比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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暖かい歓迎

 

 

八幡side

 

学園が冬休みに入って学生は帰省する生徒やそのまま残る生徒の2パターンに分かれるが、大抵は残るのが多い。レースやトレーニングが主な理由だ。そんな中、俺は電車に揺られながらライスの実家へと向かっている最中だ。え?去年も見た事ある?そんなの俺に言わないでくれ。まぁ話を戻すが、今回はライスと俺の2人だけではなく、ルドルフとシービーも合わせて4人で行く事になった。大丈夫かどうか不安だったが、お母様は快く承諾してくれたから安心した。俺も何か手伝わないと回らないと思うから、料理の運搬とか皿洗いくらいは手伝おう。

 

 

八幡「ライス、今向かってる事は伝えてあるのか?」

 

ライス「うん。去年は驚かせちゃったから○時頃に家に着くって伝えてあるよ。でも何でかな?着いたらきっと驚くよって……ほら、コレなんだけど。や

 

 

_____________________________________________

 

 

お母様、今電車に乗ったよ!ライス達は○時くらいに着くから!
11:16

 

分かったわ。それからライスちゃん、着いたらきっと驚くと思うから!
11:16

 

驚くってどういう事?
11:16

 

それは着いてからのお楽しみ♪
11:17

 

 

_____________________________________________

 

 

八幡「………どういう事なんだろうな?」

 

ライス「うん、着いてからのお楽しみって言ってるんだけど、何かあるのかなぁ〜って考えてたんだ。」

 

八幡「ふむ……2人はどう思う?」

 

シービー「サプライズを用意しているとか?」

 

ルドルフ「ありそうではあるが……どうだろうか。一般家庭がサプライズという派手な事をするとはあまり思えない。とすると………家でのサプライズが妥当だと思うが、着いたらという言葉が引っ掛かる。」

 

八幡「まぁとりあえず、ライスの故郷に着いてからのお楽しみだな。」

 

シービー「ねぇライス、ライスの故郷ってどんな雰囲気の場所なの?」

 

ライス「えっと、府中に比べたらそんなに賑わってないんですけど、のどかで良い場所ですよ。」

 

シービー「ほぉほぉ……それならこの前の旅館の時のような、きっと空気の良い所なんだろうね。早く着かないかなぁ〜。ちょっと退屈なんだよね〜。」

 

八幡「それは電車の中だからだろ……」

 

 

シービーの奴……エレベーターが苦手なのは知ってたが、この調子だと狭い所が苦手なんじゃないのか?

 

 

ーーーライスの故郷・駅前ーーー

 

 

八幡「成る程、驚くっていうのはこういう事か。」

 

シービー「おぉ〜これは確かにビックリするね〜!」

 

ルドルフ「確かに……これは派手だ、ははは………」

 

 

 仏GⅠ ロワイヤリュー賞

優勝 ライスシャワー

 

 仏GⅠ ロワイヤルオーク賞

優勝 ライスシャワー

 

 海外GⅠ初勝利

ライスシャワー

 

 

八幡「こりゃ見事な垂れ幕だな……」

 

ライス「す、凄い………お母様が言ってたのってこういう事だったんだ。」

 

「あらライスちゃん!帰って来たの!」

 

ライス「あっ、お婆ちゃん!」

 

「観てたわよ〜レース!凄かったわね〜海外のウマ娘にも勝っちゃうなんてね〜!」

 

「私はラックさんの所で一緒に観てたのよ!走ってる姿、カッコ良かったわよ〜!!ライスちゃんはこの街のヒーローよ!!」

 

「俺も一緒に観てたんだけどよ、思わず熱くなっちまったよ!」

 

 

ライスが帰って来たと知るや否や、ライスの事を知るこの街の人達は続々と集まってきた。ライスを見つけると間髪入れずにライスの走った時の事を思い出しながらライスを褒めていた。皆笑顔だったから本心から出るものだっていうのはすぐに分かった。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

シービー「いやぁ〜凄かったね!ライスってばこの街の人達から愛されてるんだね。」

 

ルドルフ「あぁ、私も見ていてとても気持ちの良い場面だったよ。見ているこちら側も気分が良かったよ。」

 

八幡「あぁ、俺も見ていて良い気持ちになった。」

 

ライス「えへへ、嬉しかったなぁ……えっと、時間取らせちゃってごめんね?」

 

八幡「いやいや、そんな事ねぇよ。お前の事を小さい頃から知っている人達からの賛辞なんだ、知らない奴の言葉より何倍も嬉しいだろ。聞いていても言葉の重みが違ったしな。それに、こういう人達との関わりは大事にするべきだからな。」

 

ルドルフ「兄さんの言う通りだよライス。きっと彼等は君がどんな立場にあったとしても、君の味方をする筈だよ。」

 

ライス「えへへ、そうかな?」

 

八幡「その筈だ。じゃあライスの家に向かおうか。」

 

 

ーーーライスの実家ーーー

 

 

ルドルフ「ほう、此処がライスの実家か……」

 

八幡「懐かしいなぁ……1回来ただけなのになぁ。」

 

ライス「じゃあ、開けるね。」

 

 

ガチャッ

 

 

ライス「ただいまぁ〜。」

 

八幡「お邪魔します。」

 

ルドルフ「お邪魔します。」

 

シービー「入りま〜す!」

 

ラック「お帰りなさいライス。皆さんも遠い所からようこそおいでくださいました。ささっ、どうぞ入って寛いでくださいね♪」クルッ

 

 

良かった、今回は開幕して早々の不幸は無さそうだ。

 

 

ルドルフ「あっ、お母様!こちら粗品なのですが。」

 

ラック「あら、わざわざ持って来てくれてありが【ゴツッ!】あうっ!!?」

 

ルドルフ「お、お母様っ!?」

 

ラック「ううぅぅぅ〜……あ、脚の小指が………」

 

シービー「うっわぁ……すっごく痛いやつだよ。」

 

八幡「しかも角に……あの、大丈夫ですか?いや、大丈夫じゃないですよね……よければ肩に捕まってください。居間まで運びますので。」

 

ラック「うぅぅ〜ありがとうございます、トレーナーさん。来て早々ごめんなさい………」

 

八幡「いえ、大丈夫です。」

 

 

けど、すげぇわ……けど俺が不幸が無いって思ったからこうなっちまったのかも?

 

 

 




街の皆さん、歓迎ありがとうございます!

それとお母様、やっぱりそうなってしまいましたか………しかも脚の小指……いってぇ〜。
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