比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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お兄様?兄様?お兄ちゃん?兄貴?兄さん?

 

 

八幡side

 

 

メイクデビュー戦を難なく勝利した俺とライスは次に向けてのトレーニングをしている。次のレースは芙蓉Sに決定した。そのレースを勝てたらジュニアGⅠのホープフルSに進む予定だ。本当なら京都ジュニアSの方が良いんだが、大きい所を狙っていきたいと思うからこのルートに行く事にした。

 

その後は結果次第でトライアルレースを出るつもりだが、それはまだ先の事だし今はいいだろう。因みに俺達はトレセン学園に帰還していて、今日はトレーニングを休みにしているから今は1人だ。いや、正確には1人だった、だな。俺は今トレーナー室に居るんだが、ウマ娘が中に居るのだ。因みにライスではない。

 

 

八幡「………」

 

アルダン「どうしてもダメですか?」

 

シービー「ねぇいいでしょ?ね?減るものじゃないんだからさっ!」

 

カレン「そうだよお兄ちゃん!このくらいいいでしょ?どうしてダメなの?」

 

八幡「あのなぁ………」

 

 

……俺は今3人のウマ娘から頼み込まれている。何を頼み込まれてるって?いやもう超下らない事です。担当にしてほしいとかそういうのではない。いやもう本当に下らない事だ。

 

 

アルダン「お願いですから、私もトレーナーさんの事を『兄』と呼ばせてください。」

 

シービー「そうだよ!いいでしょ別に!」

 

カレン「そうだよ!ライスさんには呼ばせてるのにどうして私達はダメなの!?」

 

八幡「ダメだからだ。」

 

 

……俺は何故かこの3人から『兄』と呼びたいと頼み込まれているのだ。原因はライスの『お兄様』呼びだ。ライスのお兄様呼びは俺が許可した事とはいえ、流石に学生とトレーナーとの間でのこういう呼び方は俺とライスが初めてだろう。

 

それに影響されたのか、俺と少しだけ交友のあるウマ娘がそう呼びたいと言ってきたのだ。マジで理解出来ない上に………意味分からん。

 

 

八幡「もし俺がそう呼ぶ事を許可してみろ、俺にそういう趣味があるって誤解されるだろうが。」

 

シービー「えぇ〜でも君って普通にお兄ちゃんみたいだし、普通に甘えちゃうんだけど?」

 

カレン「うんうん、お兄ちゃんって本当にお兄ちゃんみたいですからね〜。」

 

八幡「お前に関しては既に呼んでるじゃねぇかよ……そもそも、俺はそこまでお前達に何かした覚えは無いんだが?何となく原因は分かってるが、何でそうなったんだ?」

 

アルダン「ライスさんが呼んでいたのが羨ましいというのもありますが、1番はトレーナーさんが『兄』のような存在だからです。」

 

シービー「そう呼びたいから!あたし1人っ子だからお兄ちゃんとかに憧れてたんだ〜!」

 

カレン「お兄ちゃんがお兄ちゃんだから、だよ♪」

 

八幡「………他を当たってください。」

 

シービー「えぇ〜ダメェ〜?」

 

 

はぁ……アホくさい、こんな事に時間は掛けてられない。仕方ない、此処で作業するのは諦めよう。

 

 

八幡「はい、こっから出るよ〜。」

 

アルダン「お待ちください兄様、まだお返事を貰っていません。」

 

八幡「聞こえなかった?他を当たってください。」

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

八幡「はぁ………全く、何だってんだ本当に。」

 

ブライアン「どうした、何かあったのか?」

 

八幡「ブライアンか……いやちょっとな、変な事があっただけだ。」

 

ブライアン「変な事……」

 

八幡「まぁお前には関係無いから気にしなくても大丈夫だ、暫くすれば収まるだろ。」

 

ブライアン「……そうか。それよりもアタシから1つ質問だ、兄貴。」

 

八幡「その前に俺から質問がある。何だその呼び方は?いつから俺はお前の兄貴になった?」

 

 

待てよ、待ってくれよ……何で?なんで俺の事を兄と呼ぶ奴が増えたんだ?何があった?

 

 

ブライアン「……気にするな、ただそう呼んでるだけだ。アンタは気にしなくてもいい。」

 

八幡「いや気にするわ、何がどうなったら俺が兄と呼ばれるようになるんだ?」

 

ブライアン「何だそんな事か、そんなのお前の日頃の行いを見ていれば分かる。」

 

八幡「はぁ?俺が何をしたってんだよ………」

 

 

ブライアン(……コイツは無自覚だろうが、担当に昼飯を作ってたりしてるが、偶にそれ以外の連中にも作ってる。他にも未担当のトレーニングメニューを作ったり、暇があれば勉強を教えたり、トレーニングを見ていたりもしている。まるで兄貴みたいだろ。)

 

 

ルドルフ「おや、此処に居たのかブライアン。それに比企谷トレーナーも。」

 

八幡「ルドルフ……(良かった、ルドルフはまとm「それと兄さん。昨日は書類の手伝い、とても助かったよ。ありがとう」………お前もかあああぁぁ!!)お前も俺を兄と呼ぶのか………」

 

ルドルフ「いいじゃないか、別に。」

 

八幡「何も良くねぇよ………」

 

エアグルーヴ「そろそろ生徒会室に戻るぞ。何をしているかと思えば、こんな所で油を売っていたの「エアグルーヴ!」な!何だ貴様!?急に肩を掴むなっ!!」

 

八幡「お前、俺の事をどう呼ぶつもりだ?」

 

エアグルーヴ「はぁ?何だ突然?そんな事はどうでも「いいから答えてくれ、俺にとっては大問題なんだ。」………貴様の事など、苗字かトレーナー以外に呼ぶつもりは無い。」

 

八幡「………お前だけが俺の味方だ。」フルフル…

 

エアグルーヴ「………何なのだお前は?」

 

ブライアン「おい、大丈夫か兄貴?」

 

ルドルフ「ハンカチはいるかい兄さん?」

 

八幡「お前達は敵だ!」

 

エアグルーヴ「一体何だというのだ、お前は?」

 

 

 




八幡がトレセン学園全生徒(エアグルーヴを除く?)のお兄様に?

………何でこれを書いたんだか。
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