比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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次走

 

 

ライスside

 

 

ライス「うん、じゃあその日にお家に行くから。ちゃんとお兄……ライスのトレーナーさんも連れて行くから大丈夫だよ。」

 

お母様『はぁい、分かりました。じゃあ色々準備して待ってるからね。』

 

ライス「うん、待っててね!じゃあまた………帰る日もお母様に伝えたし、帰省届も出した。後はお兄様に伝えるだけだね。」

 

ブルボン「ライスさん、こんにちは。何やら楽しそうですが、何かあったのですか?」

 

ライス「あ、ブルボンさん……えっと、実家に帰省するからその連絡をしてたんだ。ブルボンさんは怪我大丈夫?」

 

ブルボン「右脚の跛行との事でした。ジャパンCの回避に加えて有マ記念の出走も無くなりました……今は怪我の治療に専念します。」

 

 

ブルボンさんは菊花賞の後、ジャパンCに出走する為にトレーニングしてたんだけど、直前の追い切りで故障が見つかっちゃったんだ……

 

 

ブルボン「ライスさんの次走は決めているのですか?差し支えなければ教えていただきたいのですが。」

 

ライス「えっと……まだ決めてないんだ。トレーニングはしてるけど、お兄様もその辺は悩んでるみたいで。ライスも何に出たら良いのか分かんないんだ。」

 

ブルボン「そうですか……てっきり天皇賞・春に向けて動き出しているのかと思いましたが、決めていなかったのは少し驚きました。」

 

 

天皇賞・春………ライスもそのレースには出てみたい。けどそのレースは今、マックイーンさんが2連覇している。来年のレースで1着を獲ればまだ誰もやった事が無いGⅠ3連覇を成し遂げた事になる。走りたいけど……きっと皆はマックイーンさんの3連覇を見たがってる筈だから。

 

 

ライス「早く決めないと……だね。」

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

………何とか誤魔化せたけど、本当に次のレースどうしよう。このまま何も出ないわけにはいかないし、そろそろ決めないといけないよね。うぅ〜ん……お兄様が提案するとしたら何だろう?早い時期の日経迎春杯かも?けどAJCCだってあるし……それとも京都記念かダイヤモンドS?阪神大賞典だって菊花賞と同じ3,000mだし、日経賞も長距離。い、いっぱい候補がある………

 

 

八幡「心此処に在らずって感じだな、ライス。」

 

ライス「ふぇ?」

 

八幡「何か悩み事か?俺が聞いていい範囲でなら相談くらい乗るぞ?」

 

ライス「う、ううん!次のレースの事をブルボンさんに言われちゃったんだ。それでどうしようかなぁって……お兄様はスケジュール決めてたりする?」

 

八幡「一応は、だけどな。日経賞を予定してる。その後の事はそれから考えれば良いしな。まずは順当に行けそうなレースを踏んでいこうと思った結果、日経賞スタートにしようと思うんだが、どうだ?」

 

ライス「……うん、ライスもそれで大丈夫!」

 

八幡「よし、じゃあ次は日経賞で決まりだな。」

 

ライス「うん!あっ、それとねお兄様。実家に帰る日なんだけど、○○日からになったんだけど、その日からはお兄様って大丈夫?」

 

八幡「あぁ、大丈夫だ。俺もその日までに手土産買っておかないとな。今年はもう大きく動く事はないから気ままにやっていこうか。」

 

ライス「き、気ままに?」

 

八幡「そ、気ままに。流石にトレーニングを気ままにするわけにはいかないが、息抜きをする事だって必要だ。ずっと張り詰めたままじゃ疲れるしな。」

 

ライス「い、いいのかなぁ?」

 

八幡「偶にはな。これが常にだったらおかしいが偶になら許されんだろ。それに人生は苦いんだから、食い物とか飲み物くらいは甘くても良いんだよ。ほれ。」

 

ライス「あっ!」

 

 

ライスの目の前に置かれたのは生クリームが乗せられた黄色いケーキだった。チーズケーキはもっと薄い色をしていたと思うから、多分これはカボチャかなぁ?

 

 

ライス「コレってカボチャ?」

 

八幡「正解だ。俺達は忙しかったからハロウィンを楽しむどころじゃなかっただろ?だから遅れたハロウィンをと思ってな。」

 

ライス「お、美味しそう………」

 

八幡「まだ幾らかあるから食べたかったら言ってくれ。マックイーンに見つからなければいいんだが……淡い期待はしないでおこう。」

 

ライス「マックイーンさん、甘い物好きだからね。」

 

八幡「バレない内に食べちまおう。残りは無いという設定で貫く。」

 

 

でもお兄様、最後にはあげちゃうところがあるから本当に優しいんだよね〜。

 

 

アルダン「とても美味しそうなものを食べていらっしゃいますね。兄様にライスさん。」

 

八幡「……メジロはメジロでもアルダンの方か。食事はもう終わったのか?」

 

アルダン「はい。お2人を見つけましたのでお声をかけようと思って来ました。こちらのケーキも兄様の手作りですか?」

 

八幡「あぁ、そうだ。」

 

ライス「とっても美味しいんだよ!程良い甘さで生クリームも良いアクセントになってるんだ!」

 

八幡「そいつは何より。」

 

アルダン「ふふふっ、そんなに美味しい物を兄様からいただけるなんて、ライスさんが羨ましいです。」

 

ライス「えへへ、そうでしょ?」

 

アルダン「えぇ、なのでマックを呼んで来ても?」

 

八幡「やめろ、洒落にならん。かぼちゃの皮を焼いたやつだけ渡して終わりだ。」

 

アルダン「ふふふ、それはマックにとっては拷問ですね。」

 

 

 




ライスの次走、日経賞!
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