比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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心を和ませる為に

 

 

八幡side

 

 

………菊花賞が終わってから翌日。何とも目覚めの悪い日となってしまった……理由は言わずもがな菊花賞の事でだ。GⅠ優勝で嬉しかった筈なのに、ライスがあんな風に言われてると知ったら全く喜べなかった。

 

黒沼さんも今回の負けは『ライスシャワーがブルボンよりも強かっただけに過ぎない。』ともコメントしてくれたのを聞いた。しかしそれを含めたとしても………

 

 

八幡「………」グシャ…

 

 

この記事は余りにも酷過ぎる………

 

 

菊花賞はライスシャワーの手に!!ブルボンの無敗の3冠を阻止!!!数十年振りの偉業潰える!!!

 

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昨日の菊花賞は数十年振りの3冠ウマ娘の誕生の期待がかかった大事なレース日!3冠のかかったウマ娘の名前はミホノブルボン。ペースを刻みながら逃げる作戦でこれまで無敗を貫いてきた。今回も同様にその作戦で迎えた。しかし結果は2番人気のライスシャワーが先着し、3冠達成の偉業を阻んだ。中団前目の位置で先頭を伺いながら最終直線で抜け出してそのまま2バ身突き離してダービーと菊花賞の2冠達成。因みに今後の予定は未定との事。

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八幡「………」

 

黒沼「下らん記事だ。」

 

八幡「っ!黒沼さん……」

 

黒沼「ライスシャワーがブルボンよりも強かっただけの話だってのに、まるでライスシャワーが悪い事をしたかのように書かれてやがる……」

 

八幡「………えぇ。」

 

黒沼「気にするな……っていうのは無理だろうな、特にお前の担当には。」

 

八幡「昨日も色々と気にしないようにとは言いましたけど、流石に無理でしょうね。まぁ今日はライスと出かける予定なので、ある程度の気分転換にはなると思うんですけどね。」

 

 

ーーー放課後ーーー

 

 

八幡「よし、集まったな。んじゃ行くか。」

 

ライス「う、うん。えっとお兄様………」

 

八幡「あぁ分かってる、分かってるぞライス。聞いておかないとな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何で此処に居る、シービー?」

 

シービー「え?八幡が居るからだけど?」

 

八幡「いや何その俺が居るから、みたいな言い方?お前は自分の家に帰りなさい。」

 

シービー「えぇ〜あたしまだ八幡と居たい〜!それで2人は何処かに行くの?」

 

八幡「ちょっと小料理屋にライスの優勝祝いだ。」

 

シービー「え、それじゃああたしも「自腹ならな。」えぇ〜ケチィ〜!!」

 

ライス「あ、あの……シービーさんが一緒でも、ライスは大丈夫だよ?」

 

シービー「ほらぁ!!ライスもこう言ってくれてるんだからさっ!!ねっ?ねっ!?」ズイッ!

 

八幡「……はぁ、分かったよ。ついて来い。」

 

シービー「やったぁ〜♪」

 

 

1人増えたが、まぁ良いか……女将もきっと気を利かせてくれると思うしな。

 

 

ーーー小料理屋ーーー

 

 

女将「おや、いらっしゃいトレーナーさん!待ってたよ〜!ライスちゃんもいらっしゃい、よくきたね!!もう1人は知らない子だけど、トレーナーさんの知り合いなら悪い子じゃなさそうだし歓迎するよ!」

 

シービー「ありがと〜女将さ〜んっ!」

 

女将「よし、じゃあ店閉めるよ!今日は祝い席だからね!たくさん飲み食いすると良いよっ!!」

 

八幡「えっ……店閉めていいんですか?」

 

女将「男が細かい事気にするんじゃないよ!ライスちゃんのGⅠ優勝なんだから派手に祝わないとね!すぐに作るから待ってな!!」

 

 

女将さん、すげぇな……

 

 

ライス「えっと、いいのかな?ライス達がこのお店を貸し切っちゃって……」

 

八幡「女将さんがいいって言ってたから良いんじゃないか?それに今日はお祝いなんだからライスは気にせず食べて飲んで楽しめば良いんだよ。それから………」

 

ライス「ひぇ()にゃ()にゃに(なに)?」

 

八幡「笑顔が足りてねぇぞ?」

 

シービー「そうだぞライス〜あたしも今日の新聞見たけどさ、あんなの言わせとけばいいの!あんなの汚いおじさん達が汚い文字列を書いて並べただけの汚い紙なんだから!」

 

女将「そうだよライスちゃん。この店の皆は全員ライスちゃんの味方だからねっ!!あの新聞なんてちょっと見た瞬間に破り捨ててやったんだから!!」

 

若女将「そうだよライスちゃん、あんな身も蓋も無い記事なんて気にする事無いよ!」

 

店員「ライスちゃんは自信持って大丈夫だよ。」

 

大将「そうそう。ライスは何も悪い事してないんだから胸張ってれば良いんだよ。」

 

 

※そうだよライス!!僕はずっとライスの味方だからねっ!!ずっと応援してるから!!それに君の事を悪く言った連中はちゃんと○○ておいたから!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライス「えへへ……ありがとう、ございます。とっても嬉しいです!」ウルウル

 

八幡「ふっ……よしっ、今日は好きなだけ食べて飲んで良いぞ。ライスのお祝いなんだからな。」

 

シービー「いよぉ〜し!!あたしも食べるぞ〜!「因みにお前は自腹だぞ?」えぇ〜!?意地悪っ!!ケチッ!!八幡っ!!」

 

八幡「おい待て、何俺の名前を悪口みたいに言ってんだよ?奢ってやらんぞ?」

 

シービー「すみませんでした八幡神様!!」

 

八幡「神扱いすれば良いってもんじゃねぇぞ?」

 

ライス「ふふふっ………」

 

女将「はい、お待ちどう様っ!!まだまだあるからじゃんじゃん食べてねっ!!」

 

 

今日のおかげでライスの心はかなり余裕も出来たし和らいだと思う。明日からは普通のトレーニングになっても大丈夫そうだな。

 

 

 




小料理屋の皆さん、ありがとうございました!!貴方達とは話が分かりそうです!!
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