ライスside
ダービーを目標にトレーニングをして2週間。5月に入った事でトレーニングも本格的になって来た。そしてお兄様も吹っ切れたのかどうか分からないんだけど、最近では会長さんと一緒のトレーニングも増えたんだ。シービーさんも元々参加してたから今は3人でトレーニングをしているの。2人共凄く速いからライスも最近になって漸く2人にもついて行けるようになって来た。
それでもブルボンさんに勝てるかどうかは分からない。だからライスも出来る限りの事を最大限にやるつもりなんだ。次のダービーは負けられない……負けたくないから!
ライス「はっ…はっ…はっ…はっ……」
ルドルフ「フッ…フッ…フッ…フッ…」
シービー「いやぁ〜ライスも良くなってきたね〜。ねぇ八幡、これならダービー獲れるんじゃない?」
八幡「あぁ、その証拠にルドルフにはここ最近ずっとマークしながらついて行けてるしな。追い抜けこそしないものの、ピッタリと張り付いている。多分ルドルフもかなりプレッシャーを受けているだろうな。」
シービー「けど追い抜いてほしいって思ってるんでしょう?」
八幡「それが出来たら上出来以上の成果だろうな。今のライスはついて行く事は出来ても追い抜くのは無理だろうな。走りのみならず色々な経験が違い過ぎるからな。」
シービー「ふぅん……ところでさ、チームいつ作るの?あたし早く八幡のチームに入りたい。」
八幡「……君ね、俺まだ此処に来てから2年目なの分かってる?」
シービー「うん、分かってる。」
八幡「そんなペーペーの俺がチーム持てるわけ無いでしょうが。個人でそれなりの実績を上げないと、チームの結成は認められないの、お分かり?」
シービー「八幡充分に実績上げてるじゃん!!1年目でGⅠ勝ってるし、2年目で重賞も勝ってるんだよ!これでどうして実績を上げてないって言えるのさ!?」クワッ!!
八幡「最低でもGⅠを3回とか、長くトレーナー続けるとかじゃね?でないと結成は無理だと思うぞ。おっ、ゴールしたな。しかも着差更新。また縮めたな、ライスの奴。」
八幡(うんうん、着実に実力を伸ばしてるな。目測でも分かるくらい差を縮めてるからな。にしても……この子は何でこんなにチームに拘るんだ?)
八幡「ほれ、次はお前の番だぞ。早よ行ってきなさい。後輩に強いところや憧れを持たせる見せるのも先輩のお仕事だぞ。」
シービー「はぁ〜い♪」
ライス「お兄様〜……どうだったかな?」
八幡「あぁ、着差更新してたぞ。それに段々慣れて来たんじゃないか?追う感覚っていうのも。」
ライス「会長さんが前を走ってくれるおかげで、ライスも前に追いつかないとって思うから!それにまずは追い越すじゃなくて並ぶ事が大事かなぁって。」
八幡「ほう……良い事だ。」ナデナデ
ライス「あ……えへへ〜。」ピョコピョコ
お兄様から頭撫でてもらうの、やっぱり良いなぁ〜気持ち良い〜♪
シ・ル「八幡?(兄さん)?」
八幡「ん?どうしたお前達、そろそろだぞ?」
シービー「その前にさ、ライスにだけ狡くない?何であたしには頭撫でてくれないの?おかしくない?酷くない?差別してない?」
八幡「………何だ急に?」
ルドルフ「兄さん、私にもライスシャワーと同じ事を要求する。私も君の元で頑張っているのだから同じ事をするべきだと思うが?」
八幡「………要するに頭撫でろ、と?」
シービー「そうっ!!」
八幡「……此処じゃ目に付く、トレーニングが終わったら考えてやる。」
ルドルフ「考えてやる、ではないと思うよ。」
八幡「……はいはい、分かった撫でるよ。それよりも今はトレーニングに集中しましょうね?」
シービー「約束だからね?絶対だからねっ!!」
や、やっぱりお兄様の頭を撫でる行為って気持ち良いから人気なんだ……
ーーートレーニング終了後ーーー
八幡「じゃあ今日も終了だ。ルドルフは今日もありがとうな、助かった。シービーは今日も強制参加お疲れさん。」
ライス「あ、ありがとうごじゃいました!」
ルドルフ「礼には及ばないよ。君のトレーニングには色々と学ばされる。」
シービー「そ・れ・よ・り・も!頭ナデナデ!!約束守ってもらうからね!!」
八幡「はいはい分かってるって。ったくこんなの何が嬉しいんだか俺には分からん。」ナデナデ
シービー「はわぁ………///」ポォ∼
す、凄い………シービーさんの顔が蕩けてる。それに尻尾が凄く動いてるし耳も垂れてる。
ライス「え、えっと…会長さんもお兄様に撫でられるのが好き……なの?」
ルドルフ「いや、私は1度も撫でられた事は無い。しかし、兄さんが君を撫でているのを見たのは何度かある。少し羨ましいと思っていたのだよ。」
ライス「そ、そうなんだ……」
ルドルフ「さて……兄さん、そろそろ私にもして欲しいのだが、いいかな?」
シービー「えぇ〜……やぁ〜だぁ〜もっと撫で撫でぇ〜。」
ルドルフ「シービー、君ばかり狡いぞ。」ムッ
八幡「喧嘩すんな。」ナデナデ
ルドルフ「ん………」
会長さんも気持ち良さそうにしてる……目を瞑ってるけどシービーさんと同じように尻尾が凄く動いてる。
シービー「♪〜……」
ルドルフ「………」
八幡「……よし、もう終わ「まだダメ、足りない。」「そうだ、まだ続けてくれ。」……まさかとは思うが長くなりそうか?」
シ・ル「後10分。」
八幡「後1分だ。10分なんて冗談じゃねぇよ。ライス、先帰ってていいぞ。」
ライス「う、うん……」
お兄様、トレーニングが終わっても忙しそう……
生焼け肉「ライスはねだらないの?」
ライス「ラ、ライスは……えっと……」
生焼け肉「八幡の担当なんだから遠慮しなくてもいいのに。」
ライス「あのね、お兄様が作ってくれる料理なんだけど、誰かから食材の差し入れがあるんだって。良い人だよね。作者さんは何か知ってる?」
生焼け肉「僕も知らないなぁ〜誰だろうね?けどその人の為にもたくさん食べて元気に走らないとね。」
ライス「うん!」
生焼け肉(頑張るんだよ、ライス。)