比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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目指した理由

 

 

ライスside

 

 

1年ぶりにこの合宿所にやって来ました。ライスは10月のフランスのレースに出る為に調整しているんだ。会長さんとシービーさんも同じトレーニングをしてるんだけど、強度がちょっとだけライスが低いんだ。さっきも言ったんだけど、ライスは7月中は調整期間だから8月までは本格的なトレーニングは出来ないんだ。

 

去年はアルダンさん、チヨノオーさん、ヤエノさん、カフェさんの5人でやってたのを思い出すなぁ〜。ビーチフラッグとか色んなのやってたなぁ〜。

 

 

シービー「ねぇルドルフ〜。」

 

ルドルフ「何だいシービー?」

 

シービー「あのさ、他の子達のトレーニングを見てて思うんだけどね?ホント八幡のトレーニングって他のトレーナーと全然違うよね。」

 

ルドルフ「うむ、奇想天外。正にこの言葉が1番似合うだろう。」

 

ライス「お兄様ってどうしてこんなトレーニングを思いつくんでしょうね?やっぱり先生さんからの教え方が良いからなんでしょうか?」

 

ルドルフ「うむ、それもあるだろう。それに最初から誰かに師事されるというケースはトレーナー志望者には珍しいケースだ。通常はトレーナー育成の専門学校に通って試験に合格すれば、晴れてトレーナーになれる。しかし兄さんは専門学校出身ではないにも関わらず主席合格でトレーナーになった程だ。あの名門、桐生院家の桐生院葵トレーナーを差し置いての主席は凄い事さ。」

 

シービー「へぇ〜、八幡って首席合格だったんだ!」

 

八幡「おいおい、お前は何人の個人情報を喋ってんだよ。別に困らないが言いふらす事でも無いだろ。」

 

ライス「でもお兄様ってどんな風に先生さんと出会ったの?お兄様の通っていた学校って普通の学校だったん、だよね?」

 

八幡「先生はその時、俺の大学に在籍していたんだ。今はもう辞めてる。けど生徒に教えるってわけでは無く、良さそうな生徒に声を掛けては自身の知識を教える、という方針を取っていた。俺も最初は面倒な人に声を掛けられたと思っていた。」

 

ルドルフ「そうなのかい?兄さんは勤勉そうに見えるが、そう思っていたのか?」

 

八幡「今の俺と先生に会う前の俺が同じとは限らないぞ?先生に会う前の俺は結構卑屈な性格でな。トレーナーって聞かされて、よくこんな俺に声をかけたなと思った。けど、先生の話を聞いてる内にトレーナーって職業に魅力を感じてな、いつの間にか目指すようになってた。」

 

シービー「へぇ〜!それでそれでっ!?」

 

八幡「はい、続きはトレーニングの後だ。」

 

シービー「えぇ〜気になるぅ〜!でもトレーニングも楽しいからそっちもやんないとねっ♪」

 

ルドルフ「よし、では次のトレーニングに移ろう。兄さん、続きを聞かせてもらえるのだろうか?」

 

八幡「気になるのか?」

 

ライス「ライスもちょっと気になるなぁ〜。」

 

八幡「よし、終わったらな。」

 

 

お兄様の事も気になるけど、今はトレーニングに集中しないとだもんね!頑張るぞ〜…お〜っ!

 

 

ーーートレーニング終了後ーーー

 

 

ライス「それで、お兄様……トレーナーを目指した時のお話、してくれない?」

 

八幡「……どこまで話したっけ?」

 

シービー「えっとね……「タリアト殿の話を聞いている内にトレーナー業の魅力を感じたところだよ。」そうそう、その辺り!」

 

八幡「つっても話す事なんてもう無いんだけどな。それからは先生のスパルタを受けながら知識を身に付けて、プロフェッサーから手解きを受けて、そんなこんなで試験を受けて合格って感じだ。」

 

ルドルフ「そんなこんなを知りたいところだが……」

 

八幡「それがスパルタだぞ?自分で思いついたメニューを見せては容赦無いダメ出しされたり褒められたり、意見を聞いたり料理を教えてもらったり、本当にそんなこんなだよ。」

 

シービー「そんなに厳しい人なの?」

 

八幡「見えないか?だが俺が居ない間はその人に走りを見てもらう予定だからな。きっと俺よりも的確なアドバイスを貰えると思うが、俺よりもグサグサ刺さる事言うと思うぞ。」

 

 

そ、そんな人には全然見えないけどなぁ〜……

 

 

ライス「先生さんって色んな事をお兄様に教えてたんだね!それじゃあマッサージも?」

 

八幡「まぁな。効いてなければ効いてないってハッキリ言うからやりやすくはあったけどな……まぁ、あの人の教えは今聞いた通り厳しい。だから俺以外にトレーナーを輩出した弟子は居ない。」

 

シービー「え、他の人は?八幡の同期は?」

 

八幡「最初からそういうのは存在しない。俺よりも前に声をかけてた奴は居たらしいが、根を上げて来なくなったとかそんな感じだ。自慢ではないが、最後まで先生の教えを受けたのは俺だけなんだ。」

 

ルドルフ「そうなのか……であれば兄さんは免許皆伝という事か。」

 

八幡「そんな立派なもんじゃねぇよ。まぁ先生は自分の正体を晒したがらない主義だから、もし正体を表していたら人気者だっただろうな。何人もの弟子を抱えていただろう。でもそうしないのは理由がある。流石にそれは言えないけどな………」

 

シービー「え、何で?先生のプライバシーだから?」

 

八幡「まぁそんな感じだ。とりあえず俺のトレーナーを目指した話はいつの間にかって感じって事になるな。パッとしないだろ?」

 

ライス「そんな事無いよ!お兄様はライスを選んでくれたから、とっても素敵な人だよ!」

 

八幡「ありがとうな、ライス。」

 

 

 




ビジョンが浮かばず、似たような話を………
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