比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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一風変わったディナー

 

 

八幡side

 

 

八幡「よし、今日のトレーニングは終了だ。8月入って最初の追込トレーニングだからケアは怠らないようにな。もしこの後お湯に浸かるつもりなら、マッサージは忘れずにするように。」

 

シービー「はいはいはぁ~い♪あたし八幡にマッサージしてもらいたいで~す!」

 

八幡「ん、他には無いな。じゃあ解散。」シレ-…

 

シービー「ちょっと八幡~、あたしのマッサージは?」

 

八幡「じゃあ今すぐマッサージ受けるか、1人普通の飯になるかどっちか選べ。」

 

シービー「うん、また今度お願いするね!」

 

ルドルフ「という事は……今日は兄さんが食事を作ってくれるのかい?」

 

八幡「そういう日になってるらしいからな。だからお前達の晩飯は豪華だぞ。」

 

ライス「えっと、お兄様?それライス達が見る前から言ってもいいの?」

 

八幡「あぁ。去年作った料理よりも断然豪華なのは保証する。だから期待せずに待っててくれ。」

 

シービー「何で自分で持ち上げて自分で落とすの?」

 

八幡「見た目の保証はするが、味の保証まではしねぇよ。味見はするが、お前達が美味いと思うかどうかはまた別だ。」

 

 

今年はフレンチだからな。練習したからそれなりに自信はついたが、人に振舞うのは初めてだから緊張……いや、1人居たわ。その気は無かったけど振舞った奴。でも味の感想は聞いてなかったから分かんないんだよなぁ~。

 

 

ーーー数時間後・厨房ーーー

 

 

「いやぁトレーナーさん、今日も精が付くね~!」

 

八幡「すいません、連日お借りしてしまって………」

 

「いいんだよ気にしなくて。俺達も前に振舞ってもらったからお互い様ってヤツだよ。それに、今日が本番なんだろ?」

 

八幡「何で知ってるんです?」

 

「去年も同じ日に作ってたからな、覚えちまった。」

 

 

普通に良い記憶力だな。

 

 

「んじゃあそこの厨房は好きに使ってくれて構わねぇから、頑張れよ!」

 

八幡「どうも。」

 

 

さぁて、じゃあ作るか!

 

 

ーーー夕食時間前ーーー

 

 

八幡「………」テキパキ

 

「相変わらず、見事な手際だね~。」

 

「あんなに忙しいんですか、フランス料理って?」

 

「バカ野郎!世界三大料理の1つで、料理の中でも味の繊細さと細かさがものを言う料理なんだぜ!それをたったの1週間であんな風に動けて味もしっかり整えられてるトレーナーさんは普通じゃねぇって事だ。」

 

「あのトレーナーさん、料理人になったらどうなんでしょう?」

 

「どこからも引っ張りだこだろうよ。それよりも、そろそろ大量のお客さんが来るぞ!どんな注文が来てもすぐ調理出来るように準備しとけよっ!」

 

 

………もうそろそろ時間だな。残すはこいつだけだ。

 

 

八幡sideout

 

ライスside

 

 

ルドルフ「兄さんの料理、とても楽しみだよ。君達もそう思わないか?」

 

シービー「勿論っ!どんな料理が待ってるのかなぁ~♪」

 

ライス「そうですね~。」

 

 

ザワザワ…ザワザワ…

 

 

ルドルフ「あはは、これも兄さんの料理の影響か。確か去年もこんな感じで前が混雑していたね。」

 

ライス「確か会長さんに呼ばれてライスが此処に来たんでしたよね、覚えてます。」

 

ルドルフ「しかしこのままでは前に進めない、少し行って来るよ。」

 

シービー「いってら~。」

 

 

予想がつかないなぁ~。お兄様には色々なご飯を作ってもらったけど、それ以上に豪華ってどんな料理なのかな?あっ、前が進んだ!

 

 

ルドルフ「兄さんの一声で目が覚めたかのように注文を始めたよ。皆、兄さんの調理姿を見ていたようでね。」

 

シービー「八幡が料理しているところって確かに見た事無かったね、結構レアかも……」

 

 

ーーー食堂ーーー

 

 

ルドルフ「兄さん、漸く来れたよ。」

 

八幡「ルドルフか。じゃあ3人一緒の席に座って待っててくれ、今から盛り付ける。」

 

シービー「料理見せないようにするなんて徹底してるね~。」

 

八幡「その方が楽しめるだろ?お前達も周りも。」

 

 

……皆すっごくお兄様を見てる。そんなに気になるんだ、お兄様の作った料理。ライス達も席に着いてお兄様が運んできてくれる料理を待つ事にした。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

八幡「お待ちどうさん、これがお前達だけの特製ディナーだ。」

 

ルドルフ「待っていたよ兄さ……これは………」

 

ライス「す、凄い………」

 

シービー「うわぁ……壮観だね、これ。」

 

 

お兄様が運んできた料理、それは去年と全く違った……ケーキみたいな、タルトに近いかな?それが1つと、グラタン皿にはグラタン、かな?その横にはカットされたフランスパンが2切れ。角切りにされた野菜に赤いソースがかかった野菜料理に、色んな野菜がお肉に巻かれた肉巻き。ご飯もあるんだけど、白身のお魚さんが入ってるから炊き込みご飯だね。そして最後に……食べ易いように切られたとっても大きなステーキ!凄い、このお料理を見た途端、すっごくお腹が空いちゃった!

 

 

ルドルフ「兄さん、これはフレンチ…フランス料理かい?」

 

八幡「そうだ、本場のと比べたら全然だけどな。お品書きだが、まずはキッシュ、中身は王道にべーコンとほうれん草だ。次に耐熱容器に入っているのがオニオングラタンスープ。熱いから気を付けて食べろよ。煮込み料理のラタトゥイユ、夏野菜が使われているから美味い筈だ。シンプルだが肉巻き、バラ肉に千切りキャベツ、にんじん、きゅうり、アスパラを巻いてる。炊き込みご飯には鱈を使ってる。白だしを使ってるから旨味がある。そして最後にサーロインステーキだ、味見で食べたがメッチャ美味い。まぁ全部味見はしてるけどな。」

 

 

ど、どうしようお兄様……どれも美味しそうだからどれから食べれば良いのかな?

 

 

八幡「此処はフランスじゃないから好きなのから食べて良いからな。1人1食までお代わりしていいからな。あっ、鱈ご飯は無くなるまでお代わりOKだから。」

 

 

 




やべぇ、完全に飯テロだ。
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