比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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お出かけの日

 

 

八幡side

 

 

ライスとのお出かけの約束をしてから1週間が経って、今日がその当日だ。流石にレース後すぐにってわけには行かなかったからトレーニングが休みである程度落ち着いた頃合いにしようと思って今日にした。

 

んで今日は晴れていて、雪も雨も降っていないし、風もそんなに強くは吹いていない。それに加えて暖かい日だ。お出かけするにはピッタリの日だろう。待ち合わせの時間はそろそろだから、ライスもじきに来るだろう。

 

 

ーーー5分後ーーー

 

 

八幡「……5分経ったな。まぁ女は準備に時間がかかるっていうし、このくらいは仕方ないだろう。」

 

 

ーーー15分後ーーー

 

 

八幡「………遅い、ライスの奴寝坊か?」

 

 

流石に15分は遅い、と思う。もしや何かあった?いや、それだったら学園が騒ぎになっている筈だから多分それはない。うぅむ、電話入れてみるか。

 

 

prrr…prrr…prrr…

 

 

………出ないな。もう少し待って【っ!】ん?

 

 

ライス『も、もしもしお兄しゃま!!?』

 

八幡「お、おうライス……おは『ご、ごごごごごめんなさい!!ライス完全に寝坊しちゃったよ!!』どうどう、落ち着け落ち着け。ゆっくりでいいから事情を言ってみ?」

 

ライス『え、えっと…えっと……き、昨日の夜に今日の準備を色々してたら遅い時間になっちゃって………一通り終わってすぐに寝たんだけど、いままでねてたみたいで………』

 

八幡「成る程な……ん、分かった。じゃあ俺は寮の前で待ってるから準備して来い。急がなくていいからな、ゆっくりでいいからな。」

 

ライス『う、うん……じゃあまた後で。』

 

 

……予想は当たった、本当に寝坊していたとは。しかも前の日に準備をしていたからという漫画のヒロインがやってそうな理由で。

 

 

八幡「取り敢えず美浦寮に向かうか。」

 

 

ーーー美浦寮ーーー

 

 

ロブロイ「あっ、トレーナーさん!」

 

八幡「ん、ロブロイ…おはよう。」

 

ロブロイ「お、おはようございます!えっと、ライスさんはもう少ししたら来ると思いますので。」

 

八幡「あぁ、分かった。わざわざありがとうな。お前も用事あると思うし、行って大丈夫だぞ。お礼に本でも買ってくるから。ジャンルは何かあるか?」

 

ロブロイ「えぇ!?そ、そんな、いいですよこのくらいの事で!!」

 

八幡「ん〜……じゃあウマ娘をモチーフにした英雄譚でも買ってくるか。」

 

ロブロイ「っ!!!そ、そんな本があるのですか!!?とても興味深いです!!」

 

 

す、すげぇ……人が変わった。

 

 

八幡「き、興味湧いたみたいだな……それがお礼代わりという事でいいか?」

 

ロブロイ「は、はい!!お願いします!!お金はお返し致しますので!!」

 

八幡「いや、それじゃお礼の意味無いじゃん。」

 

ライス「お、お兄様っ!!!」

 

八幡「おっ、来たな。」

 

ロブロイ「ライスさん!準備出来たんですね!」

 

ライス「う、うん!ごめんねロブロイさん……それからお兄様もごめんなさい。」

 

八幡「いいって。寧ろ何もなくて良かった、良くない事に巻き込まれたんじゃないかって事も無いわけじゃないしな。それを考えるなら寝坊で良かった。」

 

ライス「あうぅ……」

 

八幡「んじゃ、行くか。ロブロイ、ありがとうな。」

 

ロブロイ「はい!お2人共、良いお出かけを!」

 

 

そう言ってロブロイは学園側に、俺達は商店街の方へと足を進めた。

 

 

八幡「さて、何処に行こうかと悩むところではあるが、取り敢えずは飯屋にでも行くか。お前、寮のご飯とかにも手をつけてないだろ?」

 

ライス「う、うん……お兄様からの電話で起きた時には集合時間過ぎてたから、すっごく慌ててたし。」

 

八幡「まっ、そうだろうな。だからまずは……そうだな、ヘルシーな料理屋にでも行くか。」

 

 

ーーー小料理屋ーーー

 

 

ライス「わぁ……こんなところがあるんだ。」

 

八幡「まぁな、俺のちょっとした行きつけだ。」

 

「いらっしゃいトレーナーさん……あらぁ〜よく見たらトレーナーさんの担当ウマ娘のライスシャワーちゃんじゃないのっ!」

 

ライス「ふぇ?ラ、ライスの事知ってるんですか?」

 

八幡「ライス、お前はもう少し自分の事を知った方がいい。先週のホープフルS、とんでもなく強い勝ち方をしたんだぞ?ジュニアクラスの中でもミホノブルボンと並ぶトップクラスの実力者って話題になってるんだから。」

 

ライス「そ、そうだったんだ……」

 

「ライスちゃん、次も頑張るんだよ!私達はライスちゃんを応援してるからね!」

 

ライス「あ、ありがとうございます!」

 

「それじゃあ今日は少しサービスしようかね!好きな席に座んなっ!」

 

八幡「どうも。」

 

 

ライスも嬉しかったのか、ちょっとニコニコしながら俺の後について来た。このお店は和食を中心にした小料理屋だ。肉じゃがとか焼き魚とかそういう系だ。でも洋食が無いわけじゃないから、和食が苦手な奴でも大丈夫だ。流石にライスは朝初めて食べるから多いのはダメだな。俺もそんなにお腹が減ってるわけじゃないからそんなに多くなくていいか。

 

 

ライス「どれも美味しそうだなぁ……(ライスはいつも朝はパンだけど、美味しそうだから食べたくなっちゃうなぁ〜。)」

 

 

 




ライス、まさかのお寝坊ww
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