比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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お礼と温泉

 

 

ライスside

 

 

八幡「どうもこんばんは、スピードシンボリさん。夜分遅くにすみません。」

 

スピード『いや、気にする事は無い。それよりも先ずは祝わせてほしい。ライスシャワー、先月のロワイヤリュー賞並びにロワイヤルオーク賞の勝利、喜ばしく思う。日本で初めての海外重賞、及びGⅠ制覇は我々に大きな希望と勇気を与える結果となった。おめでとう。』

 

ライス「あ、ありがとうございます!」

 

スピード『ミスターシービーも今日のデビュー戦、見事な勝利だった。私も見させてもらったよ。』

 

シービー「どうも♪次もきっと勝ちます。」

 

スピード『頼もしいな。それで比企谷トレーナー、私の孫は何時頃デビューするのかな?』

 

八幡「来年の夏を予定しています。お待たせするとも思いますが、その分良い走りを見せられると思いますので、それまでお待ちください。」

 

スピード『楽しみにするとしよう。それで、今日はどんな用件かな?フランスの件なら君から既に礼をいただいたと思うが?』

 

八幡「えぇ。ですがプライベートジェットに加えてシンボリ家の使用人まで貸してくれたのですから、お礼の一言では足りないと思いまして。近い内にURA本部に赴いて、フランスのお土産をお渡ししようと思ってるんですが、よろしいでしょうか?」

 

スピード『無論、構わない。君は我々と志を共にする同志だ、断る理由はどこにも無い。君ならば喜んで歓迎しよう。』

 

八幡「……ありがとうございます。」

 

ルドルフ「祖母上、その際は私もトレーナーと共にご挨拶に伺いたく思います。」

 

スピード『あぁ、歓迎しよう。よければライスシャワーとミスターシービーも一緒に来ると良い、色々と話を聞かせてもらいたい。』

 

 

会長さんのお婆様のスピードシンボリさん……どんな人なのかなって思ってたけど、優しい人なんだ。会見の時はちょっと怖いなぁって思ってたけど、何だか会長さんとそっくり。

 

 

スピード『ところで比企谷トレーナー、ヨーロッパの3国から君にスカウトが来ている。それも以前、丁重にお断りした筈なのに是非我が国にと前回より強く要求されてしまったんだ……君はフランスの地で何をしたのかな?』

 

八幡「え……い、いやぁ何と言われましても……自分の持っている知識と技術を用いて、お世話になったファブルトレーナーの担当ウマ娘の弱点克服をお手伝いしただけなのですが………」

 

スピード『そうなのかい?だがスカウトしてきたのはいずれも各国を代表する名伯楽。フランスのファブル氏は元より、イギリスのアップル氏、アイルランドのオライエン氏の3名が同じタイミングというのはとても偶然には思えなくてね。』

 

ライス「あ、あの……実はロワイヤルオーク賞が終わった後に、おに……トレーナーさんとヨーロッパのトレーナーさんの4人で合同トレーニングをしたんです!そ、それできっと、お兄様のトレーニング法が気に入ったのかも……しれないです。」

 

スピード『ふむ………』

 

ライス「実際に癖が治ったって子も居たので、トレーナーさんの力を認めたからだと思い、ます……」

 

スピード『……成る程、理由はその合同トレーニングか。合点がいった。しかし君は今やこの国を代表するトレーナーと言っても過言では無い。そんなトレーナーを他国に渡すわけにはいかない。仮に行く事になったとしても君の了承が必要になるが、それ以前に私は君をこの日本から手放そうとは思っていないのは分かってほしい。』

 

八幡「はい。俺もこの日本から離れるつもりはありませんから。」

 

 

その後も色々とお話をして、電話は終わった。けどお兄様って移籍のお話もあったんだ………

 

 

八幡「お礼の電話が少し長引いたな……とりあえずお前達も付き合わせて悪かったな。」

 

シービー「ううん、気にしないでよ。」

 

ルドルフ「そうさ。祖母上と通話すると聞けば、会わないわけにはいかないさ。」

 

八幡「そう言ってくれるとありがたい。まっ、今年はもう出るレースも無いから来年に備えてゆっくりするのもありだな。」

 

シービー「あっ、それ良いね♪温泉とか行きたい!」

 

ライス「良いですね、温泉。ポカポカあったまって気持ち良い………あっ。」

 

八幡「ん?どうした?」

 

ライス「お、お兄様……今年の福引きで当てた温泉旅行の券、いつまでだっけ!?」

 

八幡「………あっ!!そういやあったな!ていうかそれ持ってるのライスだろ!」

 

ライス「あわわわ、そ、そうだった!えっと確か写真撮ってた筈………」

 

 

えっと……あっ、あった!期限は……今年の12月31日まで!まだある!

 

 

ライス「お兄様、年末までだから行けるよ!」

 

八幡「よし、じゃあ12月の12月1週目の土曜日にでも行くか?予約とかは俺が取っておくから。」

 

シービー「行く!!行く行く行く!!絶対に行こっ!!話聞いたら年末まで待てないよ〜!!」

 

ルドルフ「ではその週は予定を空けておこう。」

 

八幡「あぁ〜良かったぁ〜……思い出さずに貴重な券が紙切れになるところだった。ライス、思い出してくれてありがとな。」

 

ライス「う、ううん。シービーさんが温泉の事を言わなかったらライスも思い出してなかったから。」

 

 

でも良かった、思い出せてなかったらきっとガッカリしちゃってたもん。えへへ、良かった♪

 

 

 




思い出せて良かったぁ〜!!
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