八幡side
ーーー部室ーーー
八幡「……2人増えただけだってのに、なんか大所帯になった感じがするな。」
ルドルフ「最初は兄さんとライス、次に私とシービー、そして今日からラモーヌとメジロアルダンが、5人ともなればそう思うのも当然さ。そして新しく我々はチーム・カペラとして活動していく事になった。」
シービー「なんか面白くなってきたよね〜!」
今は放課後、トレーニングを始める時間になりつつあるが、その前に俺は自身が決めたチーム名を5人に言ってみた結果、見事に決まった。
その名も、チーム・カペラだ。
ーーー回想ーーー
5人「カペラ?」
八幡「あぁ。北の星座の1つのぎょしゃ座の恒星から取った名前だ。ぎょしゃ座ってのは5つの星で構成された星で将棋みたいに五角形なんだ。そんでこれは昔読んだ漫画から思い出して引っ張り出したんだが、このぎょしゃ座は中国天文学では
ライス「ラ、ライスが鬼………そうなの?」
八幡「まぁ、普段のライスを見てるととてもそうには思えないだろうが、去年の天皇賞のアレを見てしまった以上、鬼はライス以外に考えられなくてな。」
ルドルフ「私は海か、軍師という意味だったが?」
八幡「そのままの意味で軍を動かす上での戦略を立てる役職者の事だな。要はライスの右腕だな。」
シービー「雲………我流って?」
八幡「簡単に言うと自分独自、自分流って意味だ。今回の場合ではこっちじゃなく、雲の方で捉えた。雲は掴み所が無い上に形も色々で変幻自在。普段のお前まんまだ。」
ラモーヌ「……私が炎、ね。」
八幡「お前のトレーナーから聞いてたが、レースに対する熱は他のウマ娘と比べても別次元で違うって言われててな。俺もレース映像を見させてもらったが、今のお前とレースのお前とでは目の色が全然違う。映像越しでも分かるくらい熱がある。」
アルダン「風とありましたが、私がでしょうか?」
八幡「実は炎と風は兄弟関係にある星なんだ。炎が兄で風が弟。だからお前達もそれに倣ってみたってわけだ。アルダンの走りはまだこれからだが、この風がそよ風ではなく烈風くらいの大きい風になってくれる事も込めてな。」
アルダン「成る程………」
八幡「一応こんな感じで決めてみたんだが、どうだ?他に意見があればもっと考えてみようとは思っているんだが………」
ーーー回想終了ーーー
ラモーヌ「兄様、よく考えているのね。恒星の名前だけで決めたと思ったのだけど、私達の事も考えてくれていたのね。」
ライス「鬼……ライスが鬼………」
八幡「ライス、ごめん……ホントごめん。今度ライスの好きなご飯好きなだけ作ってやるから。」
シービー「う〜んでもさ、割と皆に当てはまってるよね。あたしが雲って八幡分かってるよ〜!」
アルダン「ふふふっ、では兄様。今日からチーム・カペラとして活動していくのですよね?」
八幡「いや、まだチーム名を記入した書類を提出してないからまだだな。だから「じゃあ今出しに行こう!!早くチームを作らないとっ!!」え、いや……トレーニングが終わってから「少しでも早い方が良いと思うわ、兄様。」………分かったよ、じゃあ出しに行ってくるよ。」
ーーー事務所ーーー
八幡「失礼します、駿川さんは居ますか?」
たづな「はい、こちらですよ。」
八幡「お疲れ様です。先日頂いたチーム設立の為の書類です。リーダーとメンバー、チーム名も記載してあります。」
たづな「確認しますね………はい、問題ありませんね。では本日付より、比企谷トレーナーはチーム・カペラのトレーナーとしての活動、頑張ってくださいね!」
八幡「ありがとうございます、じゃあ今日もトレーニングがありますので失礼します。」
ーーー廊下ーーー
よし、取り敢えずチームを作れたから大丈夫だな。さて、俺も早くコース場に行くか。
先輩2「っ、比企谷………」
八幡「どうも、お疲れ様です。」
先輩2「……何でこんな所に?この時間ならトレーニングしてると思ってたんだが?」
八幡「……今年の4月に辞令がありまして。チームトレーナーとして活動する為の書類を駿川さんに提出してきたところです。」
先輩2「なっ!!?チ、チームだと!?」
八幡「先輩はどうして此処に?」
先輩2「……別に、お前には関係無い。」テクテクッ
何も言わずに行っちまった………でも先輩2、それを言うなら俺がチームを作った事も先輩2には関係無いと思うんですけどね。
八幡「まっ、こっちから関わる事も無いからさっさとコース場に行くか。待たせたら色々と文句言われそうだし。」
それに今月末はライスの宝塚記念だ。もう日数も無いから調整に入ってる最中だ。上半期最後のGⅠ、獲らせてやらないとな。
チーム名はカペラに決定!!