比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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姉妹のケア?

 

 

シービーside

 

 

シービー「はぁ……心配だなぁ………」

 

 

昨日、あたしは八幡に自分の暮らしているマンションの所まで送ってもらった。それで今日は次の日なんだけど、八幡がいつも通りに来てくれるかどうかが凄く心配。車の中の空気も重かったし、八幡にも余裕が無いように見えたから。

 

 

シービー「取り敢えず今は学園だね。」

 

 

ーーートレセン学園ーーー

 

 

ルドルフ「やぁシービー、おはよう。」

 

シービー「おはよルドルフ、どうしたの?」

 

ルドルフ「いや、兄さんが来てくれるかどうか不安でね、少し待ってようと思ったんだ。」

 

シービー「……成る程。じゃああたしも待とっかな。教室に早く着いても退屈なだけだしね。」

 

ルドルフ「君らしい理屈だな。」

 

シービー「そんなんじゃ無いよ。ただ心配なだけ。トレーニングのお休みの連絡が無かったからやるとは思うんだけど、出来るのかなって。」

 

ルドルフ「昨日の様子を見る限りでは、自主練にした方がまだ安全だとは思うんだが……」

 

 

こればっかりは八幡抜きで決めたらダメだよね〜……

 

 

八幡「お前等、こんな所で何してんの?」

 

シービー「あっ、八幡!!」

 

ルドルフ「兄さん!調子はどうだい?辛くはないか?もし体調が悪ければ休んでも良いのだぞ。」

 

シービー「ルドルフの言う通りだよ。もし調子が悪かったら休んでも大丈夫なんだから。」

 

八幡「気遣ってくれてありがとな、けど俺なら大丈夫だ。昨日、発破をかけて貰ったからな。そのおかげで何とか平気だ。」

 

シービー「……ホントに?」

 

八幡「あぁ、ホントだ。心配かけて悪かったな。」

 

シービー「じゃあ今日の登校は八幡に抱き着きながら行くからねっ!!」ダキッ!!

 

八幡「そのくらいなら甘んじて受けよう。」

 

ルドルフ「では私も御相伴に預かろう。」ギュッ

 

八幡「ルドルフ、お前もか?」

 

ルドルフ「偶には良いだろう?」

 

八幡「分かった。なんかこの流れ、この後にも起きそうな気がするのは俺の気のせいか?」

 

シービー「えっ!?それって抱き着いてもいいってフラグって事!?」

 

八幡「違ぇわ。メジロの姉妹もやってきそうだなって言ったんだよ。朝は会ってないからカフェテリアとかトレーニング前とかでバッタリ会った時に。」

 

ルドルフ「ふむ、可能性はあるね。昨日、寮に送り届けてもらった後、2人にもライスの状況を話したんだが、メジロアルダンは涙を流していたよ。君の心の辛さを汲み取ってね。もし私達のように行動して来たら、その時は拒まないでやって欲しい。」

 

八幡「流石にそんな事はしねぇよ。」

 

 

良かった、なんかいつもの八幡だ………ちょっと安心した。その後あたし達は普通に学園へと向かって、八幡はトレーナー室、ルドルフとあたしは教室にへと向かった。

 

 

ーーー昼食・カフェテリアーーー

 

 

シービー「………」

 

ルドルフ「………」

 

八幡「………なぁ、もういいから。」

 

アルダン「そういうわけにもいきません。兄様は昨日の事で心に深い傷を残しておられます。」

 

ラモーヌ「アルダンの言う通りよ。気丈に振る舞っているように見えるけれど、無理はしない事ね。」

 

八幡「いや、無理はしてないんだが……」

 

ラモーヌ「あら、昨日学園に来た時に酷い顔をしていた人が言う台詞ではないわね。」

 

八幡「いや、まぁ確かにその通りなんだが……」

 

アルダン「兄様、もう一口どうぞ。精神を安定させる効果のある食材をたくさん使って作りました。味見もしてありますので、食べられない味ではありません。」

 

 

………2人共、なんか暴走してない?あたし、今座って食事しながら八幡を見てるんだけど、割って入ろうって気にはならないんだよね〜。

 

 

ラモーヌ「ふふっ、少し面白そうね。私も兄様に食べさせてみようかしら?」

 

八幡「いや、もう平気だから「兄様!」は、はい。」

 

アルダン「痩せ我慢はいけません。学園に来ていただいた事は嬉しく思いますが、兄様はまだ不安定の渦中にあります。今は少しでも心にゆとりを持たせるべきなのです。」

 

 

八幡(ダメだ、全く話を聞いてくれない。特にアルダン、君ってそんなに人のお話聞かない子だったっけ?)

 

 

シービー「大変だね〜八幡も。」

 

ルドルフ「しかし彼女達を心配させたのもまた事実、これは受けるべきだろう。」

 

シービー「あたしもあの中に突撃する勇気は流石に無いかな。」

 

ルドルフ「ラモーヌも誰かに対してあんな風に迫るとは思わなかったよ。」

 

 

ーーー放課後・部室ーーー

 

 

八幡「よし、じゃあ今日もトレーニングを始めていくんだが………アルダン、そろそろ手を離して。」

 

アルダン「温もりを与え続けるのが精神を安定させられると本に書いてありましたので。」

 

八幡「うん、おかげで安定したからそろそろ離れような?トレーニングがあるんだから。」

 

アルダン「……強がりではないのですね?」

 

八幡「強がってないから平気だ。」

 

アルダン「………分かりました。」

 

八幡「ふぅ……よし「では、今日はこのくらいにしましょう。」……ちょっと待て、今日はって何だ?明日もやるのか?」

 

アルダン「姉様と相談して、1週間は兄様のケアをしようという結論になったのです。」

 

八幡「……ラモーヌ?」

 

ラモーヌ「役得だと思って受け取ってちょうだい。メジロ家の令嬢からこんな風にしてもらえる機会なんて絶対に訪れないのだから。」

 

八幡「いや、もう充分なんだけど?」

 

アルダン「いいえ!私達がそう決めた以上、最後まで兄様のケアをさせていただきます!」

 

八幡「何でそんなに必死なんだよ………」

 

 

………これ、逆に八幡の精神不安定になるんじゃ?

 

 

 




確かにメジロ家の令嬢姉妹をこんな風にしてる時点でヤバいですね。
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