う通りだ、八幡。お前は美味しくないと言っていたが、我々は不味いとは思っていない。寧ろ美味しいと思っているぞ。」

 

八幡「……そうか。美味いかぁ。」

 

 

少し安心した……腕は鈍ってるものの、学生達にとっては美味しく感じているらしい。

 

 

八幡「これから少しずつ戻して行くか。」

 

ファイン「あっ!でもねトレーナー、同じ料理でも更に美味しく出来る方法があるんだよ♪」

 

八幡「……ほう、興味深い。それは?」

 

ファイン「それはねぇ……はい、あ〜んっ♪」

 

八幡「………え?」

 

ドーベル「ファ、ファイン先輩!?」

 

エアグルーヴ「な、何をしている!?」

 

ファイン「だってこうすると美味しくなるんでしょ?トレーナー、早く食べて!」

 

八幡「いや、流石にそれは……」

 

ファイン「き〜さ〜ま〜、私の言う事が聞けぬと言うのかぁ〜?」

 

エアグルーヴ「と、とにかくダメだ!!他の学生も居るのだぞっ!?」

 

ルドルフ「エアグルーヴ、そう言う君が八幡君に差し出している物は何かな?」

 

エアグルーヴ「……指ではなくスプーンを差し出してしまっただけです。それと八幡を差したのは単なる間違いです。」

 

ドーベル「………これ、漫画に使えそう。」ボソッ

 

 

 




4人に見つかったらどうなってたんだろう?いや、今回の場合は3人?
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