ライスside
やっぱり外は寒いなぁ……もう少し厚着してくれば良かったかも。初詣に行くだけだからって軽いのがいけなかったのかも……うぅ〜寮に帰ったら暖まらないと。でもでも、今年はとっても大事なクラシックに入るから神様にお願いしておかないと!
ロブロイ「ライスさ〜ん、どうかしたんですか?」
ライス「あっ、ううん何でもないよ。」
ウララ「ほらほら、早く行こ〜っ♪」
ライス「うん!」
私はロブロイさんとウララちゃんの3人で初詣に来ている。本当はもっと早く行きたかったんだけど、私とロブロイさんは人混みが多い所は苦手だから行く時期を少し遅らせたんだ。人は居るけどそんなに多いわけじゃないから、お参りするなら今しかないよね。
ロブロイ「お2人はお参りの作法は分かりますよね?」
ライス「うん、分かるよ。」
ウララ「勿論だよ!2回お礼して2回手を叩いてから、手を合わせてもう1回お礼するんでしょ?」
ロブロイ「はい、大丈夫みたいですね。じゃあ並びましょうか。」
ウララ「ね〜ね〜!2人はどんなお願い事するのか決めてるの〜?」
ライス「ライスは決めてるよ。でもお願い事は言っちゃったら意味が無くなっちゃうって言うから、どんなお願い事なのかは言えないけどね。」
ロブロイ「私も決まってますよ。ウララさんはどうですか?」
ウララ「ウララも決めてきたよ!神社に行く前にも三女神様にもお願いしてきたから!!」
ライス「え?えっと……まさかとは思うけど、噴水にお金を投げ入れたりはしてない、よね?」
ウララ「流石にしてないよ〜!」
ラ・ロ「ほっ………」
よ、良かったぁ〜……もし入れてたらお願いを聞いてくれるどころのお話じゃなくなっちゃうから。
並んでいる内に前の人達のお参りが終わっていって、やっとライス達の番が来た。5円玉を入れて〜……
ジャランジャラン!
1回お礼、2回お礼、2回手を叩い【ポンッ!】て……え?あれ、ライス何か掴んで………
鈴「コンニチハー♪」
ライス「えええええぇぇぇぇぇ!!!?」
ロブロイ「っ!?ど、どうしました……えぇ!?ラ、ライスさん!どうして鈴をっ!?」
ライス「わ、わわ分かんないよ!分かんないけど、多分………上から落ちてきたのを2拍した時に偶然、取っちゃった……って事なのかな?」
ウララ「凄いねライスちゃん!鈴を引き寄せちゃったね〜!」
ライス「嬉しくないよ〜!!」
その後、神社の人達が来てくれて鈴を元の場所に付けてくれた。何でも去年の同じお参りの時にも鈴が落ちてきたみたいで、その時は鈴が賽銭箱で跳ねた後にお鼻に直撃したんだって………お鼻に当たった人には申しわけ無いけど、ライスには当たらなくて良かったぁ〜。
ーーー帰路ーーー
ウララ「いやぁ〜ビックリしたね!!まさか鳴らした鈴が上から落ちてくるなんて思ってもみなかったよ!やっぱりライスちゃんはツいてるね!!」
ライス「だ、だから鈴を引き寄せても嬉しくないよ!それよりも去年のお鼻に直撃した人の方がもっと凄いよ。ライスは取っちゃったけど………」
ロブロイ「でもどっちも凄いですよ、鈴を落としてるんですから。これが運を使っているのかは分かりませんが、きっと大丈夫ですよ!」
ライス「だと良いんだけど……」
ロブロイ「あっ、そういえばライスさん。ライスさんの次のレースは何にするか決めてるんですか?」
ライス「うん、弥生賞に決めてるよ。距離を変えずに本番と同じ中山で走る予定。ブルボンさんはスプリングSから皐月賞の路線で来るみたい。お兄様も流石にブルボンさんと同じ路線にするのはやめたみたい。」
ロブロイ「弥生賞……3冠路線の王道ですね。ライスさん、頑張ってくださいね!」
ウララ「ウララも応援してるからね!ウララに出来る事があったら何でも言って!協力するから♪」
ライス「うん、ありがとう♪」
ブルボン「こんにちは、ライスさん。それにゼンノロブロイさんにハルウララさんも。」
ライス「あっ、ブルボンさん。こんにちは。」
ブルボン「皆さんでお出かけですか?」
ロブロイ「はい。お参りに行ったその帰りです。」
ウララ「ブルボンさんもお参り?」
ブルボン「いえ、私はただの散歩です。」
………あれ、まだ何かあるのかな?
ブルボン「次のレース、弥生賞だそうですね。私はスプリングS、次にぶつかるのはその先のGⅠ………皐月賞になりそうですね。」
ライス「う、うん……そうだね。」
ブルボン「ライスさんもご存知の通り、私はこれまで無敗で勝ち進んで来ました。それは貴方も同じ………なので次のレース、絶対に勝ってください。貴方に初めての黒星をつけるのは、私です。」
ライス「っ!!」
ブルボン「では……」
ブルボンさんはそれだけ言うと行ってしまった………けど、それはライスだって同じ。ブルボンさんに勝ちたい!ライスだって意地があるんだから!!
ライス「よぉ〜し!明日からのトレーニング、もっと頑張らないとっ!!」
ウララ「頑張ってねライスちゃん!!」
ロブロイ「応援してますからね!!」
ライスは鈴をキャッチしましたね!
そして帰りにはライバルとの新年初邂逅。