ライスside
実況『さぁ最後の2人が現れました!!今回の1番人気と2番人気が同時の本バ場入場です!!ミホノブルボンとライスシャワーが2人並んで堂々と現れました!!』
ブルボン「では、行きましょうか。」
ライス「うん。」
実況『この2人はこれまでのレースに1度も土を付けずにこの舞台まで登り詰めてきました!!デビュー戦ではレコード勝ちを収めるだけでなく、レース全てを正確なラップで走るという驚異的なペース配分で勝ち抜いてきた今回の1番人気であるミホノブルボン!!今回はこれまでで最長距離である2,000mに挑戦です!!』
解説『彼女の性格もあるのでしょうが、あれ程見事な数字は今まで見た事がありませんでした。今回も良いレース運びをしてくれるでしょう。』
実況『対するは走ってきた距離は全て2,000mでしかもその内の近3走が此処中山レース場での勝利!中山との相性は申し分ありませんが、距離での安定性も抜群!2番人気ではありますが、実質この皐月賞もう1人の1番人気のライスシャワーです!!』
解説『このウマ娘はスタミナが豊富のようですからね、それにこの前の弥生賞ではスピードもかなり上がっていましたから、逃げのブルボンに追いつける唯一の存在かもしれませんね。』
やっぱり凄い注目……ブルボンさんもそうだけど、ライスにもこんなに見てくれる人が出来たんだ。その人達の為にも勝たないとっ!!
実況『さぁ、これで漸く主役が揃いました!この中山レース場に17人の挑戦者が集いました!クラシック3冠第1弾皐月賞!【最も速いウマ娘】が勝つと言われているこのレースを制する事が出来るのはどのウマ娘だ!?』
八幡(天気は雨だが降り始めだからバ場は良状態。流石に内ラチ沿いでぬかるんで転ぶって事は無いだろう。ブルボンと黒沼さんがどんな風に作戦を練ったかどうか、だな………)
実況『さぁ全ウマ娘がゲートに入りました!!今年の皐月賞に名を刻むのは誰だっ!?去年のトウカイテイオーと同じように無敗の皐月賞ウマ娘が現れるのか!?気張っていきましょう、皐月賞………』
ガッコン!!
実況『ゲートが開いて一斉に飛び出しました!!ミホノブルボン好ダッシュに成功!そのまま先頭を走る勢いです!その後ろは団子状態固まっている!ライスシャワーはこのグループに位置付けています!!人気2人は前のポジションに付けている!!』
やっぱりブルボンさんが逃げた、こういう風に走るんだ………ライスも負けていられない!
実況『第1コーナーをカーブしてミホノブルボンが3バ身リードをとって先頭を走っています!後ろにはクリトライとリワードガルソン、1バ身空いてライスシャワーが4番手でその外にダッシュフドー、3番人気セキテイリュウオーが並んでいる!2コーナー曲がってナリタタイセイこの位置ですぐ後ろにアサカリジェント追走!』
八幡「………」
黒沼「………」
タリアト「………(2人の顔にそれらしい動きは無い、まだ攻め時では無いという事か。)」
実況『これから3コーナーに向かうところまで来ました!ミホノブルボンがやはり先頭だ!その後ろにはリワードガルソンとセキテイリュウオーが上がって来ました!ライスシャワーはまだ抑えているがこれはどうだ!?更にはアサカリジェンドも上がって来ているぞ!!』
よしっ、此処から一気にっ!!
実況『さぁ中間コーナーを過ぎて第4コーナーに向かいます!追い上げてくるウマ娘はまだ2バ身後ろだが、追いつけるか!?さぁ第4コーナーを曲がって直線コースに入りました!先頭はミホノブルボンだ!!ミホノブルボンが先頭!!後ろからは内からライスシャワーがみるみる上がってきている!!やはり最後はこの2人だっ!!』
ブルボン「っ!!来なさい、ライスッ!!」
ライス「やあああぁぁぁぁぁぁ!!!」
実況『さぁ逃げるミホノブルボン!!追うライスシャワー!!その差はみるみる縮まっている!!残り200m!!残すは心臓破りの急坂を残すのみっ!!粘るかブルボンッ!?差せるかライスッ!?』
ブ・ラ「はあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
実況『さぁお互いラストスパートだ!!ミホノブルボン先頭だがリードは半バ身!!ライスシャワーもすぐそこまで迫っている!!さぁどっちだ!?逃げるか、差すか!?』
実況『先頭はミホノブルボン〜!!!ライスシャワーの猛追を凌ぎ切った〜!!!ミホノブルボンです!!1冠目を獲ったのはミホノブルボンです!!!』
ブルボン「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
ライス「はぁ……はぁ……」
………負け、た。
ライス「はぁ……はぁ……」
ブルボン「はぁ……はぁ……ラ、ライスさん。」
ライス「ブ、ブルボンさん……優勝おめでとう。やっぱり速いね、追いつけなかったよ……」
ブルボン「いえ……貴女がもっと、速くに追い出していたら……負けていたのは私でした……すみません、はぁ……はぁ……まだ息が整えられなくて……」
ライス「ギリギリだったんだね……」
ブルボン「はい、脚がもういう事を聞きません。」
ライス「じゃあ運ぶのを手伝うよ。1人で帰るのは難しそうだしね。」
ブルボン「ありがとうございます、ライスさん。」
……ごめんねお兄様、負けちゃって。
ライス、僅かの差で惜敗………