比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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八幡「ダメだ。」

 

 

八幡side

 

 

たづな「……はい、不備はありませんね。では準備が終わり次第、比企谷トレーナーの使用している部屋から新たに契約したお部屋に移させていただきますので、よろしくお願いします。」

 

八幡「はい、よろしくお願いします。1月中旬に諸々手配してくれる事になってるので、その辺りは大丈夫です。その辺りは。」

 

たづな「あはは………」

 

 

そう、俺が今心配しているのは引越しする時の俺の部屋の家具移動なんかではない。俺の後ろで待っている3人のウマ娘がどんな発言をするのか気になって仕方ない……

 

 

たづな「では比企谷トレーナー、私はこれを理事長に提出しますので失礼しますね。」

 

八幡「では俺も失礼します。よし、さっさと荷造りを済ませないとな。」

 

シービー「ねぇ八幡?」

 

八幡「………何ですか?」

 

シービー「あたしさぁ〜、1人暮らしなんだ?偶に遊びに行ってもい〜い?」

 

八幡「………」ジトォ∼

 

シービー「ちょ、そんな目で見ないでよ!良いじゃん別に!八幡のお部屋にご案内されたい〜!」

 

ルドルフ「しかし兄さん、どうしてこの件を黙っていたんだい?話題になっておかしな事にはならないと思うのだが?」

 

八幡「いや居るだろ、最も教えちゃいけない奴がさ。なんだかんだでこじつけを作って俺の借りる部屋まで来るつもりなんだって。」

 

シービー「あのさ八幡、あたしそこまで傍若無人じゃないんだけど?」

 

ライス「ね、ねぇお兄様。どうしてお引越しするの?ひょっとして、何かあったの?」

 

八幡「いや?少し手狭になってきたから部屋を借りようと思っただけだ。ライスの成績が良いおかげで俺も余裕が出来たから、これを機にって思っただけだ。」

 

ライス「そ、そうだったんだ。良かったぁ〜何もなくて。ライスのせいでお部屋を出ていかなきゃならなくなったのかなって思っちゃった。」

 

八幡「それは絶対に無いから安心しろ。」

 

 

ライスのせい?あるわけねぇだろ絶対に。

 

 

シービー「でもさでもさ!ミーティングとか大事な会議をする時とか打ち上げする時とかは八幡の家に行っても良いよね!?」

 

ルドルフ「それはとても魅力的だが、兄さんの許可を得ない限りは無茶な提案だよ。しかし兄さん、今のは私も良い案だと思っている。どうだろう?そういう時のみの利用は許してはもらえないだろうか?」

 

八幡「………それって部室じゃダメなの?」

 

ルドルフ「雰囲気や場所を変えるのも良いと思うんだ。生徒会も最近では兄さん行きつけの小料理屋を利用させてもらっているんだ。」

 

八幡「じゃあそこで「面倒だから単刀直入に言おう、私も兄さんの部屋が良いんだ。」………」

 

ライス「お、お兄様?大丈夫?ライスも行きたいって思ってるけど、無理しないでね?」

 

八幡「ライス、俺の味方はお前だけだよ……」ナデナデ

 

 

ありがとうライス……もうホント何でこんなに良い子に育ってしまったんだろう?やっぱお母様とお父様の教育の賜物だよなぁ〜。

 

 

シービー「ズルいライス!八幡あたしにも〜!」

 

八幡「残念ながら、良い子にだけだ。」ナデナデ

 

ルドルフ「では兄さん、私はどうかな?」

 

八幡「………」ナデナデ

 

ライス「あ、あの…お兄様?ライスはもう大丈夫だから……ね?」

 

八幡「………」ナデナデ

 

ライス「………///」モジモジ

 

シービー「ズ〜ル〜い〜!!」

 

八幡「はい、それじゃあ仲良く帰ろうな。」

 

シービー「頭ナデナデェ〜!!」

 

 

……色々としつこいな、シービーの奴。

 

 

ーーー校門前ーーー

 

 

八幡「まぁ、引っ越すとは言っても後1週間と少しはトレーナー寮だから今すぐって話じゃない。引っ越しを決めたのも年末に近くなった辺りだったから、割と急ではあるけどな。」

 

 

ルドルフ「兄さんの事だから大丈夫だとは思うが、学園からは近いのかい?あまり遠いと不便だと思うが、その辺りはどうなんだい?」

 

八幡「近くにしてある。通う分には問題無いな。それに最寄りのスーパーとか商店街の近くにしたから買い物にも困らない。」

 

シービー「ほうほう、スーパーと商店街の近く……」

 

ライス「じ、じゃあ途中まではお兄様と一緒に帰れるね。何だか嬉しい。」

 

シービー「商店街の近くなら、あたしと八幡バッタリ会う可能性もあるかもね。普段八幡って料理するの?してるのは見た事あるけど、今の寮ではどうなの?」

 

八幡「勿論してるぞ。用意してもらってる時は甘えさせてもらってるが、自給自足って言葉があるからな。大抵は自分で何とかしてるつもりだぞ。」

 

シービー「洗濯とかは?まさか週1じゃないよね?」

 

八幡「まめにはしてる。まぁでも汚れる事ってあんまり無いから週に2〜3回ってところだな。」

 

シービー「お風呂はどうしてるの?シャワーで簡単に済ませてたりとか?」

 

八幡「面倒な時は簡単に済ませてるが、きき湯ってのが良いって聞いたから試してみようとは思ってる。」

 

シービー「……あたし八幡の家に住んでいい?」

 

八幡「ダメに決まってんだろ。自分を大切にしろ、女子学生。」

 

シービー「えぇ〜でもあたし八幡にフられたから襲われる心配は無いしぃ〜、八幡ならそういう事は絶対にしないって思ってるしぃ〜♪」

 

八幡「する気は確かにねぇけど、何でお前ってそんなに許容範囲が広いんだ?」

 

 

お兄様、なんか少し心配なんだけど?

 

 

 




シービー、やっぱりこういう行動に出ましたね。
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