比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

388 / 1581
三つ巴

 

 

八幡side

 

 

八幡「んで?君達は何の用なの?言っておくが兄呼びの件ならお断りだからな?」

 

アルダン「それにつきましてはまだ諦めるつもりはありませんが、今回は別件です。兄様、少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」

 

八幡「あっ、もう勝手に呼んでんのね………もういいや。で、何?」

 

アルダン「実は私がいつも仲良くさせていただいている皆様とお茶会をする事になったのです。」

 

八幡「お前といつも仲良く……あっ、チヨノオーとヤエノの事か?」

 

アルダン「はい、正解です。つきましては兄様に1つお願いしたい事があるのです。」

 

八幡「何故そこで俺に繋がるのかは甚だ疑問だが聞くだけ聞いてやる、何だ?」

 

アルダン「ライスシャワーさんからお聞きしたのですが、兄様は料理を嗜んでいるのだとか。」

 

八幡「………まさかとは思うが、俺に菓子を作れなんて言わないだろうな?」

 

アルダン「はい、そのまさかです。」

 

 

おいおいこのお嬢様は一体全体何を口走ってるんだ?何で俺がそんな事をせにゃならんのだい?俺は今年ライスのクラシックがあるから忙しいのだよ?

 

 

八幡「いや、何で俺が?学園の購買とかで売ってるのを食べればいいだろ、何でわざわざ俺が作らなきゃならないんだよ。」

 

アルダン「本格的に楽しみたいではありませんか。」

 

八幡「いや知らんがなそんな事。」

 

アルダン「兄様、お願い出来ませんか?」

 

八幡「いや、料理は出来ても菓子は作れな「マックから聞いたのですが、マカロンや低カロリーのクッキーも作れるそうですね?」くそ、知ってたのか………」

 

アルダン「ふふふっ、逃しませんよ?ご安心を、兄様だけ仲間外れにするような真似は致しませんから。」

 

八幡「いや、俺別に参加したいわけじゃねぇから。変な勘違いしないでくれる?」

 

 

結局俺はあれこれと言い訳したのだが、用意周到に俺の逃げ道を塞いできたアルダンの脅迫(お願い)を聞く羽目になった。ったく、わがままお嬢様め……いや、未だに強請ってくるマックイーンよりはマシか?

 

 

アルダン「兄様がお作りになるお菓子、とても楽しみにしていますね?」

 

八幡「……おう、期待しないで待っとけ。」

 

ヤエノ「そこに居るのはアルダンさんに兄上ですね?お2人が一緒に居るのは珍しいですね。」

 

アルダン「あらヤエノさん、こんにちは。」

 

八幡「……もしかして呼ばれ方に関しては潔く諦めた方がいいのか?」

 

ヤエノ「ところで兄上の担当をしているライスシャワーさんはもうすぐクラシックですね。腕が鳴るのでは?」

 

八幡「まぁ、そうだな。トレーナーの腕の見せ所でもあるな。しかしライスと違う寮なのにお前が知ってるのはなんか違和感があるな。」

 

ヤエノ「私の栗東寮にはジュニアクラスで朝日杯FSのミホノブルボンにマチカネタンホイザさんが居ますので、よく話題になる事が多いのです。特に今期のクラシックでは【西のブルボン、東のライス】なんて表現までされてますからね。」

 

八幡「何だ、その表現?」

 

アルダン「トレセン学園を軸に寮の場所が西側にあるのが栗東、東にあるのが美浦という事で名付けられたものです。言い得て妙な例えですね。」

 

八幡「そんな例えされてたのか………」

 

 

今後のクラシックでもし飛び抜けた強さの2人が現れたら、そんな表現されそうだな。

 

 

ヤエノ「しかしそんな大事な時に兄上は何故こちらに?ライスシャワーさんとのトレーニングは行わなくてよろしいのですか?」

 

八幡「今日は休み、ライスは友達と初詣に行ってるよ。んで俺が此処に居る理由は隣に居るお嬢様からとある頼まれ事をされたんだよ。いや、命令?」

 

アルダン「兄様、私は命令してはいませんよ?」

 

 

どの口が言うんだか、全く。まぁ確かに命令はしてないけどよ。

 

 

八幡「お前達の茶会の菓子を用意するんだよ。まぁ今日じゃなかったからまだ良かったけどよ。」

 

ヤエノ「何とっ!そうでしたか!しかし兄上にだけそのようなお手間は掛けられません!不肖の身ながらこのヤエノムテキもお手伝い致します!」

 

八幡「え?いや、別に大丈夫だぞ?気持ちはありがたいが不慣れな事はいきなりするものじゃないぞ?」

 

ヤエノ「であれば尚の事!!私には必要な事だと思います!!兄上、どうかご指導お願いします!!」

 

八幡「分かった、けど今回はお茶会がメインだから教えるのは今度な?」

 

ヤエノ「はっ!!」

 

 

お堅い感じはあるが、素直に言う事は聞いてくれるからまだ良いよな。これで話を聞かない奴だったら……いや、考えるのは止めよう。

 

 

チヨノオー「あっ、アルダンさんにヤエノさん、それにお兄様!こんにちは〜♪」

 

八幡「……ライス以外からのお兄様ってなんか違和感があるな。」

 

アルダン「兄様、呼ばせて「るわけねぇだろ。」ふふふっ、冗談です。」

 

八幡「しかし、これで3人揃ったんじゃねぇの?面白い偶然もあるもんだな。」

 

ヤエノ「確かにそうですね。」

 

チヨノオー「これぞ【兄の周りには、武と舞と桜が集まる】ですね!」

 

 

うん、全く分からん。

 

 

ヤエノ「また絶妙によく分からない詩を思いつきましたね、チヨノオーさん。」

 

チヨノオー「えっ!?分からないですか!?私的には分かりやすくまとめたつもりなんですけど……」

 

八幡「今のでか……」

 

チヨノオー「でもどうしてお兄様が2人と一緒に?」

 

八幡「このくだりも3回目か……」

 

ヤエノ「チヨノオーさん、実は………」

 

 

今度はヤエノが説明してくれた。すると………

 

 

チヨノオー「お兄様、私もお手伝いしますよ!こう見えても和菓子作りは得意なんです!」

 

八幡「ヤエノにも言ったが、お前達の茶会だから今回はダメだ。また今度な。」

 

チヨノオー「……そうですか。」

 

八幡「まっ、気持ちだけ受け取っておく。」ナデナデ

 

チヨノオー「っ!!えへへ〜分かりました。」

 

 

?急にご機嫌になったが、何だ?

 

 

アルダン「兄様、私にもお願いします。」

 

八幡「は?何を?」

 

ヤエノ「ああああああはわわわわわわ!!?」

 

八幡「ヤエノ!?」

 

 

ヤバい、1人はご機嫌で1人は何かを強請ってて1人はぶっ壊れてんだけど……カオスだ、此処。

 

 

 




この3人は仲良しですからね〜。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。