八幡side
八幡「おい、此処まで来たらもう逃げるなんて事しねぇからいい加減この腕放してくんない?歩きづらい上に窮屈なんですよ。俺の腕はお前の抱き枕じゃないのよ?」
シービー「いっやでぇ~す!!八幡があたしに構ってくれなかった罰なんだから身を持って受ける事っ!本当だったら生徒会室までお姫様抱っこで運んでもらうところをこれで我慢してるんだから感謝してほしいくらいなんだから!!」
八幡「図々しい事この上無いなお前……ていうかお前、この長い道をずっと俺に抱っこされながら来るつもりだったのかよ。それってお前の罰ゲームじゃね?」
シービー「え?じゃあ八幡があたしに抱っこ「されるかバカタレ。そしたら今すぐにでも逃げ出してやるよ……すぐ捕まるけど。」ならこのまんまっ♪」
皆さん、先程から俺の腕を占領しているシービーに生徒会に連行されています比企谷八幡です。一体何の用があって俺を連れて行くのか分からないが、隣の誘拐犯曰く『ルドルフも待ってるから。』っだそうだ。うん、意味分からん。そんで、荷物置いてすぐに生徒会室まで直行してるってわけだ。俺、別に何も悪くなくね?別に2人の担当ってわけでもないんだぞ?なのにどうしてこんな目に遭ってるんだ?取り敢えずシービー、君とは一旦距離を置こう。
※距離置いちゃったら、余計に悪化するんじゃないですか?
シービー「ねぇ八幡、まさかとは思うけどあたしと距離を置こうって考えてない?」ジトォ∼…
八幡「………考えてるわけねぇだろ。そんな事したらお前が更にくっついてくる未来が見える。しないしない絶対しない。」
シービー「ふぅん、ならいいけど。」
あっぶねぇ……コイツってエスパーも使えたのか?いや違う。シービーってどうでもいい事に関してだけは妙に鋭いんだよなぁ。
シービー「ん、着いたよ八幡。」
八幡「漸くか……じゃあ腕を「ん?」放し……だから腕を放して「んんぅ?」………もういい、勝手にしろ。」
シービー「うん、じゃあそうするね♪」
皆、これはよく覚えておけ。諦めも肝心、ってな。それに俺の座右の銘は【押してダメなら諦めろ】だからな、無駄な事はしたくない。
ガチャッ
シービー「ルドルフ~、八幡と一緒に遊びに来たよ~!」
ルドルフ「……やぁ兄さん、帰ってきてたんだね。お帰り。」
八幡「おう、ただいま。ていうかシービー、お前遊びにって言ったか?」
シービー「え?うん、言ったよ。」キョトン
八幡「……ルドルフ、生徒会室で遊びたい奴が俺の隣に居るんだが、どうする?」
ルドルフ「シービー、生徒会室は娯楽施設ではないよ。それは君も分かっていると思っていたんだが?」
シービー「失礼だなぁ、ちゃんと分かってるってば。別にこの場所で走るとかそんなじゃないから安心してよ。」
じゃあ何するってんだよ……ほら目の前にルドルフ見ろよ、耳絞ってんぞ。明らかにちょっと機嫌悪くなってるのが分からないのか。いや分かんないよな、此処で遊ぶとか言ってる奴の思考が理解出来てたまるかってんだ!
ルドルフ「では何をするんだ?」
シービー「それはね~……お昼寝!」
八・ル「………は?」
シービー「だからお昼寝だってば!ルドルフは分かってるか分からないけど、休憩が足りてないっ!主に八幡のせいで!それであたしは寝たい、とにかく寝たい!八幡の膝を枕にして寝たい!八幡が構ってくれなかったから八幡のせい!最後に八幡は長旅で疲れてるから癒しが必要、だからお昼寝!」
……………何言ってんだ、この娘は?
八幡「あの、言ってる事が半分も理解できn「その案、可決だ。」え?」
ルドルフ「今すぐ実行に移す。」ガタッ
八幡「いやルドルフ何言って「それじゃあソファーにGO♪」GOじゃねぇよ!!俺の意見も聞けよ!!」
シービー「うんうん、やっぱりこの膝は良いね♪あたしもっと好きになっちゃったよ~。お昼寝にして正解だと思わないルドルフ~?」ムフゥ∼
ルドルフ「あぁ、これは良い……兄さんの肩に頭を預けているだけだというのにこの安心感に加え多幸感、癖になってしまうな。君の言う通り、私は少し休憩が足りなかったのだろう……私もまだまだ未熟という事だね。」ミミ ペッタン
八幡「そうかいそうかいそりゃ良かったな……おかげで俺は身動き取れなくて困ってるんだが、これに関してはどう説明してくれるんだ?お昼寝を発案したシービーさん?」
シービー「んえぇ?最初に言ったりゃん、罰らってぇ……」ウトウト
八幡「生徒会長?」
ルドルフ「………今は回復が優先だ。」
言いなりかよ!もう少し威厳を見せてくれよ生徒会長!!普段の凛々しい姿何処行ったんだよ!?
ルドルフ「兄さんも固い事言わずに、肩の力を抜いてリラックスするのも大事だ。時には休む事も仕事の1つだよ?」
八幡「それを出来てなかったお前が言うのかよ………それにリラックス出来ない原因が俺の肩と膝にある事を自覚してほしいもんだ。」
シービー「じゃ~しょうゆう事で……おやしゅみはちまぁん………」
ルドルフ「兄さん、私も少し休ませてもらうよ。お休み。」
八幡「………どうしろってんだよこの状況。」
結果、俺は2人が起きるまで開放させてはもらえず、3時間ずっと同じ体勢でスマホで暇つぶしをしていた。だってルドルフは腕を、シービーは足をずっと放さずに寝てたんだぞ?起こそうかとも思ったが、それをやったら不機嫌になりそうだからやめといた。
八幡の罰…2人の枕にされる事。