八幡side
八幡「んじゃあ今日のミーティングは終了な。んで?一応聞いておくが、泊まる奴は?」
シービー「はいは〜い!あたし泊まるよ〜♪」
八幡「うん、知ってた。んで他は?」
エアグルーヴ「私も厄介になる、いいか?」
八幡「あぁ、いいぞ。」
フジ「私もって言いたいところなんだけど、寮でちょっとした仕事があるから今回はパス。」
バクシンオー「私もすぐに帰ります!!学級委員長なのでっ!!」
アロー「私は外泊届出してあるから泊まる。」
アルダン「私もお世話になります。」
モーリス「私は届けを出してないので、ミーティングが終わったら失礼しようと思ってました。」
ライス「ライスもお泊まりするけど、いい?」
八幡「ん、シービーとエアグルーヴとアローとアルダンとライスの5人だな。了解だ、じゃあ6人分の………いや、10人前くらいは用意しないとな。」
シービー「え、何で?」
八幡「ライスが居るからだ。見た目に反して大食いだからな、たくさん食わせてやらないとな。」
ライス「ふぇ!?お、お兄様、恥ずかしいからそういう事は言わないでよ〜!」
シービー「良いじゃん!八幡からこういう事って無いんだからさ。それに八幡に料理強請ってるあの4人に比べたらライスは自分から言ったりしないからマシだよ。まぁ八幡のお気に入りって理由もあると思うけどね〜。」
そんな事は……あるけど、まぁ確かにライスは自分から食べたいって言わないしな。それだけでも俺にとっては好印象だ。
八幡「んじゃあ買い出し手伝ってくれる人〜?」
ライス「ライスお手伝いしたいっ!」
シービー「あたしも行く〜♪」
エアグルーヴ「ならば留守番が必要だろう、私はこの家で待機する事にしよう。」
アロー「なら私も。」
八幡「よし、じゃあ2人は付き合ってくれ。エアグルーヴとアローは留守番よろしくな。」
ーーー商店街ーーー
シービー「やっほ~おじさん♪じゃがいもと人参と玉ねぎを10個くらいちょうだい。」
「おやシービーちゃん、今日は旦那とデートかい?」
シービー「ヤダなぁおじさん、あたしまだ嫁に行ってないのにぃ〜♪」
八幡「冗談いいですから早くくださいよ。」
「はははっ、トレーナーさん。このくらいの冗談はジャブだよ?はい、お待ちどう!じゃがいもと人参と玉ねぎが10個ずつね。」
八幡「どうも……お前もよく来るのか?」
シービー「うん、食材とか買いににね。まぁそれしか此処に来る理由は無いけどね。食べ歩きも偶にするよ、今度一緒に行かない?」」
八幡「そうだな……偶にはそういうのがあっても良いな。今度付き合おう。」
シービー「絶対だよ♪」
八幡「あぁ。ライスの方はどうだ?ちゃんと買えてると良いんだが……」
八幡「ライス〜買えたか?」
ライス「あっお兄様、うん全部揃ってるよ。」
シービー「よし、これでオッケー?」
八幡「あぁ、後は帰って調理するだけだ。」
ライス「いっぱい買ったね。けどお兄様、こんなにたくさんの食材を今日で使い切るの?」
八幡「あぁ、6人も居るんだから大丈夫だろう。」
シービー「いざとなれば誰か呼べば解決するしね。マルゼンならすぐに来てくれると思うしね。」
ーーー八幡の家ーーー
エアグルーヴ「……八幡、やはり私も何か手伝うぞ。」
八幡「大丈夫だ。盛り付けを手伝ってもらうと思うから、その時になったら呼ぶ。」
エアグルーヴ「……そうか。」
ライス「お兄様、その時になったらライスもお手伝いするからね!」
八幡「あぁ、頼む。」
現在俺は調理中で、料理の大体6割が終了している。今日は和食をメインに作っている。もっと簡単に言うと定食とかに近い。
因みにお品書きは白米、味噌汁、肉じゃが、牛すじ煮込み、焼いた鮭、沢庵、冷奴だ。
八幡「………」
ライス「凄いなぁ………」
八幡「ん、気になるか?」
ライス「うん、ちょっとだけ。あっという間に出来上がって行くから凄いなぁって。」
八幡「別に慣れたらどうって事は無い。それに夏合宿の時に比べたらこんなのは大した事無い、そんなに凝った料理じゃないしな。」
そして数分後、盛り付けも終わって5人で食事を開始した。盛り付ける時は自分で盛ってもらう事にして、お代わりも自分で盛ってもらう事にしている。
アルダン「………優しい味がします。合宿の時と違いますね、暖かくなる味です。」
シービー「うん!それよく分かる!和食だからかもしれないけど、凄く懐かしいっていうか……あっ、お母さんの味っていうのかな!?」
八幡「俺は母ちゃんじゃねぇよ……それにそれを言うならお袋の味な?」
アロー「……ん、食べるの久しぶりだけど美味しい。やっぱりトレーナーの料理って絶品。」
エアグルーヴ「うむ、担当になった時から食しているが、よくこんな味を出せるものだ。」
八幡「先生の教えが良かったからな。あれだけのスパルタで教えられたらこっちも本気になるってもんだ。2度のお叱りは受けたくないしな。」
ライス「……お兄様の先生さんって、確かセクレタリアトさんだっけ?」
八幡「そうだ、アメリカの名ウマ娘だ。あの人の教えのおかげで今の俺がある。あの人と会わなかったら、今頃俺はどうなっていたか分からないしな。」
ライス「………」
八幡「この世に偶然は無いのかもしれないな、全てが必然であるかのように、な。先生に会ったのも偶然じゃないと俺は思ってる。」
ライス「じ、じゃあライス達と出会ったのも?」
八幡「あぁ、そうだな。偶然ではないと思う。こうしてチームを作れた事もな。」
俺にしてはらしくない事を言ったと思ってる。普段だったらこういう事は言わない、こういう風に食卓を囲っているからかもしれないな。口が少し軽くなっているのかもしれないな。
一応言っておきます、ライス①です。