比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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怪談と一緒に…

 

 

八幡side

 

 

アロー「けれど振り向いた時には誰も居ない。ホッとして前を見た瞬間………来た方向から凄いスピードでこちらに来る幽霊がっ!」

 

ライス「きゃあああああぁぁぁぁぁ!!!」ダキッ!!

 

アルダン「まぁ、そんな驚かせるような事を……」

 

シービー「それでそれでっ!?」

 

アロー「その後、特に異変も無かったのでそのまま急いで帰宅する事にしました。しかし後日その男性は忽然と姿を消し、手紙だけが残っていました。その中身の内容は………『次はお前だ。』と書かれていました。」

 

ライス「ヒイイイィィィィィ!!!」ギュ∼!!

 

エアグルーヴ「っ………」

 

アルダン「まぁ……それは。次の人を指名する為のお手紙なのですね。何とも律儀な方ですね。」

 

シービー「そういう問題じゃなくない?」

 

八幡「けど意外だな、アローは心霊系のネタを多く持ってるんだな。」

 

アロー「多少はね。けどカフェに比べたら少ないと思うよ。」

 

八幡「いやカフェと比べたらダメだって……カフェは既に心霊の塊みたいな存在だろ。」

 

 

夕食を食べ終わって、入浴も済ませた俺達はする事が無くなって退屈だった事もあり、怪談をしていた。と言っても話しているのは殆どアローなんだけど。そんで怯えているのがライスただ1人。いや、エアグルーヴも耳を絞ってるからちょっとは怖いのだろう。

 

アルダンは少し目を輝かせながら聞いてるし、シービーも普通の反応だ。一応俺も聞いてるが、大袈裟な反応をする程ではない。

 

 

アロー「トレーナーは何か無いの?怖い話。」

 

八幡「話してもいいが、まだ続けるか?かれこれ1時間くらいはやってるだろ?もうそろそろお開きでも良いんじゃないか?」

 

シービー「え、あるの?じゃあ話してよ!八幡の話で最後でいいからさっ!」

 

エアグルーヴ「お、おい……そろそろ就寝の時間だ。もう寝るべきだろう。」

 

ライス「そ、そうだよ……もう寝よう?」

 

アルダン「あら、確かにもう時間ですね。ですが兄様のお話も気になります……」

 

八幡「……じゃあ俺の話で最後な?じゃあ始めるが、準備はいいな?」

 

シービー「楽しみ〜♪」

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

八幡「その後、その館に入った4人は行方不明のまま未だに見つかっていない………そして付け加えると、その館に入った人は誰1人として見つかっていない。」

 

ライス「………」ブルブル

 

エアグルーヴ「っ………」キュッ

 

アルダン「今回は怖かったです……」

 

シービー「うん、あたしも………」

 

アロー「なんか……言葉が出なかった。」

 

シービー「だって見てよ、ライスなんて八幡にくっついて離れないよ?ブルブル震えてるもん。」

 

 

うん、俺に抱き着いてるんだがすげぇ分かる。普段なら絶対にライスから抱き着いてこないんだが、この怪談が始まってからずっとこの調子だ。

 

 

八幡「よし、じゃあお開きだな。早く寝るんだぞ?」

 

 

ーーー数分後・寝室ーーー

 

 

さて、寝るか……しかしライスは大丈夫か?怪談した後すぐに就寝だからな。ライスの事だから誰かと一緒に寝るとかはやりそうな予感はするが……幽霊が苦手なのは今日の怪談で知れたと思うから、拒むような事はしないだろう。

 

 

コンコンコンッ

 

 

八幡「ん?誰だ?」

 

 

ガチャッ

 

 

ライス「お、お兄様………」

 

 

oh………まさか俺の所に来るとは。他のお姉様の所には行かなかったのか?アルダンなんて姉力の塊だぞ?

 

 

八幡「……どうしたんだ?」

 

ライス「えっとね……さっきのお話で怖くなっちゃったから、一緒に寝てもいい?」ウルウル

 

八幡「他のメンバーの所には行かなかったのか?」

 

ライス「えっと、起こしたら悪いかなぁって……」

 

八幡「(え、俺はいいの?)けど俺と寝ていいのか?」

 

ライス「お兄様なら大丈夫だよ。」

 

 

………ダメだ、断りづらい。

 

 

八幡「分かったよ、布団に入れ。」

 

ライス「う、うん……ありがとうお兄様。」

 

八幡「そんなに怖かったか?なんか悪いな。」

 

ライス「う、ううん。大丈夫だよ………」

 

 

大丈夫だったら俺の寝室に来ないだろうに………

 

それからライスは俺の布団に入って一緒に寝る事にした。眠れない時間を過ごすかと思っていたのだが、入って数分したら寝息が聞こえた。つまり………普通に寝た。

 

 

八幡「あんなに怯えてた奴が俺の布団に入った瞬間に爆睡かよ……俺の心配を他所に安心したような顔しやがって。まっ、寝れてるならいいか。」

 

 

コンコンコンッ

 

 

八幡「………え?」

 

 

ガチャッ

 

 

八幡「…エアグルーヴ?」

 

エアグルーヴ「済まない、寝ていたか?」

 

八幡「いや、起きていたから問題無い。どうした?」

 

エアグルーヴ「……正直に話そう、怪談はあまり得意ではない。最後の話で寝付けなくてな……その、一緒に寝ても良いだろうか?///」

 

八幡「あ〜……別に良いが先客も居るんだ。」

 

エアグルーヴ「……ひょっとするとライスか?」

 

八幡「正解だ。」

 

エアグルーヴ「構わない、良いだろうか?」

 

八幡「………あぁ、分かった。」

 

 

無理だ。そんな不安そうな顔で見られたら断るなんて選択肢が俺の中で自動的に消えるんだよ………

 

 

エアグルーヴ「……やはりお前の近くは安心する。済まないがもっと傍に寄ってもいいか?」

 

八幡「……好きにしたらいい。」

 

エアグルーヴ「ありがとう。」

 

ライス「んうぅ〜お兄様……えへへ〜♪」

 

 

ライス、さっきまでの怖い感情どこ行った?

 

 

そして翌朝、何故か部屋に入ってきていたシービーに状況説明をしました。

 

 

 




ライスと言いながらエアグルーヴも出てきてしまった……
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