比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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成功と注目

 

 

八幡side

 

 

八幡「……どうやら成功したようだな。」

 

 

ワイワイキャ-キャ-!!

 

 

向こう側のテーブルにはカーネギーを含めたフランスのウマ娘達が盛り上がっているのだが、その席にはライスも座っていた。学園のコース場に行く前に話していた翻訳アプリをダウンロードしてからは、ライスの周りには日本の話を聞きにウマ娘が集まり出したのだ。そのおかげでライスは外国のウマ娘とも会話が出来ているのだ。

 

 

八幡「楽しんでるみたいだな。」

 

ライス「あっ、お兄様!うん、お話とっても楽しいよ♪日本のお友達とは違う感じがして新鮮!」

 

「そうそう!あっ、フランス語じゃ分からな「いや、ある程度のフランス語なら分かるぞ。」えっ、じゃあ話せるの!?」

 

八幡「少しは、だけどな。受け答えも一応は。」

 

「トレーナーさん凄い!じゃあさじゃあさ、ライスちゃんっていつからあんなに食べられるようになったの?」

 

八幡「ふむ……ライス、お前はいつから大食いになったんだって質問だぞ。」

 

ライス「ふぇ!?お、お兄様!そういう質問は受け付けないでよ〜!」ユサユサッ!

 

八幡「悪い悪い。んんっ!ノーコメントだそうだ。どうやら多分いつの間にかだと思うぞ。」

 

「いつの間にかあんなに?」

 

「いやいや、あのレベルは……」

 

八幡「因みにライス以上の大食いは日本のトレセンに後2人居るぞ。」

 

全員「2人っ!!?」

 

ライス「何に驚いてるの?」

 

八幡「ライス以上の大食いが2人居るって言ったら、この驚きようだ。」

 

ライス「スペシャルウィークさんとオグリキャップさん、だよね?」

 

八幡「というかあの2人しかあり得ない。」

 

カーネギー「あっ、そうそう!トレーナーさんに聞いてみたかったんだけどさ、トレーナーさんってヒト………なんだよね?」

 

八幡「俺がそれ以外の動物に見えるか?」

 

カーネギー「いやだってライスと併走してたじゃん!あんなスピード出しておいてケロッとしてるトレーナーっておかしいからねっ!?」

 

「えっ、何それ気になる!」

 

八幡「それは多分、俺の先祖……祖母の遺伝だな。何故かは知らんが、ウマ娘並の走力が受け継がれちまってな。力は人間とそれ程変わらないんだが、ウマ娘の20〜30kmの速度ならついていけるんだ。」

 

「へぇ〜……トレーナーさんのお婆ちゃんがウマ娘だったんだ〜!」

 

カーネギー「道理であんなに走れるわけだね〜。」

 

八幡「そういう事だ。ま、俺は様子を見に来ただけだから後は皆でよろしくな、じゃ。」

 

 

困ってる事は無さそうだ。それにライスも楽しそうにしてるから問題は無いだろう。

 

 

ファブル「ミスター比企谷、ご機嫌よう。」

 

八幡「どうも、ファブルトレーナー。」

 

ファブル「お疲れかと存じますが、少し話せないかな?日本のトレーナーの技術や知識を知りたいという同業が多くてね、是非とも君の話を聞かせてもらいたい。」

 

八幡「俺の知識でよければ構いませんよ。」

 

ファブル「そう言ってくれると私も楽だよ。じゃあ早速来てくれるかな?もう集まってるんだ。」

 

八幡「そんなに聞きたかったんですか?」

 

 

意外だ、この欧州のレベルは未だ日本が到達していないくらいのハイレベルだと聞いた。それなのに日本の知識を知りたいというなんてな……

 

 

ファブル「皆さん、連れて来ましたよ。」

 

「おぉ、ミスター比企谷!待っていたよ!」

 

「君とは話かしてみたかったんだよ、さぁ!」

 

八幡「……なんか変に歓迎されてますね?」

 

ファブル「それはね、君のウマ娘に対する覚悟、そして想いが私達に伝わっているからさ。」

 

八幡「?」

 

ファブル「天皇賞・春……だったかな?あのレース後の映像は見させてもらったよ。」

 

八幡「っ!」

 

ファブル「君が観に来た者達に向けて放った言葉は我々の胸をも打った。フランス語表記とはいえ、君がどれだけ担当を大切にしているのかが分かる映像だった。君も聞いた事がある言葉だと思うが、noblesse oblige……意味は違えど、君はトレーナーとして、この言葉に相応しい行動を移した。故に此処に居る者達は君の事を1人の人間としても、1人の同業者としても誇りに思っているのだよ。」

 

八幡「………」

 

「そうさ!君はそれだけの行動を示した!」

 

「そんな尊敬に値する人をどうしてバカに出来るっ!?私ならそんな真似は絶対にしない!」

 

 

俺は……そんな風に思われていたのか、このフランスのトレーナー達からは。

 

 

ファブル「勿論、これは私達だけが思っている事ではない。フランス以外にもこの欧州ではイギリスを始めアイルランド、ドイツ、イタリアが君を高く評価している。それ以外にも香港、オーストラリア、ドバイ、アメリカもだ。今や君は世界中から注目を浴びているトレーナーと言ってもいい。」

 

八幡「せ、世界中から、ですか?」

 

ファブル「その通りだよ、一時期は引き抜きも考えていたくらいさ。だが日本のガードはかなり固い上に優秀でね、君を絶対に手放すまいと必死になっていたくらいさ。」

 

八幡「俺の知らない間にそんな事が………」

 

ファブル「これが水面下で各国が行っていたんだから、怖い話だよ。ミスター比企谷はトレーナーの間じゃ有名人だからね。」

 

 

………大丈夫だよな?俺、日本からどっかの国に行ったりとかしないよな?

 

 

 




ライスのアプリ導入は大成功♪

八幡、世界中から欲しがられる程のトレーナー。
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