比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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合宿終了と来訪者

 

 

ライスside

 

 

なんか、あっという間の2ヶ月間だった気がするなぁ………いっぱいトレーニングしたし、すっごく辛いトレーニングもたくさんだったけど、それ以上に楽しい2ヶ月だった。けど合宿の期間はもう終わりだから帰る日になった。お兄様からは、帰ったらトレーニングはせずセントライト記念と菊花賞に向けての打ち合わせをするって言ってたんだ。だから今日のトレーニングは無しになったの。ライスは全然大丈夫なんだけど、お兄様の考えも聞いておかないとだもんね。

 

でもね、最近お兄様の様子がおかしいの……体調が悪そうだとか悩んでるって感じじゃないんだ。例えば………そう!来る筈の物が来なかった時のような、そんな感じで顎に手を当てて首を傾げたりしてるんだ。もしかして何かあったのかなぁ?

 

 

ーーー美浦寮専用バス車内ーーー

 

 

ライス「うぅ〜ん……お兄様どうしたのかなぁ?」

 

カフェ「ライスさん、どうかされたのですか?」

 

ライス「あ、カフェさん……ううん、ライスは大丈夫なんだけど、お兄様の様子が少しだけ変だったから気になってたんだ。」

 

カフェ「トレーナーさんの?」

 

ライス「うん。よく分からないんだけどいつもと様子が違ってたから。」

 

カフェ「……私には分かりませんでしたが、きっと大丈夫です。もし心配でしたらライスさんが相手になってあげれば良いと思います。」

 

ライス「……そうだね。うん、そうしてみるね。」

 

 

よぉし、学園に着いて部室に行ったらお兄様に聞いてみよっと!

 

 

ライスsideout

 

八幡side

 

 

ーーー栗東寮専用バス車内ーーー

 

 

八幡「………」

 

 

「ねぇ?兄さん何かあったのかなぁ?」

 

「さ、さぁ?ずっと悩んでるよね?」

 

「うん……乗ってから何か思い詰めてる、やっぱり難しい事かなぁ?」

 

 

八幡「………」

 

 

スペ「やっぱり……トレーナーさんは今晩の献立を考えてるんでしょうか?」

 

オグリ「あぁ……その可能性はある。トレーナーがあんな風に悩むトレーナーは見た事がない。」

 

ス・タ「いいえ(いや)、それは無いわ………」

 

 

………なんか周りがちょっとヒソヒソしているように聞こえるが、今は気にならない。だって俺には今、他の事が気になっているからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「先生とプロフェッサー、来なかったなぁ……」

 

 

そう、来なかったんだ。だって先生から7月にプロフェッサーが日本に来るって言ってたんだ。それにプロフェッサーが来たら俺の所に向かうって言ってたんだが……けど俺も合宿に夢中だったから先生達の事は頭には無かった。今更連絡を入れても仕方ないだろう………もう少し早く思い出していれば。

 

 

エアグルーヴ「……おい、いい加減その顔をやめんか。空気が少し悪いではないか。」

 

八幡「エアグルーヴ……済まんな、ちょっと気になる事があってな。どうするべきか考えていたんだが、周りに出ていたか……悪い。」

 

エアグルーヴ「……その悩みとやらはこの前私に話していたトレーナーの事か?」

 

八幡「ん?あぁいやアイツの事は別に……俺の恩師の事でちょっとな。」

 

エアグルーヴ「何?恩師だと?」

 

八幡「あぁ。夏合宿で来るって言ってたんだが来なかったから少しだけ気になってたんだ。考えても仕方ない事なんだが、どうしても気になっちまってな。」

 

エアグルーヴ「そうだったのか……まぁそういう理由であれば仕方あるまい。それに見当違いの事を予想している奴も居るようだしな。」

 

 

スペ「人参をふんだんに使った料理を………」ゴクリッ

 

オグリ「トレーナーの料理はどれも美味しいから何でも………」ジュルリッ

 

 

うん、もう悩む姿勢を取るのはやめておこう。後ろの2人がなんか怖い。

 

 

ーーートレセン学園ーーー

 

 

ライス「お兄様〜!」

 

八幡「ん、ライスか……んじゃ部室に行くか。」

 

ライス「うん!」

 

八幡「そっちのバスでは大丈夫だったか?隣はカフェだったんだろ?怖い話とかされなかったか?」

 

ライス「ううん、大丈夫だったよ。」

 

八幡「怪奇現象とか起きなかったか?急に頭や肩が重くなったりだとか、目の前がぼやけたり黒い靄が見えたりとか、他にも「あわわわわ〜、お兄様!!そんな怖い事言わないでよ〜!!」す、済まん……」

 

ライス「怖い事は無かったよ……それよりもね、カフェさんとお兄様の事でお話してたんだ♪」

 

八幡「一体何を話してたんだよ………」

 

 

そんな感じで俺とライスは部室に向かっている。バスの中でライスとカフェが話していたという内容が気になったのだが、女子の話だからアレコレ探るものでもないだろう。

 

 

ーーー部室ーーー

 

 

八幡「んで、俺が悩んでるところを見て今晩の献立を考えてるんだなって思ってたらしい。」

 

ライス「えへへ、スペシャルウィークさん達は本当にお兄様の料理が好きなんだね。」

 

八幡「全くだ、アイツ等の為に作るわけでもないのにな。もう着くな、鍵鍵っと………」

 

 

ガチャッ

 

 

八幡「………え?」

 

ライス「ふぇ?お兄様、どうかしたの?」

 

八幡「鍵が掛かった……って事は掛かってない?」

 

 

ガチャッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タリアト「八幡、戻ったか。待ちかねていたぞ。」

 

マンノウォー「八幡、会いたかったぞ〜!!」ガシッ!!

 

 

……まさかの先生達がお留守番していました。そして数年ぶりに会うプロフェッサー、お久しぶりで嬉しくはあるんですけど、もう少し力を緩めてください……肩がちょっとだけミシッて言いました、ミシッて。

 

 

 




先生達がまさかのお留守番!!
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