比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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すんません、レース行けませんでした。


交渉?

 

 

八幡side

 

 

クローネ「はぁ………会いたかったですライスさん。こうしてまた貴女と会えて、私はとても嬉しく思っています。」ギュ∼!

 

ライス「あ、あの……ライスこれからレースが「後10分だけこのままでお願いします。」じ、10分もダメだよ!お兄様とお話とか作戦会議だってしなくちゃいけないんだから!」

 

アップル「……済まないね、ウチのクローネが。」

 

八幡「いえ……この前の不機嫌っぷりも凄かったので、それに比べたら。」

 

アップル「本当は出走する子だけを連れて行く予定だったんだけど、クローネが行くと聞かなくてね……連れて来てみたら見ての通りというわけさ。」

 

八幡「あんな風になるんですね、あの子って。」

 

 

ロワイヤルオーク賞の当日、俺とライスは既にロンシャンレース場に赴いていて開催されているレースを観戦をするつもりだったのだが、イギリスから来たミスターアップルとクローネ、そして出走予定のウマ娘とバッタリ会って今は観覧席に居る。ライスはクローネに人形にされていて、俺とミスターアップルはそれを眺めていて、もう1人は優雅に紅茶を飲んでいる。

 

 

アップル「ミスターファブルから近況は聞いていましたが、変わりないようで安心したよ。」

 

八幡「強いて言うなら日本の料理が食べたくなりますね。材料はそんなに持ってきてなかったので多くは作れなかったんですよ。なので故郷の料理が恋しいですね。」

 

アップル「国を長く離れていると、故郷の料理は恋しくなる時はあるよね。私も長期の遠征に行った時は、祖国の料理が恋しくなったものだよ。さて、我々もそろそろ時間だ。」

 

八幡「そうですね、その前にウチのウマ娘を返してもらわないといけませんね。」

 

 

さて、素直に聞いてくるかな?

 

 

八幡「ライス、そろそろ行こうか。クローネ、そろそろ時間だからライスを返してくれないか?」

 

クローネ「………………………はい。」

 

八幡「(すっげぇ間があったな。)よし。んじゃあライス、控え室に行って着替えて作戦会議な。」

 

ライス「う、うん!」

 

アップル「ではクローネ、少しの間お留守番を頼むよ。じゃあ行こうか、ルプルー。」

 

ルプルー「………」ガタッ

 

 

ーーー控え室ーーー

 

 

ライス『お兄様〜、着替え終わったよ〜。』

 

八幡「ん、じゃあ入るからな。」

 

 

ガチャッ

 

 

八幡「……見た目は大丈夫だが、気持ちはどうだ?」

 

ライス「大丈夫だよ、前のロワイヤリュー賞の時よりもワクワクしてるんだ!作戦は前と同じでいいのかな?それとも別の走り方?」

 

八幡「いや、基本的には前走と変わらない。ただ今回は前より300m長いからスタミナの使い方に気をつけろ。分かってるとは思うが、俺達からすればこっちのバ場は完全アウェイだ。救いがあるとすればフランスのウマ娘がそんなに多くない事と3,000m以上を経験しているウマ娘が少ないってところだな。」

 

ライス「ライスを入れて4人だけだもんね。でもロワイヤリュー賞の時と同じ気持ちで走るよ。」

 

八幡「あぁ、その気持ちを忘れるな。驕らないように注意するつもりだったが、杞憂だったみたいだな。よし、じゃあ行ってこい。」

 

ライス「うん!」

 

 

ーーー観覧席ーーー

 

 

クローネ「お早いお帰りですね。」

 

八幡「俺から伝える事は少なかったからな。」

 

クローネ「そうですか。」

 

八幡「………」

 

クローネ「………」

 

 

………分かってはいたが、あんまり話すタイプではないようだな。ライスの時が異常ってのがよく分かった。よし、少しからかってみるか。

 

 

八幡「そういえばイギリスの首都ロンドンのエプソムダウンズレース場にはダイヤモンドジュビリーを讃える像があるんだよな?その周りには花が植えられてるんだって?」

 

クローネ「えぇ、その通りですが……それが何か?」

 

八幡「いや、ついこの間ライスと花の庭園に行ってきたんだが、その時の写真で思い出したんだよ。東京とエプソムダウンズは姉妹レース場でもあるし、色々共通点あるなぁ〜って。庭園の写真、見るか?」

 

クローネ「是非。」

 

八幡「んと……ほれ、コレだ。」

 

 

※写真はゲームアプリのSSR【幸せは曲がり角の向こう】ライスシャワーを採用!

 

 

クローネ「………」

 

八幡「別々の入口から入って中で合流しようって決めたけど、中々会えなかったんだよなぁ〜。んで見つけた時の写真だな。景色良かったから撮影してたら偶々良い顔が映ってたから写真で保存したんだよソレ。」

 

クローネ「………良いですね。」

 

八幡「だろ、よく撮れてるだろ?」

 

クローネ「………何時間でも見ていられますね。」

 

八幡「何時間も見られたら困るんだが……」

 

クローネ「………」

 

八幡「……あの、携帯返してくんない?」

 

クローネ「………」

 

八幡「聞こえてねぇ………秘密にしてくれんのなら、その画像お前にやるよ。」

 

クローネ「っ!約束しましょう。」

 

八幡「即断即決かよ……ある意味すげぇなお前。」

 

 

こうして俺は携帯を返してもらう事を条件にLANEを交換してライスの写真を渡した。

 

 

クローネ「待ち受けにします。」

 

八幡「そこまでか?」

 

クローネ「他に良い写真はありませんか?」

 

八幡「そんな頻繁に写真撮らねぇから無ぇよ。今はそれで我慢しとけ。」

 

クローネ「では、この写真でこの間の事は水に流しましょう。」

 

八幡「……俺、悪い事してなくね?」

 

 

ライスを連れて行かなかっただけなのに、何で俺が悪いみたいになってんだ?おかしくね?

 

 

 




次回こそレースです!
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