比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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お昼は料理をして

 

 

ライスside

 

 

トレーニングが終わった後、ライスはお兄様と一緒にお昼ご飯を食べる為に街に来ているの。けれど今はお昼時だからどのお店もちょっと混んでるみたい……どうしよう、これじゃあお昼ご飯食べられないよ。

 

 

八幡「意外と何処も人が居るんだな。」

 

ライス「う、うん……どうしよう、お兄様?」

 

八幡「……もう少し歩いてもいいか?まだこの辺りの地理を知らないから歩いてみたい。」

 

ライス「うん、いいよ。もしかしたら空いてるお店があるかもしれないもんね!」

 

八幡「悪いな、何せトレセンに来てまだ1週間と少しだから周りに何があるのかちっとも把握してなくてな。これを機に少しでも覚えようと思う。」

 

ライス「お兄様ってこの辺りに来た時に街歩きとかしなかったの?」

 

八幡「俺ってそんなに出歩くのが好きってわけじゃないからな。最低限に済ませてたんだよ。」

 

ライス「そうなんだ………」

 

 

お兄様ってインドア派なのかな?

 

その後も街を歩いて回ってたんだけど、何処も人が居てすぐに入れるお店が無かった。きっとライスのせいだよね………ライスが居るから何処も空いてないんだよね………

 

 

八幡「こんなに空いてないもんなのか?」

 

ライス「うぅ……ごめんねお兄様、きっとライスの「お前のせいじゃねぇって。昼時だからだろう。それにレースもあるからテレビ観戦しているんだろう。だから混んでるんだろう。」そ、そうなのかなぁ?」

 

八幡「そうだって。こうなったら仕方ない。ライス、学園に戻るぞ。」

 

ライス「ふぇ?でも今日はカフェテリアはお休みだよ?どうするの?」

 

八幡「ちょっと直談判。」

 

 

ーーートレセン学園・校門前ーーー

 

 

たづな「お疲れ様です、比企谷トレーナー、ライスシャワーさん。」

 

八幡「お疲れ様です、駿川さん。少しお願いしたい事があって……カフェテリアの厨房を借りる事は出来ますか?お昼を作りたいので。」

 

たづな「厨房を、ですか?」

 

八幡「はい。今し方街に行ったんですが何処も空いてなくて途方に暮れてたんですよ。コンビニの弁当は健康には良くないからあまり食べたくはありませんので。俺はいいですけどライスはアスリートですから。」

 

たづな「成る程……そういう事でしたら構いませんよ。許可しましょう。事情は私から理事長に伝えておきます。それに先日の件でも比企谷トレーナーにはお世話になりましたので。」

 

八幡「……というと?」

 

たづな「比企谷トレーナーの元同期トレーナーの件です。比企谷トレーナーのおかげでシンボリルドルフさんにお怪我は無かったので、そのささやかなお礼だと思ってください。」

 

 

お兄様って人助けもしてたんだ………やっぱり優しい人なんだなぁ〜。

 

 

八幡「……でしたらありがたく貰っておきます。」

 

たづな「はい、お好きに使ってください。ですがお料理はどちらがお作りになるのですか?」

 

八幡「勿論俺です。」

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

八幡「さて、作るか……」

 

 

八幡(食材も好きに使っていいって言われたし、ライスはハンバーグが良いって言ってたしな。少し本気を出して料理を作るとするか。)

 

 

ライス「うぅ〜ん……大丈夫かなぁ?お兄様って料理出来るのかなぁ?」

 

たづな「えぇ……少し不安ですね。」

 

 

たづなさんも少し不安そうにしてる。でもそうだよね、男の人が料理ってあんまりイメージないから……勿論シェフの人だったら別だけど、ウマ娘のトレーニングの為にお勉強してる人達だから料理の事はあまり詳しくなさそう………

 

 

たづな「これは比企谷トレーナーを信じるしか無さそうですね。」

 

ライス「う、うん………」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

ライス「……すっごく良い匂いがしてきた。」

 

たづな「えぇ、香ばしい香りがしてきましたね。」

 

 

少しの待っていると、段々と良い匂いがしてきた。もしかしてお兄様って料理も出来るのかな?

 

 

八幡「ライス、待たせたな。駿川さんもお待たせしました。どうぞ!ハンバーグ定食です。」

 

ライス「わぁ〜凄いよお兄様!美味しそう♪」

 

たづな「これは……凄いですね!」

 

八幡「口に合えば良いんだが……ライス、お代わりも用意しておくから足りなかったら言ってくれ。」

 

ライス「うん、ありがとうお兄様!」

 

 

で、でもでも味がどうかは分からないよね。見た目は美味しそうだけど………

 

 

ライス「じゃあ……いただきます!あむっ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライス「っ!!お、美味しいっ!!」

 

八幡「それは何よりだ。」

 

たづな「はい、とても美味しいです!それも凄く!比企谷トレーナー、前職は料理人でもっ!?」

 

八幡「まさか、トレーナーが最初の職業ですよ。それから料理は先生から教わりました。」

 

ライス「先生?」

 

八幡「俺にトレーナーのイロハを叩き込んでくれた人だ。トレーナーの知識や料理だけじゃなく、他にも色々と俺に教えてくれた恩師とも言える人だ。あの人無くして今の俺は居ない。」

 

ライス「へぇ〜……」

 

八幡「っと、無駄話だったな。それよりも冷めない内に食べてくれ。」

 

たづな「無駄ではありませんが……頂きますね!」

 

 

こんなに美味しいハンバーグ、今までで食べた事ないよ。お兄様って本当に凄いなぁ………

 

 

 





生焼け肉「どのくらいお代わりしたの?」

ライス「え、えっと……5回///」

生焼け肉「あらまっ、そんなに……」

ライス「あうぅ……食べ過ぎだよね……」

生焼け肉「いやいや、良い事だよ。たくさん食べて大きくなるんだよ。」

ライス「う、うん!」

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