比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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師弟の食事会

 

 

 

八幡side

 

 

今日のトレーニングを終えた俺は寮に戻って明日の準備………ではなく、普段着に着替えてダラダラ………でもなく、普段着ているスーツとはまた別のスーツを着て、いつも以上に身なりを整えた状態でトレセン学園の校門前で待ち合わせをしている。相手は来日している俺の大師匠のマンノウォーで、いつも呼んでる呼び方ではプロフェッサーだ。プロフェッサーが居るという事は先生も居るという事だ。時間になったらこの場所に来ると言っていたので、弟子が師匠よりも遅く来るのはアレなので、早めに来ているというわけだ。

 

 

八幡「半年とちょっとくらい、だよな。この前来たのが夏合宿終わってからだから……なんか随分と時が経つのが早い気がするな。」

 

 

けど、プロフェッサーは何の為にわざわざ日本に来たんだ?お忍び……ってわけではないが、視察の為ならトレセン学園に電話の1つくらいは入れる筈。なのにそれも無いって事は本当に来たかったから来ただけ?だとしたらすげぇアグレッシブ………分かってたけど。

 

 

ブロロロロ……ウィーン……

 

 

マンノウォー「八幡、会いたかったぞ~!」

 

八幡「……空港で出迎た時に会ったと思いますが?」

 

マンノウォー「可愛い孫弟子には何度でも会いたいものだっ!それが1日であろうともなっ!」

 

タリアト「師よ、車内で声を出すものではないぞ。八幡、待たせてしまったようで済まないな。」

 

八幡「いえ、そんなに待ってないので大丈夫です。」

 

マンノウォー「さぁ乗れ乗れ、色々と話も聞きたいからなっ!」

 

 

俺はプロフェッサーに促されて車に乗った。因みに乗ってきた車はリムジン……車にも余念が無いんですね。

 

 

ーーー超高級レストランーーー

 

 

八幡「……こんな所、よく予約が取れましたね。何年待ちとかそういうのありませんでしたか?」

 

タリアト「確かにあった、だが師が名を出した途端に向こう側から是非にと当日予約を受諾したのだ。流石は師と言いたいところではあるが、スタッフに無理をさせてしまったのではないかと思ってしまうな。」

 

八幡「それが通用するのは2人みたいなレベルにならないと無理でしょうしね。」

 

マンノウォー「何をしている~八幡にタリアト~?」

 

タリアト「……省略しているとはいえ、あまり名を出さないでほしいのだがな。」

 

 

こうして俺は、身の丈に全く合わない超が付く程の高級レストランに人生で初めて足を踏み入れた。ホント俺だけ場違いだよな………

 

 

ーーーホールーーー

 

 

支配人「本日は当店にお越しくださり、誠にありがとうございます。かの有名なマンノウォー様にご利用いただける事、大変うれしい限りでございます。」

 

マンノウォー「此処以外にめぼしい所が無かったのでな。それから当日での予約になってしまって済まないな。」

 

支配人「とんでもございません!アメリカウマ娘の歴史で最高と謳われたマンノウォー様に当店を利用していただけるのは、私にとって最高の誉れです。本日は心行くまでお楽しみください。」

 

 

やっぱプロフェッサーの知名度って規格外……そう思っていた俺はドリンクの注文を済ませて先生とプロフェッサーの3人で会話を楽しんでいる。因みに料理はお任せコースらしい。

 

 

給仕「お待たせしました、こちらご注文のドリンクでございます。」

 

マンノウォー「渡ったな…ではまずは乾杯といこうか、乾杯。」

 

八・セ「乾杯。」

 

 

先生達との席とは少し離れてるからグラスを持って少し上げてからちょびっと飲むだけ。先生達は普通にしてるが、俺はこういう所に来た事無いから少しカチカチだ。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

マンノウォー「ふぅ…さて八幡、少し込み入った話になる。もうすぐ開催する天皇賞の事だ。お前はどう考えている?」

 

八幡「……今のところは何も。しかし勝ったウマ娘がメジロマックイーン以外だったら間違いなく野次が飛ぶでしょう……特にライスには。」

 

タリアト「やはりそう思うか……」

 

八幡「去年の菊花賞の事を考えれば誰だって予測は出来ますよ。ライスの方がブルボンよりも強かっただけの事……それなのに世間はライスを悪役ヒール扱い、酷く醜いものですよ。」

 

マンノウォー「八幡、私は天皇賞を観戦する予定だ。分かっているとは思うが来賓としてではなく、お忍びとしてだ。菊花賞は観られなかったが、今回のレースは初めからライスの天皇賞までじっくり観させてもらう。」

 

八幡「分かりました。ライスの調子は今までに無いくらい良いので、俺も勝てる自信は充分にあります。」

 

タリアト「お前がそこまで言うとはな……」

 

八幡「けどそれはまだ現段階の話、俺はまだ上がると見てます。」

 

タリアト「……八幡、お前の観察する能力は私や師よりも高い。それは我々が認める。そんなお前の眼でもまだコンディションが上がれると?」

 

八幡「はい、まだいけると思います。しかもライス自身もそれに気付いて俺のハードメニューに呼応するかのように力を付けてるんですよ。」

 

マンノウォー「ふむ………八幡、明日からのトレーニングを見学させてもらうぞ。心配しなくとも口出しはしない、ただライスシャワーの動きを見るだけだ。」

 

八幡「それは構いませんけど……もう追い切りくらいしかありませんよ?コンディションを整えて本番に向けてってところなので。」

 

マンノウォー「構わない、それでもライスシャワーの動きが見たい。」

 

八幡「分かりました。」

 

 

明日からはプロフェッサーが見学か……3人は驚くだろうな。もしプロフェッサーの顔を知っている奴が居たら、絶対握手とかサイン強請るだろう……そのくらいすげぇ人だし。

 

 

タリアト「さて、食事の続きを楽しもう。八幡、お前はもう少し肩の力を抜け。」

 

八幡「仕方ないじゃないですか……先生からテーブルマナーは教わりましたけど、緊張の解き方なんて教わってないんですから。初めてこんな店に来たら誰だって固まりますよ。」

 

タリアト「お前がそういう風になるのも珍しい、今の内に楽しんでおこうか。」

 

八幡「先生、ここで性格悪くしないでくださいよ。」

 

マンノウォー「大丈夫だぞ八幡、いざとなれば私が「師は下がっていてもらおう。それに普段見られない八幡が見られるのだ、良いだろう?」……うむ、偶には弟子の言葉にも耳を傾けないとなっ!」

 

八幡「俺は………孤独だ。」

 

 

 




超高級レストランで色々な考察がありましたね。
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