比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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温泉へ!

 

 

八幡side

 

 

今年は何もする事が無くなってしまったので、年末までゆっくりする事にした。来年はシービーの京成杯から始動するつもりだ。だからといってトレーニングをしないわけではない、『一日の遅れは十日の遅れ』という諺があるように、レースに備えての準備は怠らないようにしていくつもりだ。特にシービーは来年のクラシックの星になる。路線こそ王道から外れた道を行くものの、だからこそ注目を集めやすい。一気に掻っ攫っていくつもりだ。

 

そんで今は12月に入って暦で言えば冬の季節に入った。そんで金曜日の放課後、トレーニングは休み……んで俺は車を運転中。これだけ聞けば頭の良い皆なら分かってくれるよな?ライスが当てた温泉旅行券の宿に向かっているところだ。有効期限は今年末までで、人数も5名までだったので全員無事に行けて良かったと思っている。

 

 

………っていうか今の俺って誰に話しかけてるんだ?意味の無いナレーションなら他の奴に任せたいんだが?

 

 

※八幡がやった方が皆喜ぶからそのままでっ!

 

 

………こんな事考えても仕方ないし、まぁいっか。

 

 

シービー「八幡、まだぁ~?」

 

八幡「後もう少しだ。」

 

ライス「立派な旅館だから楽しみだなぁ~。」

 

ルドルフ「そんな場所に2日間も宿泊出来るのだから嬉しい限りだよ。心行くまで楽しまなければね。」

 

 

ーーー温泉旅館ーーー

 

 

「いらっしゃいませ、ようこそおいでくださいました。」

 

八幡「4人で予約していた比企谷です、ライス。」

 

ライス「う、うん!あの、コレ使えますか?」

 

「…はい、期限内なので問題ありませんよ。比企谷様ご一行様、お待ちしておりました。お部屋が2部屋でお間違いなかったでしょうか?」

 

八幡「はい、大丈夫です。」

 

「ありがとうございます。それではお部屋でご案内させていただくのですが、その前に1つお願いがございまして………」

 

 

お願い?他の客も居るから騒がしくするなとかか?それか露天風呂とか一部の施設が使えないとか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「サインを頂戴してもよろしいでしょうか?当館スタッフの殆どがライスシャワー様のファンでして。叶うのであればサインを当館の受付に飾らせていただきたいと思っているのですが……ダメでしょうか?」

 

 

まさかのライスのファン……この3年間ライスのトレーナーをしてきたが、行きつけの小料理屋以外でファンに会ったのは初めてじゃね?

 

 

八幡「ライス、どうする?」

 

ライス「え、えっと……ライスのサインで良いのなら……喜んで。」

 

「おぉ!ありがとうございます!では色紙を持って参りますので、しばしお待ちを。」

 

「あっ、じゃあ私も個人用にっ!」

 

「僕もっ!」

 

 

部屋に案内する前に、ライスは今の時間に働いているスタッフ全員分のサインを書いていた。こういうの現場って初めて見るからちょっと新鮮だ。

 

 

「あの、よろしければ比企谷様のサインも頂きたいのですが、よろしいでしょうか?」

 

 

………え、俺のも?

 

 

ーーー椿の間ーーー

 

 

八幡「良い部屋だな。」

 

ルドルフ「あぁ、和の雰囲気をとても良く感じる。それに自然に囲まれているから空気が澄んでいる。」

 

シービー「部屋の中でも良いって思えるよね♪」

 

八幡「そうだな。ライスもご苦労さん、まさか緊急のサイン会になるとは予想外だったな。」

 

ライス「えへへ、そうだね。ちょっとびっくりしちゃったけど、嬉しかったよ。」

 

八幡「さて、じゃあ夕食まで時間あるから自由行動にするが、迷惑はかけないようにな。んじゃ俺はすぐ隣の部屋だから何かあったら電話とかメールとか、直接来るとかで呼んでくれ。」

 

シービー「2人共、ほいじゃ〜ね〜♪」

 

八幡「お前もこの部屋だ。」

 

シービー「えええぇぇぇ~!!?あたしは八幡と一緒が良いのにぃ~!!」

 

 

親子でも兄妹でも親戚でも無い相手と一緒の部屋になってたまるかっ!それよりも君はもう少し自重しろ!

 

 

ーーー檜の間ーーー

 

 

八幡「こんな部屋を1人で使うのも贅沢だよな……けど、今年はGⅠを3回も勝ってる上に2つは海外だ。このくらいなら神様も許してくれるだろう。」

 

 

しかし驚いたものだ、この旅館のスタッフさん達がライスのファンだったとはな……あの時の福引で券が当たったのも偶然じゃないのかもしれないな。でも、俺のサインなんて何に使うんだ?ウマ娘ならともかく、トレーナーのサインなんてあってないような物なのに。まぁ断る理由も無いから書いたけど。

 

けど無意識に担当の事を考えちまうんだよなぁ……シービーは外に出てそうだし、ライスは売店で何かを見てそうだな。ルドルフは景色を楽しんでるかもしれないな。

 

 

八幡「此処に居る間は仕事の事は忘れてのんびり過ごさせてもらおう。偶には肩の荷を降ろさないとやってられないしな。折角だし早速温泉に入るか、浴衣もあるし着替えてから向かおう。それに此処の温泉には色んな効能があるらしいからな、リラックスするのはもってこいだろう。」

 

 

ーーー男湯ーーー

 

 

八幡「あああぁぁぁぁぁ~……良い湯だ~。身体に染み渡るぅ~。てかこの状況、貸切だよな。露天風呂にも人が居ないって事はそういう事だろ?誰かかれかは居ると思ってたんだけどなぁ~、この時間帯は入浴よりも食欲の方が勝るのかもしれないな。」

 

 

夕食も美味そうなのがネットのHPで載ってたんだよなぁ。ちょっと楽しみだ。

 

 

 




温泉、良いですねぇ〜。
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