比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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協力者と日経賞観戦

 

 

シービーside

 

 

やっほ~皆、ミスターシービーだよっ♪あたし達は今、ライスを応援する為に中山レース場の観覧席に居るんだ。いやぁ~……良い眺めだね此処っ!レース場全部見渡せちゃうくらい!これも八幡の担当になった特権だよねっ!もう皆は知ってると思うけど、ライスは今日のメインレースの日経賞に出走するんだ。しかも去年の弥生賞以来の1番人気だから、きっとやる気上がってるよね!

 

 

シービー「あれ、ルドルフ~八幡は~?」

 

ルドルフ「兄さんならライスシャワーの所だよ。激励と作戦を伝えにね。さっき我々に伝えていたと思うが、君は此処からの眺めに夢中だったから聞こえてなかったんだろう。」

 

シービー「あそっかぁ~。道理で八幡の声が全くしないわけだっ!」

 

ルドルフ「我々も行った方が応援になると思ったのだが、かえってプレッシャーになると困るからね。兄さんが来るまで此処で留守番というわけさ。」

 

 

コンコンコンッ

 

 

ルドルフ「?兄さんかな?だが兄さんなら声をかける筈だが……今開けます。」

 

 

ん?八幡じゃないの?

 

 

シービーsideout

 

八幡side

 

 

八幡「ってな感じなんだが、ライスはどう思う?一応先の事を見据えての作戦なんだが……」

 

ライス「うん、ライスもそれが良いと思う。少しでも前につけられるようにしておかないとだもんね。天皇賞では簡単に好位につけさせてもらえないと思うから、このレースで身体に馴染ませてみるよ!」

 

八幡「そうか……よし、じゃあ行って来い!」

 

ライス「うん、行ってきます!」

 

 

ーーーレース場内・通路ーーー

 

 

よし、作戦は伝えたし後はライス次第だ。俺も観覧席に戻らないとな。シービーも待ちくたびれてるだろうし、そろそろ来る時間だしな。

 

 

八幡「……ん?もう来てたのか。」

 

 

けど扉の前で止められてるな……あっ、って事はルドルフに質問されてるとか?言っておけばよかった………

 

 

八幡「よう、悪いな遅れて。ルドルフ、コイツは俺の客だ。」

 

ルドルフ「兄さん、少し遅かったよ。彼女から今し方、君からの招待カードを見せてもらって入れるところだったんだ。」

 

???「アンタね、こういう事は先に言っといてよ。」

 

八幡「だから悪かったって言ってるだろ?俺も今ルドルフに言っておけば良かったって思ってたんだよ。にしてもこうして会うのは久しぶりだな。お前って俺が行く時の時間って大体居ないもんな。」

 

???「仕方ないでしょ、あのお店は副業で本業は仕立て屋なんだから。」

 

八幡「そうだったな……まっ、来てくれてありがとな川崎。」

 

沙希「別に……今日は仕事休みだったし暇だったってだけ。」

 

ルドルフ「川崎氏に兄さん、立ち話も良いが中に入ろう。彼女も疲れているだろうしね。」

 

八幡「ん、そうだな。」

 

 

俺がこの場に誘ったのは高校の頃の同級生の川崎。今はウマ娘の勝負服専門の仕立て屋で働いていて、副業で俺が懇意にしている小料理屋でバイトしている。実はライスの勝負服は川崎に依頼したものだ。良い仕事するだろ?

 

 

沙希「にしても今でも意外。アンタがトレーナーってまだ違和感だらけ。」

 

八幡「アホ言え、俺が1番意外に思ってるっつーの。んで、そっちはどうなんだ?」

 

沙希「依頼が来ないと仕事出来ないからボチボチ。また指名で依頼出来ないの?」

 

八幡「目の前に居るの、俺の新しい担当。多分すぐに依頼すると思うからそん時は頼むぞ。」

 

沙希「早めにね。」

 

八幡「そいつは無理だな。まだデビューしてないから早くても今年の終わり辺りだ。」

 

沙希「はぁ……まぁ良いけど。」

 

シービー「あっ!八幡~そろそろ始まるよ~!」

 

 

ん、もうそんな時間か。ライスなら問題ないとは思うが、応援は大事だしな。

 

 

沙希「……ん?今日って勝負服着ないの?」

 

八幡「着るのはGⅠの時だけだ。お前そのくらいは勉強しとけよ……」

 

沙希「仕方ないでしょ、アタシは別にレース興味無いし。」

 

八幡「じゃあけーちゃんがウマ娘だったら?」

 

沙希「覚えるに決まってんじゃん。」

 

八幡「シスコン。」

 

 

実況『スタートしました!!綺麗なスタートを切って先行していくのはメロンパワー!その後ろにアイルトンシンボリとライスシャワーが2番手争い!』

 

 

ルドルフ「先行、しかし2番手か……兄さん、今回の作戦はどういうものなんだい?」

 

八幡「天皇賞のレースを想定した形にしている。阪神大賞典を勝ったパーマーは間違い無く逃げる。それでもし誰も前に行く奴が現れなかった時の走りをやってもらっている。そりゃ1番のライバルはマックイーンだからこうなる可能性は低いが、あって損は無い戦術だ。」

 

シービー「けどその代わり、ライバルをマーク出来ない。」

 

八幡「ネックはそこだな。だからこの作戦はマックイーンも前に行かなければ使えないな。しかしライスの奴、大分楽に走ってるな……」

 

沙希「そうなの?」

 

八幡「あぁ。この走りなら3コーナーでスパートかけるかもな。」

 

 

実況『さぁ各ウマ娘3コーナーのカーブに入りました。おっとここで2番手に控えていたライスシャワーがスルスルと先頭に迫っていく!!楽な走りだっ!先頭入れ替わってライスシャワー!まだまだ伸びる!後ろはどうだっ!?』

 

 

ルドルフ「……決まったね。」

 

八幡「あぁ、あの位置からまくられたら追いつこうにも追いつけないだろう。ライスの奴、意外と性格の悪い作戦を思いついたもんだな。」

 

シービー「作戦伝えたの八幡じゃないの?」

 

八幡「あんなえげつない作戦出すわけねぇだろ、ライスが汚れる。」

 

沙希「いや、やってるけど?」

 

八幡「あれは分からずにやってるからノーカンだ。」

 

 

実況『ライスシャワー独走で今ゴールインッ!!天皇賞に向けて大きな勝利ですっ!!』

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 




川崎沙希さん、ご登場!!しかもライスの勝負服の作成者(という設定ww)
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