比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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米ピクミンブルーム

 

 

八幡side

 

 

なんか学園の生徒の一部で好評……というか話題になっているスマホアプリの【米ピクミンブルーム】っていうのがあるんだが、何故か俺も勧められた。ブルボンやマックイーン、ネイチャからは『ヤバいです(わ)(よ〜)っ!!』と言われ、ブライアンからは『お前では力不足だ。』と言われ、ゴルシに『ダウンロードしたらバトろうぜ!』と勧誘を受け、タイシンが『アンタもやってみたら?』とまた勧められ、オグリからは『強敵(とも)ができた。』と聞かされ、クリークには『楽しいですよ〜。』って言ってて、イナリは『相棒が出来たんでい!』と豪語して、タマが『もう追い付けへんっ!!』と嘆いていた。

 

一体どれが正解なのか俺には全く分からないが、少なくともヤバいのは分かった。しかしどんな風にヤバいのかは皆目見当もつかん。つまりは、やってみない限り分からないって事だ。

 

 

八幡「インストールはしたが、どうするんだ?」

 

 

チョンチョン

 

 

八幡「ん?うおっ!?」

 

米ピク「………」ジィ∼

 

八幡「こ、これが米ピクミン?なんか……ちっちゃくなったライスにしか見えないんだが?」

 

米ピク「♪〜」コンニチハ∼!

 

八幡「ん、あぁこんにちは。しかし、これの何がヤバいんだ?今のところヤバさが伝わらないんだが……」

 

米ピク「?」ドウシタノ?

 

八幡「………考えても分からんな。とりあえずメニュー組むか。大人しくしてるんだぞ。」

 

米ピク「♪」ハーイ!

 

 

………

 

 

米ピク「………」ヨイショッ!

 

 

………………

 

 

米ピク「………」ワッセワッセ!

 

 

………………………………

 

 

米ピク「………」コレハコッチ…アレハアッチ…

 

 

………ねぇ、何やってんの?この子何してるの?なんか掃除始めてね?いや、まぁ少しずつ部室の中散らかってきてたから掃除しなきゃとは思ってたけどよ……そんな事も出来るのか?

 

 

米ピク「………?」ドウシタノ?

 

八幡「なんか……ありがとうね?」

 

米ピク「っ!」エッヘン!

 

八幡「ふっ、なんか可愛らしいな。」

 

 

ーーー昼休みーーー

 

 

八幡「ん、もう昼か……そういえばお前ってお腹減ったりするのか?」

 

米ピク「………」グウゥゥ…

 

八幡「減るんだ……ん、じゃあ掃除してくれたお礼だ。この弁当食べても良いぞ。」

 

米ピク「………☆!」キラキラ

 

八幡「足りそうか?」

 

米ピク「………」イイノ?

 

八幡「あぁ。俺はカフェテリア行ってくる。」

 

米ピク「っ!!」ツイテク…ツイテク…

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

八幡「結局此処まで着いてきたのか……しかも弁当箱まで持って。」

 

米ピク「………」ツイテク…ツイテク…

 

八幡「しょうがない、一緒に食べるか。」

 

米ピク「っ!!」ウンッ!!

 

 

何の為にこのアプリが起用されたのかは分からないままだが、悪い事はしなさそうだ。

 

 

米ピク「………」ア∼ッム!

 

八幡「どうだ、口に合うか?」

 

米ピク「……♪〜!」オイシイ∼!

 

八幡「それは良かった。」

 

 

チョンチョン

 

 

八幡「ん?」

 

米ピク「………」ア∼ン?

 

八幡「くれるのか?じゃあ……あむっ。」

 

米ピク「………」ドウ?ドウ?

 

八幡「ん、美味い。」

 

米ピク「………♪」ヤッタァ∼!

 

 

ーーー数時間後・部室ーーー

 

 

綺麗になった部室で担当のウマ娘達が来るのを待ってる俺と米ピクミン。俺はメニューを作り終えて飲み物や道具を用意しようと思っていたのだが、メニュー表を見ていたのだろうか、米ピクミンが全部用意してくれたのだ。それに今でも………

 

 

米ピク「………」セッセセッセ!

 

八幡「………」

 

米ピク「………」ワッセワッセ!

 

八幡「……あっ、これも頼めるか?」

 

米ピク「………」ハーイ!

 

八幡「頼もしいな。」

 

 

ガチャッ

 

 

フジ「お疲れ様、八幡さ……おや、その子は今巷で有名な米ピクミンだね?」

 

八幡「あぁ、道具の準備やらドリンクの準備から何から何まで手伝ってくれてな、助かってる。」

 

フジ「へぇ〜八幡さんのお手伝いを、ねぇ〜。ありがとうね、米ピクミンさん♪」

 

米ピク「………♪」ドウイタシマシテ∼!

 

エアグルーヴ「ご苦労だ、八幡。」

 

八幡「おう、エアグルーヴ。」

 

エアグルーヴ「むっ、その子は?」

 

フジ「知らないかい?今話題の米ピクミンだよ。それに道具の準備とか色々してくれたんだよ。凄いと思わないかい?」

 

米ピク「………」ペコリッ

 

エアグルーヴ「ほう、そうなのか……それはとてもありがたい、ありがとう。」

 

米ピク「………」アリガトウゴザイマシュ!

 

 

それから時間となり、俺達は早速トレーニングを始めた。休憩時間になれば米ピクミンが2人にドリンクを手渡したり、タオルを渡したり、タイムを測ったり、色々と手伝いをしてくれた。正直ここまでやってくれるとは思わなかった、俺も無意識に頼りにしてしまっている。

 

そしてトレーニング終了後………

 

 

フジ「いやぁ〜今日は本当にありがとうね〜♪今日はとっても助かったよ〜。」ナデナデ

 

米ピク「………♪」エヘヘ∼

 

エアグルーヴ「あぁ、何から何まで助かった。しかしこれを八幡1人でやっていたとはな……こういう事は言ってほしい。この子のおかげで判明したが、せめて何か言ってくれ。」

 

八幡「いや、お前達トレーニング後で疲れてるだろうと思ったから。」

 

エアグルーヴ「むぅ………そう言われると少し反論しにくいな。」

 

米ピク「………?」

 

フジ「まぁ、これからはこの子が居るから大丈夫そうだね。見た目によらず力持ちだしね。」

 

エアグルーヴ「そうだな、この子ならば問題あるまい。これからも八幡を頼むぞ。」

 

米ピク「………っ!」フンスッ!

 

 

まさかたった1日で信頼をもぎ取るとは………皆が言ってた事が分かった。この子……ヤバいな。

 

 

 




米ピクミン………うん、ヤバい。
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