比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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バレてしまった隠し事

 

 

八幡side

 

 

合宿から帰ってきて3日経過して、俺とライスはいつも通りのトレーニングに戻っていた。いつも通りでない部分は、案の定というべきか居候ウマ娘(シービー)のトレーニング参加だ。別にデメリットは無いし、寧ろありがたいから助かってはいるのだが、何故こうも毎回毎回やって来るのかねぇ?自由が好きなんじゃなかったのかよ……とはいえ、ライス1人も味気ないから許してしまっている俺も俺なんだけどな。まぁ週に2~3回で必ず1日おいてるからまだ良いのかもしれない。毎日だったら流石に問題だ。

 

 

シービー「いやぁ~それにしてもさ、八幡ってあんな豪華な料理も作れちゃうんだね!合宿で見た時は驚いちゃったよ~!」

 

八幡「あれはあくまでもご褒美って事で作ったから頻繁に作ってるわけじゃない。ライスがGⅠを勝ってくれたら、作ってやろうか。」

 

ライス「い、いいの?お兄様の作ってくれる料理ならどれも美味しいから、ライスはなんだって良いよ!全部食べるから!」

 

シービー「八幡、試しにあたしにも1つ作ってくれない?思い返してみれば、あたし八幡の料理1回も食べた事無いっ!」

 

八幡「おにぎりとたくあんなら考えてやる。」

 

シービー「遠足じゃないんだよ!?それだけじゃ足りないって!!」

 

ライス「あの、お兄様……シービーさんはライスとトレーニングを一緒にしてくれているから、お礼に作ってあげられないかな?お昼ご飯にライスに作ってくれてるみたいに……」

 

シービー「ラ、ライス……」ウル…

 

八幡「……そうしてもいいがもしそれで入手方法が知られてみろ、一斉に並走相手が増えるぞ?今日はシービー1人だけど、明日は5人とか。」

 

ライス「………ご、ごめんねシービーさん。」ニコォ…

 

シービー「バラさないから!!バラしたら八幡に怒られる上に、お昼ご飯なくなっちゃう!!」

 

 

必死だなぁ……あれ、なんか俺の昼飯ありの前提で話進んでるけど、あげるとは言ってないからな?

 

 

ーーートレーニング終了後ーーー

 

 

シービー「いやぁ、今日も終わった終わったぁ~!うん、やっぱり八幡のトレーニングは楽しいねぇ♪」

 

八幡「そりゃどうも……愚問かもしれないけどよ、お前トレーナー決めないのか?」

 

シービー「もうホント早く八幡に追加の担当増やしてよって思うんだけどさ、一向に気配が無いのっ!意味分かんなくない!?」ズイッ!

 

八幡「俺にそんな事を言われてもな………ん?」

 

ライス「?どうかしたのお兄様?」

 

八幡「いや……ちょっとな。」

 

シービー「え、何々……あぁ~あの人かぁ。」

 

 

先輩2『………』ジィ∼

 

 

遠巻きに見てるのは、俺をバカにしただけでなく先生も侮辱したあの先輩だ。聞くところによれば、あの人の担当ウマ娘が抜けたらしい………本人に聞いたわけじゃないから知らんけど、多分後釜としてシービーを狙っているのだろう。だって見てくるの今日が初めてじゃねぇし。いや、1つ訂正。見てくるじゃなくて睨んでくるだった。

 

 

先輩2『………』クルッ スタスタ

 

 

シービー「言いたい事があるなら直接言えばいいのにっ……あのトレーナーでしょ?八幡とその先生をバカにしたっていうトレーナーって。アホらしいよね、自分が成果上げられないからって後輩に嫉妬って……大人なのに大人げなぁ~い!」

 

八幡「もしかしたらお前狙いかもしれんぞ?」

 

シービー「いやいや八幡、冗談やめてよ!」

 

八幡「いやいやシービーさん、お前にスカウトしてきた奴の顔もう忘れたのか?」

 

ライス「そ、そうだったんだ………」

 

 

ライス(で、でもシービーさん大丈夫かなぁ?今お兄様とトレーナーさんだけに秘密にしている事を思いっきり言っちゃってたけど……)

 

 

シービー「は、八幡!!早くしないとっ!!あたしを早くスカウトして!!でないとあたし、あのトレーナーにストーカーされちゃう!!」ダキッ!!

 

八幡「落ち着け元祖ストーカー。今のところは大丈夫だろう……けど少し警戒が必要だろうな。シービー、お前はなるべく1人で居ない方が良い。複数で行動するようにしろ。」

 

シービー「分かった、よろしく八幡!」

 

八幡「同じ生徒に頼め……何で1発目がトレーナーの俺なんだよ………」

 

シービー「良いじゃん!あたしを守ってよお兄ちゃん、お願いっ♪」

 

八幡「はぁ……調子の良い妹だな。」

 

 

何も無ければそれに越した事は無い。けどあんな発言をするトレーナーだ、ウマ娘相手にも何を言うか分からないからな。予防線くらいは張っておいても良いだろう。さて………

 

 

八幡「ところでシービーさん?今し方妙な事が聞こえたんだけどな、俺と俺の先生をバカにしたっていうのが聞こえたんだよ。おっかしいんだよなぁコレが。俺、この事を1人のウマ娘にしか話してない筈なんだが………さて、どういう事なんだろうねぇ〜?」ニコリッ♪

 

シービー「えっ!?………あっ、えっと………そ、それは……そのぉ〜………」ダラダラ

 

 

………ビンゴだ。メジロの時もそうだったが、やっぱ俺には言えない何か隠してやがったな。

 

 

八幡「説明、してくれるよね?」ニコリッ♪

 

シービー「は、はいっ!!」ビシッ!!

 

 

ライス(や、やっぱりこうなっちゃった………あうぅ、ライスも着いて行かないと。)ミミタレ

 

 

そんで俺は事情を聞く為にシービーを連れて部室へと戻ったのだが………何でライスもついて来た?

 

 

 




シービー「不可抗力、不可抗力だよぉ〜!!あたし何にも悪い事してないのに〜!!」

八幡「大丈夫大丈夫、事情を聞くだけだから。」ニコリッ♪

シービー「その顔っ!!その顔が怪しいのっ!!普段見せないとっても良い笑顔が恐怖を誘ってるのっ!!」

ライス「シ、シービーさん。ラ、ライスも一緒に怒られるから………」ミミタレ

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