比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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新トレと2人目?

 

 

八幡side

 

 

さて、皐月賞の負けを引きずるまいとトレーニングに打ち込んでいるライスと俺。現状としてはスタミナトレーニングを中心に行なっているところだ。先の菊花賞の事も考えると、スタミナを活かした戦術の方がライスの力を発揮出来ると考えたからだ。故に、俺が今ライス………達にやらせているのは………

 

 

ライス「よし、2周目終わり、次は………コレッ!えっと………ふぇっ!?【向正面を目一杯、最終直線はランニング】!?」

 

ロブロイ「ふぅ、終わりました。じゃあ私は……これにしますね。内容は………【コーナースパート。他はランニング】な、成る程………」

 

シービー「着いた〜!じゃあ次のお題は………うんわぁ、【大外で1周】って意外と鬼畜じゃん!!」

 

ルドルフ「よし、次だな。ふむ……ではこれにしよう。成る程、【手脚に2キロずつ付けて1周】か……中々に厳しいのを用意しているな。」

 

 

新しく取り入れたランダムコース走をしている。見てもらったら分かると思うが、本当に色々な方法で走らせている。因みに1人3回ってルールだからこれで終わりだ。流石に3周以上やるのは脚に負担がかかり過ぎるからな。

 

 

ーーー5分後ーーー

 

 

八幡「よし、全員水分補給終わったな。じゃあ次はダウンだからランニングで2周だ。またって思うかもしれんがランニングだからな。最後の2周だから頑張ってくれ。」

 

シービー「八幡~、一緒に走ろ?」

 

八幡「今の俺の格好見てそれを言ってるんだったら、君の性格結構ヤバいよ?」

 

シービー「ん〜じゃあ次来た時は八幡も一緒にトレーニングしようよ!そしたら皆一緒に出来るんだからさっ♪それが良いよ!」

 

八幡「そしたら誰がトレーニング見るんだよ……」

 

ルドルフ「面白そうではあるが、流石に却下だな。兄さんがトレーニングを見ないと意味が無くなってしまうからね。シービー、ダウンに行くぞ。」

 

シービー「はぁ~い。」

 

ライス「じゃあ行ってきます。行こ、ロブロイさん。」

 

ロブロイ「は、はい!」

 

 

……今日はこのトレーニングをする上でルドルフにもお試しで参加してもらっている。いつも通りトレーニングをしに来たシービーと俺が誘ったロブロイの4人でやっているのだが、流石に注目を浴びてしまう。この前のシービーにスカウトしたトレーナー達は遠回りに俺を見ている。しかも視線的に好意的なものは1つも感じない……トレーニングが終わったら怖いな。

 

 

ーーー部室ーーー

 

 

ルドルフ「今日のトレーニング、とても有意義なものだったよ兄さん。」

 

八幡「そう言ってくれるとありがたい。ルドルフから見てどうだ?このトレーニングは?」

 

ルドルフ「ウマ娘側の立場からすれば様々な動きをする事が出来る。だから速度は勿論、走り方にも意識して走らされたよ。しかしこのトレーニング、トレーナー目線ではかなり難しいものではないかな?」

 

八幡「流石ルドルフだ、この欠点に気付いたか。」

 

ロブロイ「ど、どういう事ですか?」

 

ルドルフ「今日は我々4人がそれぞれ色々な走りを行った。くじ引きも4つあったからそれは一目瞭然。しかしその結果、兄さんは異なる動きをするウマ娘を同時に見なければならないという事になったんだよ。異なるウマ娘の動きを複数人居る中で正確に見るのは、実質不可能に近い。」

 

ライス「そ、そっか!じゃあお兄様は……」

 

八幡「まぁ要点だけは見るようにはしていた。これは全員が同じようにしなきゃ無理だな。それか2人1組(ツーマンセル)を2組作ってやらないと流石に見られないな。」

 

 

やっぱルドルフを入れて正解だった。トレーニングを主観、客観で見られるウマ娘は貴重だ。これに優れたウマ娘はルドルフを除いたらハヤヒデだけだろうな。俺が知ってる中では、だけどな。

 

 

ライス「じゃあこれからは2人1組でやるの?」

 

八幡「そうなるな。俺に2人目の許可が出れば「はいはいは〜い!!あたし立候補っ!!」………まぁ、今は保留という事で。2人目が「兄さん、私も立候補するよ。」………取り敢えず要検討という事で。」

 

 

心の中で言おう。2人目の許可が出ればこのトレーニングをやる事が出来るだろう。許可が出ないうちはあまりやらない方がいいな。

 

 

シービー「ねぇねぇ八幡、2人目はあたしだよね?」

 

ルドルフ「兄さん、私は君にスカウトしているのだから受けてくれるね?」

 

八幡「………」

 

ライス「あ、あわわわ………」

 

ロブロイ「な、何だか凄い現場に居ますね、私達。」

 

八幡「……助けてくれ、ライス。」

 

ライス「ふぇぇぇ!!?そんなの無理!!ラ、ライスじゃ無理だよぉ〜!!」

 

八幡「大丈夫だ、冗談だから。まぁ……この2人の言ってる事は冗談じゃあなさそうだけどな。」

 

シービー「うん、本気♪」

 

ルドルフ「勿論本気さ。」

 

 

………今は早くこの場を納めよう。

 

 

ーーートレーニング終了後ーーー

 

 

シービー「ねぇ八幡八幡、あたしだよね?2人目の話が出たらあたしをスカウトするよね?してくれるんだよね?する筈だもんね!?するもんねっ!!?」

 

ルドルフ「シービー、無理強いは良くないよ。それに兄さんには私が予約しているんだ、逆スカウトをしているのだから君もまずはそこからしたらどうかな?」

 

シービー「順番なんて関係無いしっ!!選ぶのは八幡だから関係無いしっ!!」

 

八幡「………」

 

 

君達ね………何でついて来るの?言質でも欲しいの?やめてくれよ、今は2人目の事なんて考えてる暇は無いの!それと早く自分の寮と家に戻れっ!

 

 

 




シービーとルドルフの圧が凄い……
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