比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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名伯楽からの提案

 

 

ライスside

 

 

ライスのレースが終わって次の日の午後、ライスはお兄様と一緒にロンシャンレース場に来ている。目的は勿論、世界最強のウマ娘を決めるレース、凱旋門賞を観戦する為だよ。昨日よりも煌びやかなドレスを着た人が増えていて、紳士的な男の人も大勢居た。ライスも昨日はあの場所でお披露目をしてたけど、今日のは昨日よりも緊張感が凄かった………

 

でも………

 

 

八幡「なんか、すみません……俺達までこんな良い席を使わせてもらって。」

 

アップル「いやいや、昨日はクローネにとっても良い経験になった事だろうしね。それに、彼女も君の担当を随分と気に入っているようだしね。」

 

クローネ「………」ギュ∼!

 

ライス「あ、あの……クローネ、さん?」

 

クローネ「……癒されます、やはり良いです。」ギュ∼!

 

ライス「うぅ……お、お兄様〜。」

 

八幡「………どうしてでしょう?」

 

アップル「さぁね?クローネは無愛想なところがあるんだけど、初対面であんな風に心を開くのは私もあまり見た事が無くてね……」

 

八幡「つまり、原因不明と。」

 

アップル「君の担当のミスライスシャワーには申しわけ無いが、もう少し彼女の相手をしてもらいたい。」

 

八幡「……済まんライス、もう少し辛抱してくれ。」

 

ライス「ふえぇ〜!?」

 

 

ガチャッ

 

 

オライエン「お待たせしました。」

 

クラウロード「お邪魔……ってアイツは早速やってんのかよ、まぁ何となく気持ちは分かるけどよ。」

 

クローネ「ライスさんは可愛いので。」

 

クラウ「二言目にはそれかよ………」

 

オライエン「昨日のレースで随分と打ち解けたみたいで何よりだよ。国を超えた友人は貴重だからね、大切にしなさい。」

 

アップル「それは我々も同じだと思うよ。それよりもファブル氏は……あぁ、そういえば彼の担当しているウマ娘はこれから出走だったね。今は打ち合わせをしているところだろうね。」

 

八幡「同じ担当で出走出来る人数は4人までですから、凄いですね。それだけの実力を持ってる、という事でしょう。」

 

アップル「だろうね。しかし………」

 

八幡「えぇ、ホントに………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラウ「おい、そろそろ離してやれよ。」

 

クローネ「嫌です。」ギュ∼!

 

クラウ「即答かよ………なぁライス、お前もハッキリ言っていいんだぜ?」

 

ライス「え、えっと………」

 

クローネ「クラウロードさん、ライスシャワーさんを誑かすのはやめてください。」ギュ∼!

 

クラウ「誑かしてなんかねぇよ!」

 

クローネ「それよりも、今ライスシャワーさんの事をライスさんと呼んでいましたよね?」ギュ∼!

 

クラウ「ん?あぁ呼んだけど?」

 

クローネ「………ライスさん、私もライスさんとお呼びしてもよろしいでしょうか?」ギュ∼!

 

ライス「う、うん。いいけど……そろそろ「ありがとうございます、ライスさん。やはり貴女は良い方ですね。」あ、あうぅ〜……///」

 

クラウ「だからもう離してやれよ……」

 

 

……ホント仲良いよな、あの3人。ライスを気に入って構いまくってるクローネ、それに困ってるライス、諌めてるが空回りしてるクラウロード、オモロいな。

 

 

オライエン「ミスクローネは相変わらず、ミスライスにベッタリのようだ。」

 

アップル「見ているだけで面白いね。ミスター比企谷、助けなくてもいいのかい?」

 

八幡「レースまでは我慢するように言いますよ。」

 

 

悪いなライス、それまでは相手してやってくれ。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「……すげぇレースだったな。」

 

ライス「うん……あれが世界最強の走りなんだね。ライスじゃあんな風には出来ないかなぁ……」

 

クローネ「大丈夫ですライスさん、ライスさんの可愛さは世界一ですから。」

 

クラウ「何でお前が張り合ってんだよ……」

 

 

しかし昨日が晴れで良かった、今日の天候は曇ってるが小雨が降ってる。だから今のバ場状態は重い、今の状態でライスが走ったら結果は出ていないだろう。ホント、昨日雨が降らなくて良かった。

 

 

ファブル「……勝てなかったか、やはり凱旋門賞を勝つのは難しい。それに重バ場になったのも敗因になったかな。次に期待しましょう。同じ地元のフランスが勝てただけでも良しとしよう。さてミスター比企谷、我々から君に提案したい事があるんだが、聞いてくれるかな?」

 

八幡「はい、何でしょうか?」

 

アップル「そう構わずに気楽に聞いてホしい。」

 

ファブル「君は2週間後に日本に帰国する予定だと聞いているが、それは変わらないかな?」

 

八幡「はい、変更してません。」

 

オライエン「昨日のミスライスシャワーの走りを見て我々は1つの共通を認識したんだ。それはミスライスシャワーの次走についてだ。」

 

八幡「次のレース?」

 

ファブル「君に提案したいのは今から3週間後に同じこのロンシャンレース場で行われるレース、ロワイヤルオーク賞への参戦を提案するよ。」

 

 

ロワイヤルオーク賞……今回走ったロワイヤリュー賞よりも300m長い3,100mの長距離レースだ。今は廃止されたものの、前規定ではフランス3歳3冠の対象レースでもあった。3冠対象から外れたとはいえ、長距離……謂わばステイヤータイプのウマ娘には是非とも参加したいレースだろう。

 

 

アップル「先日のミスライスシャワーの走りを見て、是非ともこのレースに参加させたいと思ってね。どうだろう、参加してみる気はないかな?」

 

八幡「ロワイヤルオーク賞……今から3週間後か。」

 

オライエン「無論、提案したのはこちら側だ。今後の費用等はこちら側が持つ事を約束するよ。ミスターファブルもこれまで通りに施設を使って良いと言ってくれているしね。」

 

ファブル「とはいえ、いきなりの話だから君にも考える時間が必要だと思う。ミスライスシャワーにも相談が必要だ、答えは今すぐでなくともいいさ。」

 

 

……そうだな、ライス以外にも先生達にも相談が必要だ。しかし、シービーとプロフェッサーが聞いたら何て言うだろうか………

 

 

 




フランス、アイルランド、イギリスの名トレーナーからの提案。八幡の答えは?
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