比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

494 / 1581
1週間前

 

 

八幡side

 

 

フランスのシャンティイ学園に滞在して1ヶ月と2週間が経過した。既にロワイヤルオーク賞は1週間に迫っており、ライスも追込をやめて調整に入っている。元々期間がそんなに長くなかったからそんなにキツい内容では無かったが、やれるだけのトレーニングはやったつもりだ。それに次は3,100mだからそれなりの準備だって必要だ。

 

ライスのトレーニングを見るにあたって、併走や合同トレーニングも積極的に行なっていたのだが、ある日俺とミスターファブルが数人の併走を見ていた際に、俺が書きまとめた内容をウマ娘達に見せる前にミスターファブルが興味を示して実際に見せると……

 

 

ファブル『皆、君達は今回の合同トレーニングに参加して大正解だったみたいだ。この紙には君達の弱点や克服点、長所が細かく書かれている。だが驚くポイントはそこじゃない、それは私が君達を見てきて数日、または数ヶ月で理解した事をミスター比企谷は一目で見抜いてしまっていたからだ。この幸運に私達は感謝しなくてはならない。』

 

 

という言葉を含めて、俺はその場に居合わせていたウマ娘の弱点克服の為のトレーニングを請け負う事になり、今では俺が見ているウマ娘の弱点はある程度の改善に向かっている。例を上げるとするならば、まくり癖、コーナリング、大外回し、直線抑え、大体こんなもんだ。ヨーロッパでは緩やかで長いコーナーや向正面が長い場合もあるから、克服して損は無いだろう。

 

因みにライスは難なく出来ているから、4コーナーを過ぎた辺りからは弱点持ちだったウマ娘達を置き去りにしていた。今では皆食らいついているけど、ライス程のスピードはまだ出せてはいない。

 

 

ファブル「ミスター比企谷、今ミスターオライエンとミスターアップルから連絡があったんだ。今し方フランスに着いたとね。どうだろう、この後4人で食事でもどうかな?」

 

八幡「ありがたいです。俺も改めてお2人にお礼を言おうと思っていたので、是非。」

 

ファブル「それは良かった、じゃあ2人にもそう伝えておくよ。きっと喜ぶと思う。それに、2人には自慢も出来るからね。」

 

八幡「というと?」

 

ファブル「はっはっはっ、ミスター比企谷も惚けなくていいよ。君のおかげで私の担当しているウマ娘達は随分と成長出来たのだからね、彼女達も自分の弱点を何とかしなければならないと理解はしていたんだが、その方法が分からないままだっんだ。私も何とかしてあげたかったんだけど、上手い方法が見つからなくてね………そんな時に君が見てくれたおかげで、今の彼女達には自信がついたように見える。私も彼女達も本当に感謝しているんだよ。」

 

八幡「俺は礼を尽くしてるだけですよ。此処に滞在出来ているんですから、少しでも恩を返そうと思っただけです。ですが、その自慢って大丈夫ですか?」

 

ファブル「大丈夫、とは?」

 

八幡「俺、イギリスとアイルランドにも行く事にもなったりとかしませんよね?流石に無理ですからね?」

 

ファブル「あぁ〜………あり得そうだからちょっと抑えて言う事にするよ。因みにミスター比企谷、弱点克服のメニューを貰えたりはしないかな?」

 

八幡「勿論いいですよ、翻訳してお渡しします。」

 

 

ミスターオライエンとミスターアップルも現地入りしたって事は参戦するって事なのか?1週間前に現地入りするってことはそういう事だよな?

 

 

ライス「お兄様、ダウン終わったよ。」

 

カーネギー「あぁ〜やっぱライスは速いなぁ〜!」

 

「ホントホント!今日も勝てなかったよ〜!」

 

ライス「でも皆も速くなってきてるよ!ライスも焦っちゃった時もあったから。」

 

八幡「そうだな、今ではライスをちょっとずつ追い込めてるから成長してきてると思うぞ。」

 

ライス「うん、ホントに速くなってるよ!」

 

カーネギー「ライス……やっぱり「だから拝まないで!!」はっ!!」

 

「カーネギーってばまたじゃん!」

 

カーネギー「だ、だって偶にライスから後光が差すんだからしょうがないでしょ!?」

 

 

ライスから後光って………最高じゃねぇか。

 

 

ファブル「じゃあ君達もダウンが終わったら寮に戻っていいよ。私とミスター比企谷はこの後、街で食事をするから寮には居ないからね。」

 

ライス「ふぇ?お兄様お外でお食事?」

 

八幡「あぁ、前にイギリスとアイルランドのトレーナー達と会っただろ?その人達がフランスにさっき現地入りしたから会いに行くんだ。だから今日の夜は別行動だ、済まんな。」

 

カーネギー「大丈夫だよトレーナーさん!もしライスが退屈そうにしてたら私がライスを自分の部屋に引き摺り込むから!」

 

ライス「カ、カーネギーさん……ちょっと怖いよ……でもお邪魔しちゃうかも。」

 

八幡「カーネギー、その時はよろしくな。」

 

カーネギー「うん、任せて♪」

 

 

でも今から行く所にクラウロードとクローネも居そうだよなぁ〜。まぁいっか、気にする事はあるまい。けど何でクローネってライスの事をあんなに気に入ってんだ?未だに分かってないんだよなぁ……

 

 

 




八幡、さらに評価を高めたようですね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。