比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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久しぶりの会話

 

 

八幡side

 

 

八幡「ライス、俺だ。入ってもいいか?」

 

ライス『あっ、お兄様!うん、どうぞ。』

 

 

ガラガラ〜

 

 

ライス「……お兄様。」

 

八幡「………目が覚めて良かった。ご両親とたくさん話せたようだな?」

 

ライス「うん。昨日お兄様がお家に泊まったって聞いてライスも行きたかったなぁ〜って思っちゃった。えへへ……」

 

八幡「ふっ……脚は痛まないか?」

 

ライス「うん、平気だよ。無理に動かさない限りは痛くはないから大丈夫。」

 

八幡「………そうか。」

 

ライス「お兄様、ごめんなさい……ライス「謝らなくていい。」っ…お兄様。」

 

八幡「仕方のない事だ……そう思うしかない。けどお前の事を聞いて思わず木を殴りつけちまった。何でライスが、何でライスばかりがこんな目に遭うんだって思っちまってな。」

 

ライス「………」

 

八幡「頭の整理が上手く出来ないまま東京に帰ったが、フランスのミスターファブルから電話があって励まされたおかげで今はもう大丈夫だ。向こうでもライスの事は大騒ぎになってるみたいだ。」

 

ライス「そうだったんだ………カーネギーさん達、大丈夫かな?」

 

八幡「俺も聞いた話だが、カーネギーは次のレースに向けて頑張ってるらしい。アイルランドのクラウロードはお前との再戦に燃えてるって。『たった1回のレースで勝ち逃げは許さない。』だってよ。」

 

ライス「そっか……」

 

八幡「んでイギリスのクローネは塞ぎ込んじまってるみたいだ。レースは見てないみたいだが、ミスターアップルから聞いた話がお前の故障の話だったから余程ショックだったらしい。今はどうしてるか分からないけどな。もし良かったらライスからも電話してやれ。クローネのLANEなら知ってるから連絡先を教えられる。」

 

ライス「うん、そうしてみるね。」

 

 

………なんか、いつも以上に会話の話題に詰まるな。明日に今後の話をするから、今は出来ない。

 

 

八幡「………」ナデナデ

 

ライス「……えへへ〜♪」ピョコピョコ

 

八幡「久しぶりに感じるな、こうして頭を撫でるのは。ご両親からもされたんじゃないか?」

 

ライス「されたよ。でもお兄様に撫でられるのが1番気持ち良いよ。」

 

八幡「そんな事言っていいのか?これを知ったらご両親が俺に嫉妬したりしないか?」

 

ライス「お父様とお母様なら、『トレーナーさんなら頭を撫でるのもお上手なんですね。』って言いそう。」

 

八幡「………説得力あるな。」

 

ライス「何となく想像出来ちゃったから。そういえばチームの皆は?トレーニングは大丈夫?」

 

八幡「今日と明日は自主トレにしてもらっている。忙しい時期に申しわけ無いと思ってるんだけどな。皆もお前の事を心配していたぞ。目が覚めた事はチームのLANEでやり取りしていたからもう知ってるとは思うけど。」

 

ライス「うん、たくさんLANEが来てたよ。だから昨日と今日はLANEばかりしていたんだ。」

 

 

ライスもライスで目が覚めてからは大変だったみたいだな。

 

 

ライス「あっ、そうだお兄様。先生さんから聞いたんだけど、ライスが目を覚めてから1ヶ月経過したらシンボリ家から自家用ヘリを使って関東の病院に移動するって。お兄様もきっと大丈夫って言うだろうって言ってたんだけど……」

 

八幡「シンボリ家にはまたお世話になっちまうな………まぁ車移動や新幹線移動よりかは安全だろう。」

 

ライス「あっ、でも病院はメジロ家が所有している病院に行く事になってるって。」

 

八幡「メジロ家………そうだ、俺のチームメイトの半分以上が名家だったわ。すげぇな、こういう時の家の力って。めっちゃ助かる。」

 

ライス「起きたばっかりだけど、お散歩行きたいって思っちゃうなぁ〜。まだダメなんだ。」

 

八幡「そりゃそうだ。起きたばかりでまだ怪我の具合も良くなったわけじゃないんだから。けど、だんだん良くなってきたら俺が車椅子押してやるよ。」

 

ライス「いいの?ありがとうお兄様♪」

 

八幡「まっ、それでも車椅子を押すのは1ヶ月先になりそうだけどな。」

 

ライス「待ち遠しいなぁ〜。早く移動してお兄様と一緒にお散歩したいなぁ〜。」

 

 

気の早い話だが、こういう楽しい話をしていた方が感情にも余裕が持てる。それに俺だけに限らず車椅子を押すのはブルボンやロブロイ辺りも希望しそうだし。

 

けど、松葉杖とかはいつになるんだろうか。

 

 

ライス「ねぇお兄様、明日も来てくれるんだよね?」

 

八幡「あぁ、そのつもりだ。明日の話が終わったら帰るんだけどな……またライスを1人きりにさせてしまうのは申しわけ無いけど。」

 

ライス「ちょっと寂しいけど、ライス頑張るよ。1ヶ月後には移動出来るみたいだから。」

 

八幡「移動したらチーム全員でお見舞いに行くからな。今日と明日が過ぎれば1度も来られないと思うが、ライスが移動して東京に来て、トレーニングが終わった後には必ず行く。」

 

ライス「気持ちは嬉しいけど、無理して来なくてもいいからね?お兄様もお仕事があると思うからそっちが忙しかったらそっちを優先してね?」

 

八幡「その時はそうさせてもらう。気を遣ってくれてありがとうな。」

 

ライス「ライスの方こそ、ありがとう。」

 

 

 




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